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第2章 (part 2)

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 VOCAB (27) CHARACTERS (0) PLACES (1)
L001
ドライフで/
L002
すご……こんなでっかい川が街のど真ん中を通ってるなんてね。
L003
えしーーーッ
L004
待ちな、嬢ちゃんたち。
L005
え、あたしたち?
L006
おっと、こりゃあ確かにアタリみたいだな。
L007
ふん、珍しく女の声が、聞こえてきたかと思えば……
L008
あの、なにか御用でしょうか?
L009
さっきからここらをブラついてるからさ。
L010
ヒマなんだったら俺たちと遊ばないかな〜って
L011
あの……:
L012
なによ、今時ナンパ〜?
L013
悪いけど、あたしたちルーアン見物の最中なの。
L014
他をあたってくれない?
L015
その強気な態度。オレ、ちょっとタイプか
L016
見物がしたいんだったら俺たちが案内してやろうじゃねえか。
L017
そんな生っちろい小僧なんか放っておいて俺たちと楽しもうぜ。
L018
ちょっと!何が生っちろい小僧よ!?
L019
あんたたちみたいなド素人、束になってもヨシュアには……
L020
いいよ、エステル。別に気にしてないから。
L021
君が怒っても仕方ないだろ?
L022
なに、このボク……余裕がましてくれてんしゃん。
L023
むかつくガキだぜ……上玉2人とイチャつきやがっ
L024
世間の厳しさってヤツを教えてやる必要がありそうだねぇ。
L025
ちょっと……!
L026
止めてください……!!
L027
……僕の態度が気に入らなかったなら
L028
・一日にシュリ彼女たちに手を出したら、……手加減、しませんよ。
L029
な、なんだコイツ……
L030
ハ、ハッタリだ。ハックリ!
L031
女の前てカッコ付けたくなる気持ちも判るけどな
L032
あんまり無理をしすぎると、大ケガをすることになるぜ……
L033
お前たち、何をしているんだ
L034
うるせえヤツが来やがっ
L035
お前たちは懲りもせずまた騒動を起こしたりして……
L036
いい年をして恥ずかしいとは思わないのか!
L037
つるせぇ!てめぇの知ったことかよ!
L038
市長の腰巾着が……:
L039
なんだと……
L040
……おや、呼んだかね?
L041
ダ、ダルモア!?
L042
(た、誰なのかな……すごく威厳ありそうな人だけど、
L043
(ルーアン市長のグルモア氏です。)
L044
〈お若い方は、秘書をされているギルバートさんといったかしら……
L045
このルーアンは自由と伝統の的だ。
L046
君たちの服装や言動についてとやかく文句を言うつもりはない
L047
しかし他人に、しかも旅行客に迷惑をかけるというなら話は別だ。
L048
けっ、うるせえや。この実族崩れの金満市長が
L049
てめえに説教される覚えはねえ。
L050
ぶ、無礼な口を利くんじゃない!
L051
一いい加減にしないとまた遊撃士協会に通報するぞ!
L052
何かというと遊撃士かよ。
L053
ちったあ自分の力で何とかするつもりはないわけ?
L054
たとえ通報されたとしても、奴らが来るまで時間がある……
L055
とりあえず、ひと暴れしてからトンズラしたっていいんだぜぇ。
L056
通報するまでもなくすてにここに居たりして。
L057
あんた達、目が悪いんじゃない?
L058
そ、それは……い!?
L059
しゃあ、こっちの小僧も……
L060
そういう事になりますね。
L061
(ど、どうすんだ?
L062
(まさかこんなガキどもが遊撃士なんて……
L063
(なあに、構うもんか!)
L064
(遊撃士とはいえただの女子供しゃねえか!!
L065
(ば、馬鹿野郎!見かけで判断するんしゃね
L066
(ついこのあいだ、3人がかりで女遊撃士と戦ってのされちまったのを忘れたか
L067
それに何といっても……"あの人"と同じなんだぞ!?)
L068
今日の所は見逃してやらあ!
L069
今度会ったらタダしゃおかねぇ!
L070
ケッ、あばよ
L071
なんて言うか……めちゃめさゃ陳腐な捨て台詞ね。
L072
済まなかったね、君たち。紬の者が迷惑をかけてしまった。
L073
申し遅れたが、私はルーアン市の市長を務めているダルモアという。
L074
こちらは、私の秘書を務めてくれているギルバート君だ。
L075
よろしく。君たちは遊撃士だそうだね?
