第3章 (part 1)
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VOCAB (28) CHARACTERS (1) PLACES (0)
L001
……やっぱりまだ来てないみたいね。
L002
早く来すぎちゃったかな?
L003
そうだわ酒場で時間を潰そうか?
L004
ーーううん、風も気持ちいいしここで待ってることにしましょ。
L005
川の流れを見てるだけでもなんか飽きない気がするし。
L006
うん、そうしようか。
L007
しっかし、ルーアンもようやく落ち着きを取り戻した感じよね。
L008
ダルモア市長が逮捕されて一時は大騒ぎになったけど……
L009
現職の市長の逮捕なんて前代末間の出来事だからね。
L010
ロレントでいえばクラウス市長が猫まったのと同じことなわけだし。
L011
うわ、それは確かにショックすぎるかも……
L012
でも、そう考えてみると、ルーアンの人たちは冷静よね
L013
驚いてはいたみたいだけど、ックは受けてないみたい。
L014
まあ、ルーアン市長は伝統的にダルモア家の当主が選ばれていたみたいだから。
L015
市長本人を慕っていたわけじゃ無かったのかもしれないね。
L016
みんなから好かれているクラウス市長とは違うわけか。
L017
うーん、自業自得とはいえ、ちょっと哀れな気がするかも。
L018
来たみたいだよ。
L019
シーク!
L020
エステルさん、ヨシュアさん!
L021
はあはあ……
L022
ごめんなさい、遅れてしまって、
L023
も、もしかしてわざわさ走って来たの?
L024
そんなに慌てることないのに。
L025
お見送りをするのに遅れるわけにはいきませんから。
L026
連絡を下さってどうもありがとうございました。
L027
も〜、クローゼってば。お礼を言うのはこっちだよ。
L028
見送りに来てくれてありがと
L029
はは、それじゃあ……さっそく出発するとしようか?
L030
うん、そうね。
L031
ツァイス地方に行くには南口から出ればいいんだっけ?
L032
南の街道の先にある《エアーレッテン》の関所
L033
あそこから、ツァイスへの殺せに出ることができるんです。
L034
〕胖。
L035
それじゃあ、レッツ・コー!
L036
エステルとヨシュアは通行手続の書類にサインした。
L037
うわ〜、壮観!
L038
ふーん、滝っていっても自然の川しゃなくて水路から落ちてるんだ……
L039
たしか《ローツェ水道》っていう名前だったかな?
L040
中世に造られた水道橋だね。
L041
はい、ヴァレリア湖から直接水を運んでいるんですよ。
L042
うーん、オーブメントも無いのによく作れたわよね。
L043
それで、あっちの方が……
L044
……あれがトンネル道の人口だね。
L045
……そろそろお別れね。
L046
あの、エステルさんたちはこのまま玉国を一周するんですよね?
L047
ひょっとしたら王都でまたお会いできるかもしれません
L048
え、そうなの!?
L049
女王生誕祭の頃には王都に戻るつもりなんで
L050
親戚の集まりのようなものに出席しなくてはならないので……
L051
女王生誕祭というとたしかーヶ月くらい先だね。
L052
確かに、その頃には王都に行ってるかもしれない。
L053
じゃあさ……
L054
そうすれば会えると思うから。
L055
はい、必ず連絡しますね。
L056
エステルさん、ヨシュアさん.
L057
本当に、ありがとうございました。
L058
お2人がしてくださったこと絶対に忘れませんから……
L059
や、やだな〜。水くさいってば〜
L060
僕たちも君には色々と世話になったしね。
L061
おあいこって事にしようよ。
L062
とんでもありません……
L063
あの時……市長と対決した時……:
L064
私は偉そうなことを言いました。
L065
『立場に囚われている』……『自分の身が可愛いだけ』って、
L066
それは私も同じだったんです
L067
私は逆に、自分の立場から逃げようとばかりしていました。
L068
孤児院にしても学園にしくも、どこか逃げ場にしていたんです。
L069
そんな私にエステルさんたちは、教えてくれました。
L070
どんな時でも前向きに進んでいく決意を……
L071
大切なものを守る強さを……
L072
ありがとう、おかげで私も少しだけ勇気が出せそうです。
L073
よく判んないけど……
L074
お役に立てたんだったらあたしとしても嬉しいかな
L075
元気でね、クローゼ。
L076
今度は王都で会いましょ!
