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第二部 ー クレイモラン(前編)

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L001
シルビア
「フンワンフフーンいい潮風だわー♪……そあここを抜けたらいよいよ外海よ。気を引きしめていきましょう。
L002
シルビア
船倉の方から音がしたようだけど何かしら?勇者ちゃん悪いけどちょっと様子を見てきてちょうだい。
L003
「ああ助かった……!
L004
シルビア
「勇者ちゃん大丈夫?みんなも連れてきたわよ……って!
L005
シルビア
「……カみんなも連れてきたよね……って!
L006
シルビア
「……カ カミュちゃん!?
L007
ロウ
「おおっカミュよやはり生きておったか」おぬしならただでは転ばぬと思っとったよ。
L008
シルビア
「さっすがカミュちゃん!」……でも本当によかったわ。ねえ勇者ちゃん。
L009
「……はっゆるしてください!」
L010
「オレもう3日も飲まず食わずで……。この船に食べ物が積まれるのが見えてそれでつい出来心で……。
L011
グレイグ
「いったいどういうことだ。この男カミュではないのか?
L012
「あっあの……、オレの名前はたぶんカミュであってますけど……
L013
カミュ
オレの名前はたぶんカミュであってますけど……
L014
カミュ
「でもどうしてそれを……あなたたちもしかしてオレのこと何か知ってるんですか?
L015
ロウ
「おぬしまさか……記憶を失っておるのか?
L016
カミュ
「……オレ昔のことを思いだせないんです。気づいたら世界はヒドイありさまだし本当ワケがわからなくて……。
L017
カミュ
「覚えてるのは自分の名前と……何か大事なやらなくちゃいけないことがあったような……それくらいしか……。
L018
カミュ
「こんなこと頼める義理ないですけど……もしオレのこと知ってるならあなたたちに同行させてくれませんか?
L019
カミュ
「特にあなたといれば何か思いだせそうで……盗み食いした分は弁償します。掃除でも皿洗いでもなんでもしますから!
L020
ロウ
「ふむ。たしかにわしらと行動をともにすればいずれ記憶もよみがえるかもしれ
L021
シルビア
「それに今のカミュちゃんをこのまま放っておくのは危険だと思うの。ねえ勇者ちゃん連れていきましょ?
L022
ロウ
「むうそうは言うがの勇者よ。これからの戦いにカミュが欠かせぬのはおぬしとてよくわかっておるじゃろう?
L023
カミュ
「ありがとうございます」オレジャマにならないようがんばります。
L024
シルビア
「……うーんなんだかムズムズするわ。ベロニカちゃんが今のアナタを見たらきっと笑いころげるでしょうね。
L025
シルビア
「なによこれ……前はこんなのなかったはずだわ。これじゃこの先に行けないわね……。
L026
ロウ
「むうこまったのう。この先には魔王討伐の手がかりが眠る聖地ラムダがあるというのに……。
L027
ロウ
「……おおそうじゃ勇者よ。海にそびえる光の柱がクレイモランの北にあったはずじゃ。
L028
ロウ
「そこからクレイモランの入り口に行けないか試してみるのもよいかもしれんぞ。何か道がひらけるかもしれぬからな。
L029
ジャコラ
「グハハハッ!!この海に まだ 命があったか!
L030
ジャコラ
「……おや?貴様はたしか前に取り逃がしたヤツか
L031
ジャコラ
「……いまあよい。魔王さまのためこの海には命ひとつ残さぬ!ザコどもめが海の底に沈むがよいっ!
L032
グレイグ
「そその光は……」
L033
ロウ
「そうじゃ「!!勇者のチカラっ!!
L034
ロウ
「でかしたぞい勇者!」攻撃をはじく術さえ解けてしまえばこんなヤツおそるるに足らんわ!
L035
ロウ
「……いよーし反撃開始じゃ!皆勇者のあとにつづけっ!
L036
ジャコラ
「ググ……こしゃくなヤツめよくもやりおったな!海の藻屑にしてくれるわっ
L037
ジャコラ
「ウオオオオオオオオこ このジャコラさまが 敗れるはずが……
L038
ジャコラ
「あのいかずち……」
L039
ジャコラ
「まさか貴様は……勇者っっ!?
L040
ジャコラ
「ウ ウルノーガさま……!!勇者が 復活を……
L041
ロウ
「わはは!あんなヤツ勇者のチカラを取り戻した勇者の敵ではないわ!これで海の脅威は去ったはずじ
L042
ロウ
「……さあ先を急ごうぞ。このような魔物が二度と現れぬよう一刻も早くウルノーガを倒さねば。
L043
ロウ
「幸いにもウルノーガはまだお前を死んだものと思っているようじゃ。今のうちにヤツを倒す手がかりを見つけるぞ。
L044
カミュ
「なんだこの感覚……。どうして……い、ムネがざわつくんだ。
L045
ロウ
「あれほどの大惨事の後じゃ。クレイモラン城もただでは済んでおるまい。
L046
ロウ
「シャール女王の安否を確かめたい。勇者よ聖地ラムダへ向かう前にここ2クレイモランの城に入るぞ。
L047
ロウ
「皆の者は城下町の様子を見てきてくれんか。
L048
ロウ
「どうしたカミュ?ひどい顔色じゃが……
L049
カミュ
「……いえオレなら平気です。町の様子を見てくればいいんですよね?