L076
ロレント地方から来た避撃士のエステルっていいます。
L077
同じくヨシュアといいます。
L078
そういえば、受付のジャン君が有望な新人が来るようなことを言っていたが……
L079
ひょっとして君たちのことかな?
L080
有望かどうかは判らないけど、
L081
しばらく、ルーアン地方で働かせて貰おうと思っています。
L082
おお、それは助かるよ。
L083
色々と大変な時期でね。
L084
君たちの力を借りることがあるかもしれないからその時はよろしく頼むよ
L085
大変な時期……ですか?
L086
まあ、詳しい話はジャン君から聞いてくれたまえ。
L087
ところで、そちらのお嬢さんは王立学園の生徒のようだが……
L088
はい、王立学園2年生のクローゼ・リンツと申します。
L089
お初にお目にかかります
L090
そうか、コリンズ学園長とは懇意にさせてもらっているよ。
L091
そういえば、ギルバート君も王立学園の卒業生
L092
―――ーーーっっ!!!そっです。
L093
「……ーーそっです。
L094
クローゼ君と言ったかい?君の時は色々と聞いているよ。
L095
生徒会長のジル君と一緒に首席の座を争っているそうだね。
L096
そんな……恐縮です。
L097
ははは、今度の学園祭は私も非常に楽しみにしている。
L098
どうか頑張ってくれたまえ。
L099
はい、精一杯頑張ります
L100
先ほどの連中が迷惑をかけたら、私の所まで連絡してくれたまえ。
L101
ルーアン市長としてしかるべき対応をさせて頂こう。
L102
うーん、何て言うかやたらと威厳がある人よね
L103
確かに、立ち振る舞いといい市長としての買視は充分だね。
L104
ダルモア家といえばかつての大草族の家柄ですから。
L105
実族制が廃止されたとはいえ、いまだに上流階級の代表者と言われている方だそうです
L106
なんか住む世界が違うわね。
L107
しかし、それにしてもガラの悪い連中もいたもんね。
L108
ごめんなさい、不用意な場所に案内してしまったみたいです
L109
君が謝ることはないよ。
L110
ただ、わざわさ彼らを挑発に行くことはなさそうだね
L111
倉南区画の一番奥を誰まり場にしてるみたいだからなるべく近づかないようにしよう。
L112
今日は
L113
納得いかないけど仕方ないか。
L114
あ、そーだった。うっかり忘れる所だったわね。
L115
やれやれ、しっかりしてよ。
L116
エステルとヨシュアは転属手続の書類にサインした
L117
先ほどの出来事を説明した。
L118
先ほどの一件を説明した
L119
その夜、エステルとヨシュアはカジノバー《ラヴァンタル》でナイアルに夕食を奢ってもらった。
L120
アゼリア酒の魚介類を使った料理の数々に舌鼓を打った後……
L121
エステルたちは、酔いつぶれたナイアルをホテルまで選んでから、眠りにつくのだった。
L122
構いものが多いのは元気な子が多い証拠かしら"
L123
ーーーッッッ!!!さてと、そろそろ休みますか
L124
女神よ、あの子たちに僕やかなる明日を与えたまえ……
L125
何かしら、この音は?薪をくべる時のような……
L126
……いいぞれにこの匂いぃ……
L127
……まさか!?
L128
一翌朝、ルーアン市街。
L129
どうして火事なんて……やだな、胸がサワサワする。
L130
……とにかく、皆の無事を祈ろう。
L131
扉の残骸が転がっている。
L132
石壁は完全に崩れ落ちている。
L133
倒れたミルクタンクはすでに空っぽになっている
L134
花!からこぼ
L135
わからこぼれに土が地面に悩さ放らされている。
L136
暖炉用の菊が散乱している。
L137
それ……本当ですか……?
L138
あ、クローゼさん!?
L139
来ていたのか……
L140
誰が……こんなことを……:
L141
かけがえのない思い出が一杯につまったこの場所を……
L142
どうして……。こんな……酷いことができるんですか……!?
