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終章 (part 6)

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L001
やれやれ……
L002
どうやら上手いことごまかせたみたいだな。
L003
ジンさん、酔ってたんじゃない
L004
ありゃ、演技演技
L005
酒なんさー満も呑んでないぜ。
L006
顔だって赤かったし……
L007
気を巡らせて血行を良くし酔ったように見せかける……
L008
東方武術における「気功」というものじゃないですか?
L009
ほう、そんな事まで知っているとは驚きだぜ。
L010
まあ、困ってたみたいだからちょいと口出しさせてもらった。
L011
どうだ、助かっただろう?
L012
もー、ジンさんてばほんと人が悪いんだから〜。
L013
たしかに助かったけど、本当に驚いちゃったんだからね。
L014
はは、悪い悪い
L015
それで、どうだったんだ?
L016
どうだったって、何が?
L017
決まってるだろう。
L018
女王陛下との会見のことさ。
L019
あ、あんですって〜!?
L020
どうしてジンさんが!?
L021
もしかして、エルナンさんから何か聞いていたんですか?
L022
受付の兄ちゃんからは何も教えてもらってないぜ
L023
まあ、カマをかけさせてもらったというところかねぇ。
L024
……何の情報もなしにそんな推測はできませんよ
L025
ようやくコイツをお前さんたちに見せられ
L026
ジンは一通の手紙をエステルに手渡した。
L027
て、手紙……:?
L028
この筆跡は……:
L029
まあ、とりあえずそいつを読んでみてくれ。
L030
だいたいの事情は判るはずだ。
L031
ジンさんは、父に頼まれてリベールに来たんですか……
L032
そして父は今……:エレボニアの方にいるんですね
L033
まあ、そういう事になるな。
L034
そういう事になるなって……
L035
要するにジンさん、父さんとグルだったんじゃない!
L036
グルとは人間も悪いねえ。
L037
カシウスの旦那にはあの人がカルバードに来た時に色々とお世話になったん
L038
いつか借りを返したかったからこの手紙は渡りに舟だったのさ。
L039
そうだったんだ〜……
L040
一いつ僕たちが父の子供たと判ったんですか
L041
最初に会った時にエステルが棒術具を持ってたから、なんとなくビンと来てな……
L042
キリカに聞いて確信したわけだ。
L043
一まったく、一言ぐらい教えてくれてもよかったの
L044
一あたしたち、父さんの行方が判らないでずっとヤキモキしてたんだからね。
L045
それについては悪いと思ってる。
L046
ただ文面からカシウスの旦那が帝国に行くことを隠したがっているような気がして
L047
しかしどうやら、お前さんたちだけでてかい仕事をやり遂げたみたいじゃないか?
L048
あ、うん……
L049
ねえヨシュア。もう話しちゃってもいいよね?
L050
うん、こうなったら事情を話した方がよさそう
L051
僕たちだけで済ませるには、あまりにも大きい話だからね。
L052
エステルたちは、博士の依頼でアリシア女王に面会したこと:
L053
そして、補われたクローディア娘を救出する体験を高けたことを話した。
L054
なるほどな……:
L055
晩餐会での話を聞いてキナ臭いとは思っていたが……
L056
よし、その依頼、俺も手伝わせてもらうぜ
L057
え、いいの!?
L058
ああ、カシウスの旦那に恩返しする絶好の機会だからな。
L059
どうか俺にも協力させてくれ。
L060
あたしたちの方からお願いしたいくらいだってば〜。
L061
改めて、よろしくお願いします
L062
こんな場所が存在していたなんて……
L063
予想以上の規模だな。
L064
ロランス少尉。最深部まで案内できるかね?
L065
3解しました……:
L066
わわっ
L067
機械の化物!?
L068
古代の人形兵器か。
L069
あんな化物を一刀で……
L070
やはり、本気の君にはあまり勝てそうな気がしない
L071
ご謙遜を。
L072
さすがは《剣聖》より受け継ぎし神速の居合い
L073
しかと見せていただきました。
L074
ふふ、まだまだ未熟だ。
L075
時代の流れはあまりに早く未熟者の成長を待ってはくれない。
L076
何とか、このつたなき両手で王国の明日を切り抜かなくては……
L077
勇者たちよ!大いなる力への道は開いた!
L078
我らが愛するリベールの頼りる夜明けはもうすぐだ!
L079
諸君の働きに期待する!
L080
3解であります!