L077
はい……必ず
L078
ピュイピュイ。
L079
あは、ジークも一緒に王都で会えるといいわね?
L080
めんに。本当に王都に来るつもり?
L081
ジークは特別ですから。
L082
きっと会えると思いますよ。
L083
冗談で言ったんだけど。
L084
はは、ジークには最後まで驚かされっぱなしだね。
L085
それじゃあ……そろそろ行くとしようか?
L086
ん……そうね。
L087
修行の旅、頑張ってください。
L088
それから、お父様の行方が判ることをお祈りしています。
L089
うん……。ありがと!!
L090
君たちも元気で!
L091
うん、そうね……
L092
また、会えるよね。
L093
お待たせしました。
L094
……ユリアさん
L095
レイストン要塞から戻ったのですね?
L096
ええ、予想以上に時間を取られてしまいまし
L097
失礼ながら、その件に関してご報告しようと参上した次第です。
L098
ありがとう、ご苦労様でした。
L099
そ、
L100
じゃれつくんじゃない。
L101
お前、護衛の使命はちゃんと果たしているのだろうな?
L102
ピュイピュイ。
L103
ね、ジーク?
L104
まったく調子のいいヤツだ。
L105
……。街道の外れに《アルセイゴ》を停めています。
L106
報告の方はそちらで……
L107
わかりました。
L108
……学園生活もしばらくお休みですね。
L109
王都に戻る前に先生たちに挨拶しなくては……
L110
〈おふたりに負けないよう……精いっぱい頑張りますね。)
L111
どうしたの、ヨシュア?
L112
誰かが来たような気配がして、
L113
へえ、あたしたちの他にこんな所を通る人がいるんだ。
L114
……誰も来ないわよ?
L115
そうだわ……い
L116
ゴメン、勘違いだったみたいだ。
L117
あ、わかった……
L118
ヨシュアってばクローゼに未練があるんでしょ。
L119
はあ!
L120
どうしてそうなるのさ?
L121
一照れない、照れぬい。お姉さんにはお見通しよ
L122
まあ無理ないわよね……
L123
お芝居とはいえ……キスまでした仲なんだし……
L124
な、何だったら今すぐ戻って声をかければ?
L125
いい返事、聞けると思うわよ
L126
……もしかして今まで気付いていなかったとか
L127
気付いてないって、何が?
L128
だから、ラストのシーン。
L129
あれはフリだよ
L130
うまく角度をずらしてしたように見せただけなんだけど、
L131
あ、あんですって〜!?
L132
まったく君って本当にそそっかしいなあ。
L133
台本の注釈のところにもちゃんと書いてあっただろう?
L134
そっか、そうだったんだ……
L135
(って、あたしってば……!)
L136
(どうしてこんなにホッとしてんのよ〜っ!?
L137
あの……エステル?
L138
ひょっとして具合でも悪い?
L139
なはは、大丈夫だってば!
L140
それじゃあ、とっととツァイスに出発しましょっ!
L141
(う〜、なんだかマトモにヨシュアの顔が見れない……
L142
……エステル、聞いてる?
L143
はっ……開いてる問いでる!迷わずドンドン進みましょ!
L144
それじゃあヨシュア、がっちり合わせていくわよ……
L145
ああ、今の僕たちなら何倍もの力を発揮できるはずだ……
L146
それなりに消耗はするけど、これからの状況に認め込めそうだね。
L147
一杯いる……気を付けないと
L148
はぁはぁ……急がなくっちゃい……
L149
あれ……いつ
L150
……誰か来るみたいだね。
L151
やあ、こんにちは。
L152
とうしたの、そんなに急いて?
L153
こんにちは。
L154
あの、お姉さんたち、この道を通ってきたんですか
L155
うん、そうだけど?
L156
あのあの、たったら途中に消えた照明を見ませんでした?
L157
トンネルの壁についている照明のことなんですけど……
L158
む〜……。ごめん。ちょっと気付かなかったかも。
L159
消えた照明はなかったけど、川を2つ越えたところで『弱子が悪そうなのは見かけたよ。
L160
それですっ!