L143
クローゼさん……
L144
ごめんなさい…………。取り乱してしまって……
L145
私……いわたし……
L146
取り乱すのも無理ないよ。
L147
知り合ったばかりのあたしだってちょっとキツいから……
L148
……信しられないよね。こんな事をする人がいるなんて
L149
エステルさん"……
L150
院長先生とあの子たちはみんな無事だったそうだから……
L151
……ありがとう。少しだけ落ち着きました。
L152
朝の授業を受けていたら、いきなり学園長がやって来
L153
孤児院火事が起きたらしいって教えてくれて……
L154
院長先生と子供たちはマノリアの宿屋にいるそうだよ。
L155
調査も終わったし、僕たちも一緒にお見舞いに付き合わせてくれるかな?
L156
それじゃあ、さっそくリアに行くとしましょ。
L157
先生、みんな……!
L158
あ、クローゼ姉ちゃん!
L159
みんな……いどこにもケガはない?
L160
うん、だいじょうぶだよ
L161
えへへぇ。ポーリィもへいきー。
L162
良かった……本当に良かったね……
L163
よく来てくれましたね。
L164
エステルさんとヨシュアさんも一緒に来てくたさったのね?
L165
ギルドに連絡があったから。
L166
……調査に来たついでにお見舞いに寄らせて頂きました。
L167
なにか分かったこと、あんの?
L168
何と言ったらいいのか
L169
ねえ、みんな。お腹は空いてないかしら?
L170
朝ゴハンを食べてなくて食堂で何か頼もうと思うの。
L171
ついでだから、みんなにも甘いものをご馳走してあげる。
L172
ーーーっっっ!!え、ほんとぉ!?
L173
ボーリィ、プリン食べたーい!
L174
でも姉ちゃん……
L175
行きましょ、クラム。
L176
つべこべ言わずにさっさと来なさいってば。
L177
クローゼお姉ちゃん。はやく下に行きましょ。
L178
ふふ、そうね。
L179
ふう、助かっちゃった。
L180
あの子たちにはあんまり聞かせたくなかったから……
L181
そうだわ
L182
あのマリィって子は察してくれたみたいだけど、
L183
ふふ、良い子に恵まれて私は本当に幸せ者です
L184
それで、調査に来たとおっしゃっていましたね。
L185
どうぞ、何なりと聞いてください。
L186
ご協力、感謝します。
L187
えっと、それしゃあ……
L188
まず、火災現場を調査した結果なんですが……
L189
何者かによる放火の可能性が極めて高いことが判明しました。
L190
ーーー……そうですか……やはり
L191
火には気を付けていたのでおかしいとは思っていたのです
L192
そこでお聞きしますけど……犯人に心当たりはありませんか?
L193
……いい見当もつきません……
L194
ミラにも余裕はありませんし恨まれる覚えもまったく
L195
つまり、強盗目的しゃないし怨恨が理由でもないってわけね。
L196
そうなると、嫌な話ですけど愉快犯という可能性もあります。
L197
事件の前後に、何か変わったことはありませんでしたか?
L198
見知らぬ男たちが孤児院の近くをうろついていたとか……
L199
そうですね……
L200
昼間に、エステルさんたちがお見えになってからは特に……
L201
……あの方は関係ないでしょうし。
L202
あの万イ
L203
天井のが落ちてきて、玄関から出られなくなってしまったんで、
L204
ですがその時、扉を破って助けにきてくれた方がいて……
L205
をどけて、私と子供たちが逃げるのを助けて下さったんです。
L206
そんな事があったんだ。
L207
それってマノリアの人なの?
L208
それが、私たちを助けてから村の者を呼んでくると言ってすぐに居なくなってしまって……
L209
マノリアの方々に聞いても誰も心当たりはないそうです。
L210
……怪しいですね。
L211
どういう雰囲気の人でした?
L212
象牙色のコートをまとった20代後半くらいの男性です。
L213
見事な銀髪をなさっていました。
L214
お若いのに、苦労なさったような深い眼差しをしていましたね。
L215
悪い方には見えませんでした。
L216
普通の人とは思えないけど、人助けをしたのも事実だし……
L217
確かに、犯人じゃなさそうね。
L218
なによ、ボーッとしちゃって。
L219
そうだね、案外どこかの遊撃士かもしれないし……
L220
その人のことは、とりあえず分けて考えた方が良さそうだ。
L221
あれ、クローゼさん?
L222
あの子たちはどうしたの?
L223
下でケーキを食べています。
L224
あの、先生。お客様がいらっしゃいました
L225
お客様?