L081
我ら特務兵、一丸となって大佐のために尽くす所存です
L082
これまでの事情と女王の依頼についてかいつまんで説明し
L083
いいじゃえ、やら、
L084
*曰く、
L085
しかし、
L086
そういうことで、
L087
えへへ
L088
また、>>
L089
大丈夫
L090
雑誌社と大聖堂で手に入れた情報を説明した。
L091
……いい上が、現在進行している情報部のクーデター計画の詳細です。
L092
まさか、そこまで大それた陰謀が進行していたとは……
L093
確かに、あの特務兵って連中うさん臭そうだったけど……
L094
リシャール大佐が格好良かったから、つい信じちゃってたみたい……
L095
しかも、空城事件やダルモア市長の事件までも裏から採っていたとはねえ……
L096
ずいぶんと、遊撃士を舐めてくれるしゃないか……
L097
こりゃあ、落とし前を付けないとどうにも収まりがつかねえな……
L098
それでは皆さんも、協力して下さるということで構いませんか?
L099
もちろんだせ!
L100
遠慮なくコキ使っておくれ。
L101
借りは……返させてもらう。
L102
凄いことになってきたわね!
L103
さすがに頬もしい限りだね。
L104
人質の命がかかっている以上あまり怒長な作戦にはできません。
L105
多少、力押しになりますが、地点攻略の形を取りたいと思います。
L106
侵入ルートを探す時間はないし、確かにそれしか方法はなさそうだな。
L107
しかし、離宮を刻破するとしたら、役割分担はどうするつもりだい?
L108
……陽動班と突入班の2手に分けるのが確実だろう。
L109
何らかの騒ぎを起こして識宮にいる戦力を引き付けてからそのスキに別動隊が突入する:
L110
しかし、相手は王国軍の中でも精鋭にあたる情報の特務部隊だ。
L111
欲を言えば、腸動時の要撃班と突入時の指摘も欲しいところだな。
L112
それってどういうこと?
L113
陽動して追いかけてきた敵を待ち伏せして叩くのが要撃班……
L114
敵を混乱させて、突入をやりやすくするのが増熱班だね。
L115
なるほど……
L116
でも、この数じゃあそんな役割分担は無理しゃない?
L117
ええ……残念ながら。
L118
他の支部にも連絡したのですが、発着場と関所が封鎖されているため、遊撃士がこちらに来れない状況です。
L119
こういう時に、シェラ姉やアガットが居てくれたらな……
L120
……ジンさんの言う通り陽動と突入の2班だけでは、あまりにも危険が大きすぎます。
L121
何か別の案を検討した方がいいかもしれません。
L122
いや、足りない戦力は我々が補わせていただこう
L123
ユリアさん……
L124
おお、周遊道で会ったあの時のシスターじゃない
L125
お初にお目にかかる。
L126
あなた方の作戦に親衛隊も協力させてほしい。
L127
集合場所はここでいいのよね?
L128
琥羅石の石碑のある休憩所だからここで合っているはずだよ。
L129
問題は、ユリアさんたちが見つからずに来れるかだけど……
L130
……その心配は無用さ。
L131
わっ、いつのまに……
L132
こちらの準備はできている。いつでも作戦を始めてほしい。
L133
エステル君。号令をお願いしたい。
L134
元々、君たちが請けた女王陛下直々の依頼だ。
L135
ああ、お前さんの号令で始めるのが筋ってもんだぜ。
L136
あたし、まだ新米だし……
L137
はは、関係ないさ。あんたなら文句はないよ
L138
ただし、あんまり大声を出さないようにね?
L139
我々は手伝いだ。異存はまったくないよ。
L140
エステル、自信を持って。
L141
細かいことは考えるなっ
L142
こういうのはノリさ、
L143
はの……::さすがに腹が減ったな
L144
そろそろ交替時間しゃないか?
L145
おいおい、たるんでるぞ。
L146
潜伏中の親衛隊が現れるかもしれんのだからな。
L147
逃亡してるのはどうせ0名にも満たない数だろ?
L148
そんな連中、大佐が本気になればあっというまに狩りつくせるさ
L149
ーーーッ!!!……やれるものならやってみるがいい。
L150
親衛隊中隊長、シッ
L151
特務鑑から連絡があった!
L152
どうやら親衛隊の残党がのこのこと現れたらしい!
L153
至急、現場に急行しこれを機会に奴等を殲滅する!
L154
ラジャー!
