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終章 (part 4)

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L001
……ごめん、エステル。
L002
僕の勘違いだったみたいだ。
L003
来てくださいましたか
L004
あなたは……
L005
ひょっとし(……;・周越道で会ったシスター!
L006
その節はどうもありがとうございました
L007
よく、あんな伝言でここまで来て下さいましたね。
L008
あの手紙、シスターのものだったんだ……
L009
でも、一体どうしてこんな思わせぶりなこと……
L010
なるほど……ようやく気付きました。
L011
貴女たったんですか
L012
ヨシュア君はなかなか鋭いな。
L013
では、失礼して……暑苦しい服は脱がせてもらおう。
L014
めめっ
L015
王室親衛隊、中隊長。ユリア・シュバルツ中尉
L016
久しぶりだな。エステル君、ヨシュア君。
L017
来てくれると信していたよ。
L018
お久しぶりです、ユリア中尉
L019
ルーアンの発着場でお別れして以来ですね。
L020
ああ……。そうだな。
L021
さほど経っていないのにずいぶんと昔のような気がするよ。
L022
ちょっと待って……
L023
なんでユリアさんがそんな情努をしているわけ?
L024
それと、どうしてあたしたちをこんな場所に呼んだりしたの?
L025
ーーーッッッ!!一つ一つ答えさせてもらおう。
L026
ーーーッッッ!!まず、この恰好だが……七耀教会はリベール王家と昔から深い紫がりがあってね
L027
リシャール大佐の陰謀によって追われることになった我々を色々と助けてくれているのだよ。
L028
そうだったんだ〜……
L029
ーーーッッ!!!もう一つの疑問だが……君たちを呼んだのは他でもない。
L030
明日の決勝で勝利したら、城の晩餐会に招待されるだろう。
L031
……ーーーッッその時に、グランセル城にいる女王陛下と接触して欲しいのだ。
L032
虫のいい頼みなのは判っている。
L033
もはや君たちだけが頼りなのだ。
L034
なんというか偶然ねえ。
L035
僕たちは、陛下と会うために武術大会に出場しているんです。
L036
レイストン要塞での事件とラッセル博士から女王あてに伝言を預かっていることを話した。
L037
そんな事があったのか……
L038
おお女神よ。大いなる慈悲に感謝します……
L039
ならば、私の方から君たちに頼むことはただひ
L040
苦境にある陛下の相談に乗ってさしあげてほしいのだ。
L041
うん、もちろんそのつもりよ。
L042
内政不干渉が原則とはいえ、この事態はさすがに見過ごせません。
L043
出来るかぎりのことをさせていただくつもりです。
L044
かたしけない……
L045
それでは、これを持っていくといいたろう。
L046
ーーーたぶん陛下は、あの特殊兵たちに厳重監視されていると思うが……
L047
身の回りを任されている夫人なら君たちを陛下に引き合わせることが出来るかもしれない。
L048
そんな人がいるんだ。
L049
よろしくお願いする。
L050
ーーーッッ!!フフ……。情けないことだな。
L051
奸計におとしいれられて守るべき方を守れなかった屈辱
L052
たとえこの命が果てようとも妊娠を討ち、陛下をお救いする事で晴らさんと誓ったばかりなのに……
L053
君たちに力を借りるしかない無力な自分が情けなくてね……
L054
そんなに自分を追い詰めなくても……
L055
それに申しわけないけど、明日の試合で、あたしたちが負ける可能性だってあるんだし……
L056
君たちならきっと大丈夫だろう。
L057
あのカルパードの武術家どのも大した腕の持ち主のようだが……
L058
何と言っても君たちはあのカンウス大佐の子供なのだから。
L059
ええっ、ユリアさんも父さんのこと知っているの!!
L060
王国軍きっての智将にして〈微聖〉と呼ばれた最高の剣士……
L061
退役前に、土官学校の武術教官をなさっていた時に指南して頂いた。
L062
私の剣の師匠とも言えるお方さ。
L063
退役して遊撃士となった時に剣は捨ててしまったらしいな。
L064
ただ敵を断つだけてなく強さを挫き、弱さを拭ける
L065
そういう精神の象徴として、棒術を選ばれたと聞いている。
L066
その精神は、間違いなく君にも受け継がれていると思うよ。
L067
誇りに思ってもいいんじゃないかな。
L068
カシウス大佐が鍛えた君たちだ。
L069
必ずや役勝できると信じている
L070
ユリアさんにそう言ってもらえると何だか自信がわいてきちゃった。
L071
全力を尽くします。
L072
……失礼、王都警備隊です!