L161
や、やっぱり思ったとおりだよ〜……
L162
ツァイス市の子かな。変わった格好をしてたね。
L163
ずいぶん慌てていたけど……
L164
ヨシュア。っと追いかけてみない
L165
そう言うと思ったよ。
L166
付いていった方がよさそうだ。
L167
急いで追いかけましょっ!!
L168
あちゃ、すぐ追いつけると思ったけど見失っちゃったみたい。
L169
土地助ありそうだったしね。……ちょっと急ごうか、
L170
も、もうこんなに集まって来ちゃうなんて〜……
L171
このまましゃ壊されちゃう……
L172
ここで、
L173
それは、
L174
気持ちは有難いけど、
L175
こわかった〜っ……
L176
あのあの……ありがとうごさい
L177
おかげで助かりました。
L178
あはは。無事で何よりだったわね。
L179
ちょっと感心しないわよ?
L180
魔獣を挑発するなんて危ないことしちゃダメしゃない
L181
放っておいたら照明が壊されちゃ
L182
そういえば……
L183
前に街道灯を交換した時にも同じようなことがあっただろう?
L184
オーブメントの中にある七耀石の回路は魔獣の好物だからね。
L185
だから放道灯には、痴獣よけの機能が付いてるんだけど……
L186
あ、なーるほど。
L187
大ケガしたら危ない
L188
ごめんなさぁい。
L189
まあまあ、そのくらいで。
L190
そこ、水をささないのっ。
L191
2人とも、ギルドに所属している遊撃士なん
L192
わたし、ティータっていいます。
L193
ツァイスの中央工房で見習いをさせてもらってます。
L194
それでそんな格好をしてるんだ。
L195
それじゃあ、ティータちゃん.
L196
ツァイスに戻るんだったらあたしたちと一緒に行かない
L197
そうだわまた魔獣が出たら大変だし。
L198
えっと、ちょっとだけ待ってむらってもいいですか?
L199
あの照明を修理しちゃいますから
L200
あ、たしかにこのまま放っておくのは危なそうだもんね。
L201
ても、どうしてここの照明が切れそうだなんて分かったの?
L202
端末のデータベースを調べていたら偶然見つけて……
L203
手違いで、整備不良だったものがそのままお置されたみたいなんです。
L204
でーたべーす?)
L205
……いいんしょっと。
L206
これでいーです。
L207
お待たせしちゃいました。
L208
すこい。ずいぶん手際いいのねぇ。
L209
さすが、あの中央工房で見習いをしてるだけはあるね。
L210
大したことはしてないです。
L211
なんか充分、大した事のように聞こえちゃうんですけど……
L212
そんなことないですよー
L213
えとですね。わかりやすく説明すると……
L214
ス、ストップ!
L215
ノルノル。こんな所で立ち話もなんだし。
L216
あ、それもそーですね。ちょっと残念ですけど……
L217
はは、それしゃあ改めてツァイスに向かうとしようか。
L218
それにしても、導力砲なんてなかなかの得物を持ってるね。
L219
街の外に進備に行く時はどーしても自衛手段が必要ですから。
L220
ってそれ、自分で作ったの?小さいのにホントすごいわね。
L221
えへへ、逆、土さんってやっぱりたのもしーです。
L222
お姉さんたちといるとこの道も安心して歩けちゃいます。
L223
ふふん、あたしたちも少しは逆半占らしくなれてきたかな。
L224
まあなた方本前にならりなくて、"ご……ご入っ込みはらしくないでください。
L225
まだまだ一人前には遠いけどね。
L226
トンネル道の終点……
L227
ってことは……ここがツァイス市の入
L228
はい、そーです
L229
正確には、中央工房の地下区画に出るんですけど、
L230
そっか、あの有名な……
L231
《中央工房》一一工房都市ツァイスが誇るオーブメント技術の殿堂
L232
ずいぶん大きな建物だって聞いたことがあるけど……
L233
初めてくるお客さんなんか迷子になっちゃうくらいです。
L234
そりゃまた大したもんね。
L235
ちゃんとギルドまで行けるか心配になってきたわ……
L236
1階に上がれば町の方に出る玄関があるんです。
L237
わたし、お姉さんたちを案内します。
L238
それじゃあ中に入ろうか。
L239
なんか広いトコに出たわね。
L240
ここが中央工房の1階です。
L241
受付のカウンターと一般のお客さん向けのメンテナンス窓口があります。
L242
あっ、ティータちゃん。
L243
あ、ヘイゼルさん?
