96 LINES · 30 WORDS
ACTIVE DECK
In deckSuspendedNot added
第一部 ー ユグノア跡地(前編)
Every line is paired with its frame from the footage · hover a highlight to define · click a frame to enlarge · tap a highlight to define
VOCAB (30) CHARACTERS (0) PLACES (0)
L001
カミュ
「こ……こいつは……。
L002
シルビア
「ここが勇者ちゃんの故郷ユグノア王国ね……。ウワサでは聞いてたけど……ひといありさま。
L003
シルビア
「16年前世界一の歴史を誇るユグノア王国は魔物の大軍勢に襲われたったひと晩で滅びたそうよ……。
L004
シルビア
「ユグノア王や王妃……そして偶然訪れていたデルカダールの王女さまも魔物に殺されたと聞いているわ。
L005
シルビア
「もしかして……その王と王妃って勇者ちゃんのお父さんとお母さん……っ
L006
カミュ
「……にしても仮面武闘会で戦ったあのじいさんと女武闘家はどこにいるんだ?呼びつけておきながらもったいぶりやがって。
L007
ベロニカ
「あっ奥のほうにかがり火が見えるわ!もしかしたらあそこにいるんじゃない!?ちょっと行ってみましょうよ!
L008
「ピキー!いじめないで!ぼくわるいスライムじゃないよ!いいこと教えてあげるから信じて!
L009
「この井戸はお城の方につながってもしもかがり
L010
「この井戸はお城の方に一つながってるんだよ!もしもかがり火のある所に行きたかったらこの井戸に入ってね。ピキー!
L011
ロウ
「ふぉっふおっふぉー。おぬしらが来るのを待っておったぞ。
L012
カミュ
「一緒にいた姉ちゃんの姿が見えないがじいさんひとりだけか?
L013
ロウ
「ゆえあって姫には席を外してもらっている。それにしてもよく来てくれたのう。
L014
カミュ
「さあ。来いと言うから来てやったぜ。奪った虹色の枝を返してもらおうか?オレたちにはあの枝が必要なんだ。
L015
ロウ
「ふむ……。おぬしたちに必要とな……。。
L016
ロウ
「それは勇者が勇者であるからかの?
L017
カミュ
「じいさん何者だ?
L018
ロウ
「……16年前に死んだと思っておったぞ。だからグロッタの武闘会で手のアザを見た時は心の臓が止まるかと思ったわい。
L019
ロウ
「勇者にどうしても見せておきたいものすこしだけこの老人に付き合ってもらうぞ。
L020
ロウ
「あのころわしは隠居しておってのう。城下に降りては民と杯を交わし笑い合う。そんな毎日を過ごしておったのじゃ。
L021
ロウ
「じゃが16年前のあの日……魔物たちがすべてを奪っていった。
L022
ロウ
「今やかつての栄華はたったひ魔物たちがすべてを奪っていった。
L023
ロウ
「今やかつての栄華は見る影もない。たったひと晩でこうなってしまったんじゃ。
L024
ロウ
「おおっとすまんのう。勇者に見せたかったものは別にあるんじゃ。では行くとしよう。
L025
ベロニカ
「おじいちゃん。このお墓は?
L026
ロウ
「この国の……ユグノアの国王夫妻の墓じゃよ。
L027
ロウ
「さよう。勇者勇者のじつの両親。すなわち16年前に亡くなったわしの娘とムコ殿の墓じゃよ。
L028
カミュ
「えっ?ということはあんた勇者のじいちゃん……っ
L029
ロウ
「娘も死にムコ殿も死仁……それでもわしだけが生き残ったことには意味があると。そう思わなければあまりにもつらすぎた。
L030
ロウ
「だから16年間わしは追い求めたのじゃよ。なぜユグノワは滅ぶことになったのか……。その原因を探るのを生きる目的としたのじゃ
L031
ロウ
「そして各地を回りわしは知った。勇者伝説の信奉者であった盟友デルカダール王の変心をな……。
L032
ロウ
「「16年前のあの日から……テルカダール王はまるで人が変わったかのように勇者を悪魔の子と呼び非難を始めたんじゃ。
L033
ロウ
「あまつさえ自分の娘の死まで勇者の仕業として世に広めている始末。わしには王が正気であるとは思えなかった。1.のはノさえ目分り限り死んで勇者の仕業として世に広めている始末。わしには王が正気であるとは思えなかった。
L034
ロウ
「裏で何かが起きている……。亡国の真相と盟友の変心……ふたつの謎を必ずや解き明かしてみせると誓ったのじゃ。
L035
ロウ
「エレノアよ、アーウィンよ……。よろこべお前たちの息子じゃ。元気に生きておったぞ……。
L036
ロウ
「よく戻ってきたな我が孫よ。よくぞ……よくで生きていてくれた。-ぴ/床ノこビには批川城よ。よくぞ……よくで生きていてくれた。
L037
ロウ
「こうして16年ぶりに愛する孫と再会することができたこのじいの頼みを聞いてくれんかの?
L038
ロウ
「ユグノア王家には代々伝えられている鎮魂のこのじいの預みを聞いてくれんがの?