L073
現在、テロ対策の一環として、主要施設の見回りをしております。
L074
夜分遅くに申しかけありませんが、中を検めても構わないでしょうか?
L075
(やはっ……;)
L076
まあ……こ苦労さまです。
L077
少々お待ちくたさいすぐに鍵を開けますから。
L078
〈君たちはそこから行くとい
L079
(うん、わかったわ!
L080
ということ(ユリア中尉もどうか気を付けてください。
L081
なんか巡回を避けてるうちにこんな所まで来ちゃったわね。
L082
うん〜……人の気配はないね。
L083
そろそろ夜間のパトロールも終わりみた
L084
少し休んでからホテルに戻ろうか。
L085
色々ありすぎてなんか頭がパニック状態か
L086
はは……確かに。
L087
まさか大聖堂で待っていたのがコリア中尉だとは思わなかったな。
L088
あ、そーいえば……
L089
結局、ヨシュアの心当たりはコリアさんしゃ無かったのよね?
L090
ひょっとし(……:・前に会ったことのある人とか
L091
いいいぞれは……!!
L092
ごめん、今のナシ。
L093
ルール違反、ルーレ選反。
L094
ヨシュアが話す気になるまで出会う前のことは聞かない……
L095
気を付けてはいるんだけどついつい忘れちゃうのよね〜。
L096
エステル、僕は……
L097
僕は、君と旅をしてきて少しは強くなれたと思うんだ……
L098
同じ空の下で生きている様々な人々の、様々ね人生……
L099
響き合う人の想いと想い……
L100
そんなものに触れることで、無くしたものを取り戻せる……
L101
そんな気がしていたんだ……
L102
ーーー.……たぶんそれは鏡覚なんだ。
L103
だけど、それでも僕は……
L104
ーーー.君と一緒にいられることを感謝したいと思っている……
L105
この空と、父さんと……
L106
何よりもエステル……!君に。
L107
だから……。約束する。
L108
僕の過去……君と出会う前のことを話すよ。
L109
ホ、ホント……!?
L110
この星空にかけて約束する。
L111
よし、決めた!
L112
何ていうか……モヤモヤが吹っ飛んしゃった。
L113
あたしも、全部片づいたらヨシュアに話すことがあるから。
L114
え……ああ。
L115
もしかして、例の悩みのこと?
L116
覚悟してもらうからねっ。
L117
たったら今すぐにでも……
L118
ダ、ダメだってば!
L119
やっぱりそういうのってタイミングがあると思うし……
L120
うーん、シチュエーションはすごく良い感じなんだけど……
L121
よく分からないけど……
L122
落ち着いて話をするためにも明日の試合は負けられなくなったね。
L123
ぶっとばすって……
L124
アハハハぃ……っ!
L125
君ってやっぱり…………父さんの娘だなあ……
L126
なによ、失礼しちゃうわね。
L127
あんな不良中年とどこが似てるってゆーのよ?
L128
うん……んそうだな。
L129
なんだか僕も、明日の試合勝てそうな気がしてきたかな。
L130
「いい、
L131
へ、詳しくは
L132
ーー〜しかし、それでも、
L133
これで、
L134
うん……スメインに
L135
そしてここことで
L136
ハ.メゝゝ
L137
ここで、
L138
こういう
L139
有シュア
L140
エスザルそうだったんだ〜……
L141
ここでは、
L142
君シ生アたしかに顔色が良くなってきましたね。
L143
どうどう、落ち着きなさいってば。
L144
洛ろ看
L145
落ち着いて集中しないとベストショットを撮り逃がしちゃいますよ。
L146
そうなんですか……
L147
さすがに
L148
さすがドロシー……
L149
あれ、アルバ教授!?
L150
見に来てくれたんですか……
L151
えへへ、ありがと。
L152
な〜んだ、やっぱりロハか。
L153
うん、まかせて!
L154
精一杯、頑張ります。
L155
公演の提案で、武術大会の投勝者が晩餐会に福待されることを説明した。
L156
今日はリシャール大佐も公爵と一緒に来てるみたい!
L157
そうだわ……い
L158
ほう、あれが巷で人気の王国軍情報部のリーダーか。
L159
男前だが、風格を感じさせる、なかなかの人物みたいだな。
L160
確かにそうなんだけどね。
L161
ふむ、ボースで見かけた時からさらなる風格を震わせるように、なったみたいだね。
L162
こうなっては仕方ない。
L163
このオリビエ・レンハイムのライバルと認定しようじゃないか。
L164
あんたにライバル視されてもねぇ。
L165
……始まるみたいだよ。
L166
これより武術大会、本戦・最終日を始めます。
L167
『欧州一……予選開始から1週間にわたって開催されてきた武術大会ですが……
L168
本日をもちましていよいよ最終日となりました。
L169
勝利と栄光を掴むのは一体、どちらのチームなのか……
L170
それでは、決勝球のカードを発表さ
L171
南、蒼の組一一カルバード共和国出身。武術家ジン以下4名のチーム!