L050
ロウ
「……いやムリするでない。記憶も無い中ひとりで動くのは心細かろう。おぬしもわしたちについてくるがよい。
L051
ロウ
「ほほっおぬしらしくもない。気にするな。……では勇者よ城に向かいシャール殿に会うとするかの。
L052
グレイグ
「この広場には住民たちの姿は無いようだ。これでは何が起きているか知るすべが無いな……。
L053
グレイグ
「不思議なことに家の中からは住民の気配を感じるのだが誰も扉を開けてくれぬのだ。
L054
グレイグ
「いったいどういうわけだ……。俺たちはもう少し町の様子を探ってみる。勇者よ城の方はまかせたぞ。
L055
シャール
「ロウさま!それに勇者さんたちも!ああ皆さまご健在だったのですね。
L056
シャール
「よかった……。大樹が落ち闇が世界をおおい黄金病の恐怖がこの地に蔓延したとしても……まだ希望は残されていたのですね。
L057
ロウ
「……むう それじゃ シャール殿。今 黄金病と言ったかの。いったい この地で 何が起きておるのじゃ?
L058
シャール
「数週間ほど前からです……。クレイモラン王国一帯で突如奇病流行りだしたのです。
L059
シャール
「この病に感染したものは人間も動物も植物でさえも身体が黄金と化してしまうのです
L060
シャール
「原因も治療法もわからないこの病はいつしか不安におびえる人々から黄金赤と呼ばれるようになりました。
L061
シャール
「他の国に助けを求めようにも巨大黄金柄と呼ばれるよつになりました。
L062
シャール
「他の国に助けを求めようにも病とどもに現れた巨大な黄金の氷山により陸路も海路も閉ざされこの地は今や陸の孤
L063
シャール
「病を調べていた魔女リーズレットも逆にあらぬ疑いをかけられ城の地下に地閉されてしまいました。
L064
シャール
「友人として逆にあらぬ疑いをかけられ城の地下に幽閉されてしまいました。
L065
シャール
「友人として彼女を解放しようと試みましたが民の強い反対にあいそれもかなわず……。黄金病がこの国を混乱に陥れているのです。
L066
ロウ
「なんとそのようなことが……。じゃが、シャール殿安心なされよ。その黄金病の謎わしらが調べよう。
L067
シャール
「……ありがとうございます。ロウさま勇者さん。
L068
シャール
「城の者や城下皆さんに協力
L069
カミュ
黄金病……。
L070
リーズレット
「勇者よく来てくれたわ。フフフ警戒しなくても大丈夫よ。私は今回の件とは無関係だから。
L071
リーズレット
「私が魔女だからって失礼しちゃうわよね。……まあ私を疑う気持ちも理解できるししばらくは捕まっていてあげるつもりよ。
L072
リーズレット
「……しばらくは捕まっていてあげるつもりよ。
L073
リーズレット
「……それより勇者。黄金病について伝えたいことがあるの。
L074
リーズレット
「あれは単なる病気なんかじゃないわ。邪悪で強大な何者かの魔力を感じるのよ。ある種の呪いに近いとも言えるわね。
L075
リーズレット
「その者のチカラは強く私では手におえない。おそらくあらがえる可能性があるのは勇者であるあなたくらいでしょうね。
L076
リーズレット
「魔女おそらくあらがえる可能性があるのは勇者であるあなたくらいでしょうね。
L077
リーズレット
「魔女である私が願うのもおかしいけれど私の友達シャールのことを助けてあげて。……頼んだわよ勇者勇者。
L078
マルティナ
「ロウさま勇者!何かわかりましたか?
L079
ロウ
「うむそれがのう……。
L080
ロウ
「おおそこ行くご婦人。よければわしらに話を聞かせてくださらんか?
L081
「なっなんだいお前さんたちは?こんなとこでボサッとして身体が金になっても知らないよ!
L082
「……ちょっとお待ち!お前さんもしかしてカミュじゃないか!?
L083
カミュ
「オレのこと知ってるんですか?
L084
「はあ?お前さん忘れちまったのかい。知ってるも何もお前さんは……ぐうう……「っ!?
L085
「うぅううう……そんな
L086
シルビア
「ちょっとおばあちゃん!どうしちゃったの!?
L087
「……うぐぐ。ついに あたしまで感染しちまったっていうのかい!?
L088
「……うううあああぁああっ!!!?
L089
マルティナ
「……なんてこと。これが黄金病だというの?
L090
シルビア
「ちょっとどうしたの?カミュちゃん?
L091
「……カミュ?
L092
「声を聞きつけ来てみればまさかキミがいるとは……。
L093
ロウ
「おぬしカミュのことを知っておるのか?わしらは旅の仲間なんじゃが『今こやつは記憶を失っておってな……。
L094
「なんとそのようなことが……。
L095
「カミュのことをお話ししましょう。後ほど城下町の正門そばにある私の教会にいらしてください。
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