L039
ロウ
「ユグノア王家には代々伝えられている鎮魂の儀式があってな。非業の死を遂げたエレノアたちを共にとむらってほしい。
L040
ロウ
「儀式は城の裏山にある祭壇でおこなう。おぬしも祭壇まで来てくれ。
L041
マルティナ
「お待ちしておりましたロウさま。
L042
ロウ
「うむ。仕度は済ませてくれたようじゃな。ごくろうであった姫よ。
L043
シルビア
「あらアナタは……。
L044
マルティナ
「皆さん下がって。鎮魂の儀式はユグノア王家のおふたりのみでおこなわれるのでこちらにどうぞ。
L045
カミュ
「あんたじいさんに姫って呼ばれてるけどもしかしてあんたは
L046
マルティナ
「静かに。儀式が始まるわ。
L047
ロウ
「では勇者よ。わしのマネをするのじゃ。よいな?
L048
ロウ
「人は死ねば皆命の大樹へと還ってゆく。あの大樹の葉1枚1枚が人の魂と言われておる。されと……
L049
ロウ
「魔物によって非業の死未練を残し
L050
ロウ
「魔物によって非業の死を遂げた者は未練を残しこの世を迷うという……。そんな魂を救う儀式がこの地に伝わっておる。
L051
ロウ
「見よ……。煙の香気につられて光り輝く蝶たちがやってきおった。
L052
ロウ
「この蝶を人の魂と見立て命の大樹へと送る。それをもって死者のなくさめとするのじゃ。
L053
ロウ
「エレノアは……ただ死んだわけではない。おぬしとデルカダールの王女を救うため自らおとりとなったのじゃ。
L054
ロウ
「かけがえのない ふたりの命が救われた……。ありがとうな エレノア……。
L055
ロウ
「……そういえばエレノアはおぬしに何か遺さなかったかのう?
L056
ロウ
「おお!こ……これは!
L057
ロウ
「そうか。そういうことじゃったのか……。この手紙があったからこそおぬしとデルカダールの王女を救うため
L058
ロウ
「勇者。苦労をかけたな……。
L059
ロウ
「しかしならばこそこうし
L060
ロウ
「勇者。苦労をかけたな……。
L061
ロウ
「しかしならばこそこうしておぬしと出会うこともかなった。ひとえにエレノアの導きであろう。
L062
ロウ
「……いずまん。しばらくひとりにしてくれ。
L063
ベロニカ
「あたしたちもあの蝶みたいに命の大樹まで飛んでいけたら苦労しないんだけど
L064
ベロニカ
「ってこんなときに不謹慎だったわね……。ごめんなさい勇者。
L065
ロウ
「勇者よ……すまんな。しばらくひとりにしてくれんかの。
L066
カミュ
「じいさんと一緒にいるあの女の正体……。さっきの話でようやく確信が持てたぜ。たぶんあいつは……そういうことだよな?
L067
セーニャ
「王妃さまの勇気ある行動に勇者さまは救われていたのですね。
L068
セーニャ
「その大切なお命……。これからもお姉さまと共にお守りいたしますわ。
L069
シルビア
「とっても美しい儀式だったわね……。国王夫妻の魂もきっとなぐさめられたにちがいないわ。
L070
マルティナ
「エレノアさま……。
L071
マルティナ
「誰っ……だ!?
L072
マルティナ
「これは……恥ずかしいところを見られたわね。
L073
マルティナ
「エレノアさまのことを思いだしてたの。そうキミのお母さまのことよ。
L074
マルティナ
「……歩きながらすこしお話でもしましょうか。
L075
マルティナ
「私の母は病弱でね。私が生まれてすぐ亡くなったの……。
L076
マルティナ
「エレノアさまはそんな私を気遣って絵本を読んでくれたり花摘みに誘ってくれだり本当に優しい方だっ
L077
マルティナ
「だからそのエレノアさまが子供を授かったと聞いて……。私心の底からうれしかったの。自分に兄弟ができたような気がして……
L078
マルティナ
「そう……。エレノアさまと最後にお会いした116年前のあの日もこんな雨だった……。
L079
マルティナ
「とうやらキミたちの追っ手のようね。かなりの数だけど……あれだけの追っ手を出せるとしたら……
L080
マルティナ
「デルカめげたりいいノナを出しることしたら……
L081
マルティナ
「デルカダール王国:……!!
L082
マルティナ
「勇者!急いでみんなのもとに戻りましょう!
L083
「祭壇から逃げた連中はいたか?
L084
「ダメだ。どこにも見当たらん。くそっ!逃げ足の速い連中だ!
L085
「み……。みんな!!ここに悪魔の子がいるぞー!
L086
マルティナ
「くっ!
L087
「グレイグ将軍からは悪魔の子を捕らえよとしか言われておらん!女のほうは殺してしまえ!構わん!あいつも悪魔の子の仲間だ!
L088
「た……大変だ。グレイグ将軍を呼びにいかないと……。
L089
マルティナ
「くっ新手を呼びにいったようね。勇者!急いで山を下りてみんなと合流しましょう!
L090
グレイグ
「そこまでだ悪魔の子よ!デルカダールの将グレイグ推参!
L091
グレイグ
「デルカダールで脱獄した貴様を追いつづけグロッタの町でようやく足取りをつかんだ。よくもここまで逃げのひたものだな。
L092
グレイグ
「悪魔の子は私が相手をする。その女はお前たちにまかせた。
L093
グレイグ
「どうした!貴様の実力はそんなものか!
L094
グレイグ
「もう逃げ場はない。ここまでだな悪魔の子よ。
L095
マルティナ
「やめなさいグレイグ!
L096
グレイグ
「ま……まさかマルティナ姫なのか……