L172
北、紅の組一一王国軍情報部、特務部隊所属。ロランス少尉以下4名のチーム!
L173
よっしゃあ、出番ね!
L174
フッ、今回ばかりは本気で行かせてもらうよ。
L175
泣いても笑ってもこれが最後だ……
L176
気合を入れていくぞ!
L177
(さすがに今までの連中よりは歯ごたえがありそうだな……)
L178
「所詮、我々の敵ではなさそう
L179
リンク人形が(フフ、侮るな。)
L180
リンク人形が(その少年たちは遊撃士協会の人間なのだぞ。)
L181
いえ……
L182
(その可能性もある。くれぐれも気を抜くな。)
L183
(3解であります!)
L184
何でちゃごちゃ言ってるのよ。
L185
そんな仮面を付けるくらいだからよほど自分の顔に自信がないのだろう。
L186
ボクの芸術的な美貌をやっかんてコソコン角口を叩くのも無理はないさ。
L187
どうしてそうなる!?
L188
都合のいい解釈をするな!
L189
ありが……。ロランス少尉と言いましたね。
L190
なにかな、少年?
L191
あなたの太刀筋は……
L192
いえ……何でもありません。
L193
どうかよろしくお願いします。
L194
こちらこそお手柔らかにな。
L195
そろそろ始まるぞ。
L196
これより武術大会、渋勝戦を行います。
L197
両チーム、開始位置についてください
L198
空の女神も照覧あれ……
L199
双方、構え!
L200
……いはい、行きましょう……!
L201
ば、馬鹿な……
L202
選り抜きの特務部隊を代表する我々が負けるとは……
L203
ロワンメインにはフハ……やられたな……:
L204
やったあぁああっ!!
L205
勝った……勝てたのか……:
L206
それではこれより、股間チームに公演閣下の祝福の言葉が贈られます。
L207
代表者、ジン・ヴァセック選手
L208
どうぞ、前にお進みください。
L209
おお、近くで見ると本当に大きいのだなあ……
L210
東方人というのはそなたのように大きいのか?
L211
自分は規格外ですな
L212
生来、物事を深く考えない質ゆえ図体ばかり大きくなったのでしょう。
L213
ハッハッハッ、なるほどな。
L214
気に入ったぞ、ジンとやら!
L215
賞金10万ミラと晩餐会への招待状を贈るものとする
L216
そなだと、そなたの仲間に空の女神の祝福と栄光を!
L217
フフ、面白い者たちが優勝することになったものだな。
L218
恥を知りなさい、ロランス少減。
L219
あのような者たちに遅れを取って閣下の顔に泥を塗るなんて
L220
日頃のふてぶてしい態度はどうやらコケ崩しだったようね
L221
はは、カノーネ君。そう責めないでやってくれ。
L222
実は私の方から、ロランス君に全力を出さないように頼んだのだ。
L223
情報部はその性質上黒子の役に撒せねばならない。
L224
今回のように、華のあるチームが優勝する方が望ましいだろう。
L225
なるほど……
L226
公開閣下も、あの東方人を予想以上に気に入られた様子……
L227
早くらましには持ってこいですわね。
L228
今回の大会は残念だったな。
L229
親衛隊のシュバルツ中尉やモルガン将軍が参加していれば、もっと華やかになっただろうに
L230
そういう事なら、閣下ご自身が出場なさればよろしかったのに。
L231
本気を出したロランス君にはあまり勝てる気がしないからね。
L232
軍人とは名ばかりの猟兵あがりの魚骨者にすぎません。
L233
人を見る目は確かなつもりだ。
L234
君に対抗できるとすれば、それこそあの男くらいだろうな。
L235
その彼のことですが……
L236
このままでは、彼の子供たちがグランセル城に入ってしまいますわ。
L237
何らかの措置を粛しましょうか?
L238
放っておきたまえ。公爵閣下が約束してしまった事だ。
L239
今更、遊撃士協会が介入しても計画が止まることはありえない。
L240
で、ですが……
L241
……ロランス君。計画の進行度はどのくらいだ?