L226
お邪魔するよ。
L227
ダルモア市長:……
L228
お久しぶりだ、テレサ院長。
L229
先ほど、報せを聞いて慌てて飛んできた所なのだよ。
L230
だが、ご無事で本当に良かっ
L231
ありがとうございます、市長。
L232
お忙しい中を、わさわさ訪ねてくださって恐怖です。
L233
これも地方を統括する市長の勤めというものだからね。
L234
それよりも、誰だか知らんが許しがたい所業もあったものだ。
L235
ジョセフのやつが愛していた建物が、あんなにも無残に……
L236
心中、お察し申し上げる。
L237
L238
子供たちが助かったのであればあの人も許してくれると思います。
L239
追品が燃えてしまったのが唯一の心残りですけれど……
L240
テレサ先生……
L241
遊撃士諸君。犯人の目処はつきそうかね?
L242
調査を始めたばかりですから、確かな事は言えませんが……
L243
ひょっとしたら櫛快犯の可能性もあります。
L244
何とも嘆かわしいことだな。
L245
この美しいルーアンの地にそんな心の醜い者がいるとは。
L246
市長、失礼ですが
L247
ん、なんだね?
L248
今回の件、もしかして彼らの仕業ではありませんか?
L249
君たちも昨日終まれただろう。
L250
ルーアンの倉庫区画にたむろしているチンピラどもさ
L251
昨日もそうだったが……奴ら、いつも市長に盾突いて面倒ばかりおこしているんだ。
L252
だから市長が継続にしているこちらの院長先生に……
L253
ギルバート君!
L254
は、はい!
L255
憶測で、滅多なことを口にするのは止めたまえ。
L256
申し訳ありません。考えが足りませんでした……
L257
余計なことを言わずともこちらの遊撃士諸君が犯人を見つけてくれるだろう。
L258
期待してもいいのだろうね?
L259
うん、まかせて!
L260
全力を尽くさせてもらいます。
L261
うむ、頼もしい返事だ。
L262
孤児院がああなってしまってこれからどうするおつもりかな?
L263
再建するにしても時間がかかるし、何よりもミラがかか
L264
レッツルメー
L265
正直、困り果てています。
L266
当座の蓄えはありますが、建て直す費用などとても……
L267
とったろつ。私に一つ提案があるのだが、
L268
……いなんでしょう?
L269
実は、王都グランセルにわがダルモア家の別邸があってね
L270
たまに利用するだけで普段は空き家も同然なのだが、
L271
しばらくの間、子供たちとそこで暮らしてはどうだろう?
L272
もちろん、ミラを取るなど無粋なことを言うつもりはない。
L273
再建の目処がつくまで幾らても滞在してくれて構わない。
L274
てすがそこまで迷惑をおかけするわけには
L275
どうせ使っていない家だ
L276
気がとがめるのであれば……屋敷の管理をして頂こう
L277
もちろん溺れもお出しする。
L278
ーーー少し考えさせて頂けませんか?
L279
ーーーありがたい申し出ですけれど、いろいろな事が起こりすぎて少し混乱してしまって……
L280
無理もない……。ゆっくりお休みになるといい。
L281
今日のところはこれで失礼する
L282
その気になったらいつでも連絡して欲しい。
L283
どうもありがとうごさいます。
L284
ギルバート君、行くぞ。
L285
は〜、驚いちゃった。
L286
メイベル市長もそうだけど、あちゃめちゃ太っ腹なヒトよね。
L287
先生、市長さんの申し出、どうなさるおつもりですか?
L288
そうですね……あなたはどう思いますか?
L289
常識で考えるのなら受けた方がいいと思います。
L290
一度王都に行ってしまったら……
L291
いえ……なんでもありません.
L292
ふふ、あなたは昔から聞き分けがいい子でしたからね
L293
それに……それこ……
L294
先生とジョセフおしさんに可愛がってもらった思い出が無くなってしまう気がして……
L295
ごめんなさい……愚にも付かないわがまま、
L296
ふふ、私も同じ気持ちです。
L297
でも、思い出よりも今を生きることの方が大切なのは言うまでもありません。
L298
近いうちに結論を出そうと思いま
L299
あなたは、どうか学園祭の準備に集中してくださいね
L300
ヨシュアさん。
L301
申しわけありませんが……調査の方、よろしくお願いします。
L302
お任せください。
L303
絶対に犯人を捕まえて償いをさせてやりますから!
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