L155
何とか片づいたか……
L156
へへただ、
L157
バカな連中だ
L158
飛行艇はロックされている。簡単に使うことはできんぞ。
L159
おとなしく大佐に従っていれば、命だけは助かったものを……
L160
おのれの頑迷さを呪って死んでいくがいい!
L161
ゆ、遊撃士だと!
L162
貴様ら、車に歯向かうつもりか!?
L163
あいにくだが……君たちはすでに違法的存在だ
L164
陛下のお墨付きがある以上遠慮なくいかせてもらうよ!
L165
要撃班が動いたぞ。
L166
まず自分たちが先行して前庭で残存兵力を引き付けます
L167
ーーーその際に、あなたがたは離宮内部に突入してくださ
L168
うん、わかったわ!
L169
L170
よしよし……!やってくれてるようだな。
L171
この隙に建物に突入するぞ。
L172
これが《エルベ離宮》……
L173
うーん、お城にも負けないくらい募華だわ。
L174
まあ、王家の建物だからね。
L175
おっと、おいでなすったぜ。
L176
ーーーなんだ貴様らは!?
L177
悪党に名乗る名など無し!
L178
問答無用で行かせてもらいます!
L179
さてと、お姫様たちはどこに捕まってるのかしら?
L180
そんなに広い建物しゃない。
L181
しらみ潰しに調べていった方がよさ
L182
ぐずぐずしてたら前庭にいる連中も戻ってくる
L183
とにかく急ぐぞ。
L184
えー、そりゃないわよ!
L185
かなり頑丈な鍵だね……どこかから見つけてこないと、
L186
ふむ、ひとまずここは後回しにするしかなさそうだな。
L187
ナイアルが行方不明になった経緯を話した。
L188
大きな緋色の壺がある。
L189
///
L190
なんだ貴様ら……
L191
どこかで見かけたような……
L192
しいノり武術大会で優勝した……
L193
遊撃士協会の連中か!?
L194
ま、そういうことだ。
L195
素直に通してくれれば見逃してあげてもいいんだけど?
L196
な、舐めるなァ!
L197
お、お前ら……:!?
L198
やっほー、助けに来たわよ!
L199
ナイアルさん。無事だったみたいですね。
L200
助けに来たって、マジか!?
L201
エステルさん、ヨシュアさん.
L202
こんな所で会えるなんて……
L203
あなたがお姫様なんだ。
L204
初めまして、あたしたち遊撃士協会の……:
L205
初めまして、じゃないですよ。
L206
ドレスを染めた。エステルさん、ヨシュアさん.やっと約束通り再会できましたね。
L207
ああっ、クローゼしゃない!
L208
もう、エステルさんった
L209
すぐに気付いてくれないなんてヒドイで
L210
そんなこと言われてもドレス着て、髪伸ばしてるし……
L211
一体全体、どうしちゃったの?
L212
……ごめんね、クローゼ。
L213
エステルって、あまり人を疑うことを知らないから。
L214
それってどーいう意味よ!
L215
ふふ、それがエステルさんのいいところだと思いますから。
L216
クローゼンそれよりも、ヨシュアさん。
L217
まだ私を……その名で呼んでくれるんですね。
L218
うん、君がそう望んでいるような気がしたから。
L219
本名の方が良かったかな?
L220
とんでもありません……ありがとう、すごく嬉しいです。
L221
ところで、どうしてクローゼがここにいるわけ?
L222
それに、例のお姫様がどこにもいないんですけ
L223
あのな、目の前にいるだろ。
L224
ごめんなさい、黙っていて……
L225
本当は、エステルさんたちと王都で再会した時に打ち明けるつもりだったんですけど……
L226
リシャール大佐に捕まってしまって……
L227
え、でも、なんで?
L228
なんでお姫様が正体隠して普通の学校なんかに……!?
L229
それにあたし、クローゼのことをどう呼んだらいいのか
L230
どうかそのままクローゼと呼んでください。
L231
クローディア・フォン・アウスレーゼ・
L232
本名の最初と最後を合わせた愛称なんです。
L233
えっと、それじゃあその髪は?