L242
よし、いいぞ
L243
……王国の夜明けは近い。
L244
たとえ逆腕の汚名を受けても……必ずやこの手で明日を切り預くのみ。
L245
あたしたち、危機したんだよね……今さら実感湧いてきたかも。
L246
開明
L247
つわあ……:
L248
ハーケン門もそうだったけど、この城門も迫力あるわねえ。
L249
それに、さすが王城だけあって堅牢そうな造りをしてますね。
L250
そりゃ、無攻不落の城だからな。
L251
建国以来、アーネンベルクを外敵が突破したことはないが……
L252
実族の反乱で、王都が戦火に包まれたことは何度かあったんだ。
L253
だけどその度に、この城は反乱軍の突入を撃退して王家の方々と避難民を守った……
L254
そんな話が残っているくらいさ。
L255
そんな事があったんだ。
L256
歴史ある国ならではの古き良き逸話ってやつだな。
L257
さてと、ようこそ!女王陛下のグランセル城へ!
L258
それでは皆さん、よき夕べを、
L259
エステル
L260
当然と言えば当然だけど……
L261
今まで見てきたどの屋敷よりも圧倒的に豪華だね。
L262
ただ家華なだけじゃなくて歴史と伝統を感じさせる出展さ……
L263
つくづく、旧き王国の格式と伝統を感じさせるねえ。
L264
ようこそ、グランセル城へ
L265
(けけっ……カノーネ大尉……)
L266
「予想してなかったわけじゃないけど……
L267
そった。公爵さんの解待を受けて参上した。
L268
えっと……。あんたは?
L269
うふふ、申し遅れまし
L270
グランセル城の警備を担当する情報部のカノーネ大尉と申しま
L271
ジン選手御一行におかれましては御優勝、おめでとうございま
L272
一試合を拝見させていただきましたが、寝々しくて、本当に素敵でしたわ。
L273
いやあ〜、それほどでも。
L274
そちらこそ、その若さと美貌で軍の大尉とは本当に驚きですな。
L275
よほど優秀でいらっしゃるの
L276
お上手でいらっしゃいますこと、
L277
エステル・ブライトさん。ヨシュア・ブライトさん。
L278
ツァイスでの事件以来ですわね?
L279
……いうん、そうね。
L280
ご無沙汰していました。
L281
あいにくですが、ラッセル博士の一件はまだ解決していないのです。
L282
どうやら、博士と孫娘さんを話拐した不届き者がいるらしくて
L283
さあ〜せんっせん心当たりないわねぇ。
L284
あの事件は正確撃士に任せて僕たちは王都に向かいましたから。
L285
その後の続報も聞いていません。
L286
そう……いいか。それは本当に残念ですね。
L287
まあ、情報部の力をもってすれば誘拐犯の逮捕も時間の問題でしょう。
L288
楽しみに待っていてくださいね。
L289
この雌ギツネ〜……!
L290
分かりました。
L291
それはもちろん……
L292
【フルワーマッドカード・さて、それでは皆さんをお部屋までご案内申し上げます
L293
シアさん……あとはお任せしてもいいかしら?
L294
お任せくださいませ。
L295
念を押しておきますが……
L296
お客様に、つまらない話をして失礼をかけることがないように。
L297
いいですわね?
L298
はい……わかっております。
L299
うふふ、それでよろしい。
L300
それでは皆さん。よきタベをお過ごしくたさ
L301
わたくしは、これで失礼しますわ。
L302
うーん、なかなかイイ女だねぇ
L303
ジンさん、悪趣味ねえ……
L304
あんな雌ギツネっぽいののどこがいいっていうのよ。
L305
ああいう人がジンさんのタイプなんてすか?
L306
はは、ああいうのに限って根が純情だったりするんだよな
L307
そのギャップが、またそそるっつーか。
L308
ダメだこりゃ……
L309
どうでもいいけど何だかオジサンっぽいわよ
L310
あの……
L311
あ、ゴメンゴメン。
L312
あたしたちを部屋まで案内してくれるんだっけ?
L313
ご案内させていただきます。
L314
申し遅れました。侍女のシアと申します
L315
今夜の晩餐会から明日まで皆さんのお世話をさせて頂きます。
L316
ああ、よろしく頼むぜ
L317
はい。お部屋はお2階にごさいます。
L318
*^
L319
11月29日
L320
しかし、
L321
王国会議にも出席されている
L322
これからは、
L323
晩餐会に招待されても何ら不思議ではないとい
L324
晩餐会に招待されても何ら不思議ではないといえよう。
L325
これで一通り回れたかな。
L326
そろそろ部屋に戻ってジンさんと合流しようか。
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