L244
ちょうどよかったわ。
L245
演算室に来て欲しいですって、
L246
はい、わかりましたっ
L247
のつつ。急用が入っちゃったみたいね
L248
とんでもないですよー。
L249
わたしの方こそお世話になっちゃって……
L250
よかったらまた会いましょ?
L251
はい、よろこんでっ!!
L252
はは、可愛い子だったね。一生懸命な感じがして。
L253
うんうん、同感!
L254
あ〜あ、あたしも、ああいう健気で可愛い妹が欲しかったなぁ
L255
誰かさんみたいな可愛くない弟じゃなくてさ〜。
L256
何度も言うようだけど、いつもフォローしてるのは僕。
L257
お姉さんぶりたいんだったらもっとしっかりしてくれないとね
L258
ふんだ、よけーなお世話。
L259
そうだね、まずはギルドで転属手続をしておこうか
L260
それから、父さんのことと例のオーブメントのことについても、相談してみよう。
L261
ん……ハハオッケー。
L262
な、なにこれ?
L263
動く階段……みたいだね。
L264
たしかに長い階段だから登り降りは大変そうだけど
L265
それは同感。
L266
わわっ、歩いてないのに進んでるってなんだか変な感じ〜。
L267
そんな
L268
それは、
L269
私達(あまり
L270
ラ姉とは違う方向で
L271
受付にあんな人がいたら、身が引き締まるよね。
L272
よーし、あたしたちも依頼と☆マン・学力器の間違、がんばらなくちゃん
L273
ふ、よーし、あたしたちも依頼とへぇ。草2時の顔色、がんばらなくちゃん
L274
昨年「キロにいや、
L275
生きちゃん、キャッ
L276
工房長に、黒いオーブメントをめぐるこれまでの経緯を説明し
L277
えっと、失礼します
L278
あれれ……、エステルさん、ヨシュアさん?
L279
ーーー〜ーーッッフ2ユリスタなんだねんだ。ひょっとして顔見知りかね?
L280
パートリックと2018.1なんだねんだ。ひょっとして顔見知りかね?
L281
知り合ったばかりだけどね
L282
うん、その通りだ。
L283
ティータ若。
L284
家まで案内してもらえるかね。
L285
技術者のはしくれとして、非常に興味をそそられるからね。
L286
あはは、うん、わかったわ。
L287
それでは失礼します。
L288
あの〜、初めまして。
L289
あたし、遊撃士協会のエステル・ブライトっていいます。
L290
できたあああっ!
L291
すごいぞワシ!
L292
うむ、こいつは早速、テストせねばなるまいて
L293
ごめんなさい、エステルさん。
L294
おしいちゃん、発明に夢中になるとまわりが目に入らなくなって……
L295
数日前から造っていた装置がようやく完成したみたいなんて
L296
そういう問題しゃないと思うんですけど……
L297
め、面目ないですぅ
L298
おしいちゃん、あのね。
L299
このお姉ちゃんたちが相談したいことがあって……
L300
今からテストをするからデータ収集を手伝ってくれ。
L301
え、でも、あのね……
L302
今度の発明は、生体感知器を無効にするオーブメントしゃ。
L303
特殊な導力場を発生して走査をごまかすわけじゃ
L304
ほれほれ、いいから、起動テストの手伝いをせい!
L305
いや、
L306
……のり〜。
L307
しばらくかかりそうだね。
L308
ほれ、そこの黒髪の!
L309
僕のことてすか?
L310
他に誰がおる?
L311
2階の本棚から『薄力場における斥力値』というノートを持って来るん
L312
ほれほれ、とっとと急がんか!
L313
は、はい、わかりました。
L314
ンン!
L315
ぼけーっとしとらんでコーヒーでも淹れてこんか!