L234
あ、これはヘアピースです。
L235
さすがに同じ髪型だと、学園生活に支障をきたしそうだったので……
L236
まったく迂闊でしたよ……
L237
そのお姿は、写真で拝見していたのに市長邸の事件で会った時にはサッバリ気付きませんでしたからねぇ。
L238
うふふ、ごめんなさい
L239
デュナンが父様や、ダルモア市長も気付かなかったみたいですし意外と効果はあったみたいですね。
L240
そっか、考えてみればあの公爵も親戚なのよね。
L241
肝心なことを忘れてたわ。
L242
そうだったんですか……
L243
ヨシュアさん。それにジンさんと仰いましたね。
L244
あはは、気にしないでよ。
L245
捕まってたのがクローゼたと知ってたら頼まれなくても助けに来たし。
L246
エステルさん"……
L247
確かにその通りだね。
L248
それに、僕たちよりも陛下に感謝した方がいいと思う。
L249
確かに、姫殿下さえ無事ならば、大佐の要求を拒否する事ができる……
L250
死すら覚悟されているかもしれませんね。
L251
お祖母さまはそういう方です
L252
何とか手を打たないと今度はお祖母さまの身が……
L253
リアンヌちゃん!?
L254
なんで女の子が!?
L255
モルガン将軍のお孫さんです。
L256
ハーケン門に監禁された将軍を動かすために連れてこられたらしくて……
L257
・イベ・
L258
我ら情報部員、理想のためなら鬼にも修羅にもなれる!
L259
そ、そんなことで威張ってるんじゃないわよ!
L260
中隊長、取引をしましょう。
L261
その子の代わりに私を人質にしてください。
L262
その手には乗りませんぞ。
L263
さすがに我々といえど王族を手にかける勇気はない。
L264
それと比べると、モルガン将軍の孫娘というのはちょうどよろしい。
L265
人質としての価値もあるし、傷つけても問題無さそうだ。
L266
一クローディアは……い、あなた方は……
L267
やれやれ、腐った連中だぜ
L268
何とでもほさくがいい。
L269
そろそろキルシェ通りから巡回部隊が帰還する頃合い
L270
親衛隊、遊撃士もろともここで一網打尽にしてくれるわ!
L271
ひぐっ……っつ……:
L272
うわわあああぁああん!!
L273
よしよし、もう大丈夫よ。
L274
シェ、シェラ姉!?
L275
来てくれたんですか……
L276
エゲツな〜。
L277
って、今撃ったのって……
L278
……。オリビエさんですか?
L279
ピンポーン♪
L280
いやいや。真打ち登場といった所かな。
L281
それに、シェラザード。ずいぶん久しぶりじゃないか
L282
どうも、ご無沙汰してます。
L283
まさかジンさんがリベールに来てるなんてね。
L284
あなたがエステルたちに付いているって聞いたからあんまり心配してなかったわ。
L285
はは、そりゃさすがに買いかぶりすぎってもんだぜ
L286
しかしお前さん……ずいぶん色っぽくなったなぁ。
L287
正直、見違えたぞ。
L288
あ、あら、そうかしら?
L289
いいい。そこはかとなくジェラシー。
L290
ボクのことを散々もて遊んでおいてゴミのように捨てるのねっ。
L291
ああ、オリビエ。アイナが会いたがってたわよ。
L292
また一緒に呑もうだってさ。
L293
ごめんなさい。ボクが悪うございました。
L294
まったくもう……みんな相変わらずなんだから。
L295
でもシェラさん。よく王都に来れましたね。
L296
壬国軍に関所が封鎖されてませんでしたか?
L297
ええ、だからヴァレリア湖をボートを使って移動したわ
L298
王都の破止場に上陸したわけ
L299
なるほど、考えましたね……
L300
でも、どうしてまたスチャラカ演奏家と一緒な
L301
王都のギルドでばったり出くわしちゃってね。
L302
スッポンみたいに減れないから、仕方なく連れて来たのよ……
L303
ハッハッハッ。
L304
こんな面白そうなことをボクが放っておくわけないだろう。
L305
ところで、そちらのお嬢さんが……
L306
あ、紹介するわね。
L307
女王様のお孫さんにあたるクローディア姫殿下よ。
L308
あたしとヨシュアの友達なの。
L309
お気になさらずに。これも適撃士としての務めです。
L310
美しき姫君を救うのは紳士としての誉れと言うからねぇ。
L311
お会いできて光栄た、プリンセス。
L312
クローゼ、ご無事でしたか!
L313
ユリアさん、ジーク!
L314
ピュイピュイ!
L315
ふふ、よかった。また会うことができ
L316
殿下、よくご無事で……
L317
ユリアさんも……元気そうて良かったです。
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