L316
ちなみにわしはブラック
L317
坂のように濃いやつを頼むぞ。
L318
聞いてないし……
L319
はあ、もう、わかったわよ。
L320
……ふうん、ばっちり♪
L321
おお、さすが早いな。
L322
ティータそういえば……エステルさんたちは?
L323
誰じゃ、それ?
L324
ラッセルに出そういえば、見覚えのない若い助手どもがいた
L325
ラッセルに出はて、マードックのやつがよこした新人かのう?
L326
ティータお、おしいちゃあん……
L327
こうして、エステルたちはなりかさで実験を手伝うことになり……
L328
実験が終わった頃にはすっかり夕方になっていた……
L329
わはは、すまんすま〜。
L330
すっかりお前さんたちを中央工房の新人かと思ってな。
L331
ったく、笑いごとしゃないわよ
L332
コーヒーだけしゃなくてさんさん手伝いをさせてさ〜。
L333
まあまあ、貴重な経験をさせてもらったと思えばいいしゃない。
L334
新型オーブメントの起動実験なんて滅多にあるもんしゃないんだ
L335
どうしゃ、遊撃士なんぞやめて導力学者への道を進んでみん
L336
もう、おしいちゃんたら!
L337
ごめんなさい。エステルさん、ヨシュアさん。
L338
なんだか、わたしも実験に夢中になっちゃって……
L339
あ、ティータちゃんは謝る必要はないんだ
L340
縛力革命の父》とかいうから、どんなスコイ人かと思ったけど……
L341
わはは、そう誉めるでない。
L342
しかし、まさかカシウスの子供たちが訪ねてくるとはのう。
L343
わしの方もビックリしゃよ。
L344
あ、やっぱり博士って父さんの知り合いだったんだ?
L345
うむ、けっこう前からのな。
L346
あやつが軍にいた頃からしゃから20年以上の付き合いになるか。
L347
わたしも、カシウスさんと会ったことがありますよ。
L348
おヒゲの立派なおじさんですよね?
L349
うーん、立派というか、うさん臭いというか……
L350
でも、そういうことならアレを預けてもよさそうね。
L351
そうだね、問題ないと思うよ。
L352
なんじゃ、何かあるのか?
L353
そういえば、お前さんたち、わしに相談があるそうしゃな?
L354
うん、実はね……
L355
これまでの経緯を説明して黒いオーブメントを取り出した。
L356
わあ……真っ黒いオーブメント……
L357
ふむ、これは興味深いのう。
L358
形式番号がないのもそうだが、雑き目のたぐいが見当たらん
L359
しかもこのフレームは……
L360
な、なにしてんの?
L361
……いやはりか……
L362
ほれ、見てみるがいい。
L363
う、うん……?
L364
あれっ!
L365
キズひとつ付いてない……
L366
どうやら、このフレームはわしが知っているどんな金属よりも硬い素材で出来ているようしゃ。
L367
切断して中を調べるのはかなり難しいかもしれんな。
L368
そんなにとんでもない代物なんだ……
L369
切断するのが難しいとなると、困ったことになりましたね……
L370
フレームの切断は時間をかければ出来るしゃろ。
L371
しかしその前に、側定装置にかけてみるべきかもしれんな。
L372
ソクティ装置?
L373
さっきの実験でも使ったあの大きな装置のことですよ。
L374
導力彼の動きをリアルタイムに剣定するための装置なんです。
L375
よくわかんないけど……その装置を使うとどうなるわけ?
L376
簡単に言うと、このオーブメントがどんな姉さをするのかが判るんじゃ。
L377
もっとも、導力的の動きだけではあくまで推定の範囲内に留まるがな。
L378
それでも、重要な手がかりは得られる可能性が高そうですね。
L379
でも、おじいちゃん。そろそろゴハンの時間だよ?
L380
あ、エステルさんたちもよかったら食べてってください。
L381
あんまり自信はないですけど……
L382
それじゃあ遠慮なく♪
L383
よかったら僕たちも手伝うよ。
L384
よし、それじゃあこうしよう。
L385
食事の支度が済むまでわしの方はちょっとだけ……
L386
〈なんていうか、この2人……
L387
〈血は争えないってやつだね。