終章 (part 3)
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L001
緊張してたからかな、なんだかどっと疲れてきちゃった。
L002
っ。いいわよそんなのっ!!
L003
……そんなに慌てなくても。冗談だよ、僕も恥ずかしいし。
L004
……あっそう。(ってなに残念がってんのよ")
L005
空城と特殊兵のチームについてお願した
L006
その後、ナイアルと別れたエステルだとはホテルに戻って早めに休むことにした。
L007
そして翌朝ーー
L008
不良たちから貰った地下水路の鍵について説明した。
L009
しかし昨晩は酒が進んだなぁ。兄さんの話が面白いのなんの。
L010
美酒に酔いしれながらの大陸各地の美女試験も乙だったね。
L011
Q.べ_
L012
ダメ〜〜
L013
ここで
L014
そして、
L015
んふぅっ、
L016
うーん……。遅いわね
L017
もうすぐ試合が始まるのにもう1組のチーム、来ないわよ?
L018
たしかに妙だね。
L019
事情があって遅れているのかそれともいい……
L020
てめえらは……
L021
あなたたちのチームでしたか。
L022
フッ、どうりで時間通りに来ないわけだね。
L023
ふーん、今日のお相手はお前さんたちしゃ無かったか。
L024
フン……。選が良かったね。
L025
あんたたちと当たったら今度こそ、そこのノーテンキ女に思い知らせてやろうと思ったのに。
L026
あ、あんですって〜?
L027
無駄口を叩くんしゃない!!
L028
公爵閣下の温情があって参加していることを忘れた
L029
まあまあ兵士さん。そう目くしら立てないでくれよ。
L030
ここに連れて来られてから俺たちゃ、大人しかっただろう?
L031
願わくば、また牢に戻るまでその態度を通して欲しいものだな
L032
あんたたちも、こいつらとはなるべく口を利かないでほしい。
L033
面倒を起こしてもらっては困るのだ。
L034
別に面倒を起こすつもりはないけど……
L035
判ってると思うが、競技場には一個中隊の兵が空備についている。
L036
逃げられると思うんしゃないぞ。
L037
目障りだからとっとと行けばぁ?
L038
一回収容マーケース…………どんどん
L039
一日以外に……どうしよう
L040
ガキの挑発に乗るなよ。
L041
くれぐれもおかしな事を考えるんじゃないぞ。
L042
お前、教室。離婚して
L043
一体どうなってるのよ?
L044
どうして、あんたたちが武術大会なんかに出てるわけ?
L045
デュナン公爵あたりに出場しろと言われたんですか?
L046
確かに、俺たちを出場させようとか言い出したのはその何とかっていう公開らしいぜ
L047
試合で勝つたびに飛を軽くしてくれるんだってさ。
L048
信じられないことするわね。
L049
ハッハッハッ。何ともお茶目な公爵さんだ。
L050
まあ、せっかくの申し出だ
L051
刑が決まってムショに移される前に、できるだけ稼いでおこうと思ってな。
L052
それだけが理由しゃねえけどよ。
L053
へ……どういうこと?
L054
うっさいなあ。あんたたちには関係ないだろ
L055
ボクたちにだってそれなりの意地はあるんだよ。
L056
特殊兵たちと戦うためですか?
L057
な、なんで……
L058
ドルルくっ……その通りだぜ。
L059
トルセあいつら、味方のクリして俺たちのことをハメやがったんだ!
L060
トルセ情報部とやらの勢力を拡大するためのダンとして使い捨てやがったのさ!
L061
まあ、だまされた俺たちもマヌケといえばマスケだけど……
L062
それでも、エゲつなさすぎだぜ。
L063
うーん、確かに……
L064
そう考えてみるとあんたたちも不憫よねえ。
L065
だ〜から、哀れみの目でボクたちを見るなってばぁ!
L066
ボクたちに借りがあるクセについて
L067
あんたたちに借りって……?
L068
フフン、この前の出来事さ。
L069
お前さんたちが要望に居たことを連中に知られるとマズイんしゃないか
L070
がはは、せいぜい感謝しやがれよ。
L071
確かに……黙っていてくれた事は感謝します。
L072
何だか面白そうな話をしてるねぇ
L073
え〜い、何でもないってば!
L074
お取り込み中のようだが、そろそろ始まるみたいだぜ。
L075
皆様……ご大変長らくお待たせしました。
L076
司会のお大変長らくお待たせしました。
L077
司会の声これより武術大会、本戦2日目を始めます!
L078
早速ですが、本日最初の第5試合のカードを発表します。
L079
南、蒼の組一一カルバード共和国出身。武術家ジン以下4名のチーム!
L080
北、紅の組一一遊乎士協会、グランセル支部・クルツ選手以下4名のチーム
L081
しかもカルナさんたちが相手だわ!
L082
……強敵だね。
L083
僕たちが、ジンさんの足を引っ張らないようにしないと……
L084
そう慎重になることはないさ。
L085
お前さんたちの実力はじゅうぶん正越撃士に迫ってる。
L086
あとは勝とうという気合いだけ
L087
頑張ります!
L088
いさ行かん、戦いの風
L089
3
L090
ヨシュア。
L091
エステルちゃんたち、やっぽー!
L092
どーも、先輩たち。
L093
胸を貸していただきます。
L094
『不動のジン』……あんたとは、一度やりあってみたかったんだ
L095
どれほどの腕かこの剣で確かめさせてもらうぜ!
L096
フフン、いいだろう。こちらも全力で行かせても
L097
はは、出来れば決勝戦で聞いたかったものだが……
L098
ここで当たったのも通命だろう。
L099
ベテランの遊撃士集団。
L100
片や、注目の新人コンビと武術家ブレイサーと天才演奏家との協合チーム。
L101
どちらが勝つかは女神のみぞ知る、だね。
L102
これより武術大会、本戦第5試合を行います。
L103
両チーム、開始位置についてください。
L104
双方、構え!
L105
勝負始め!
L106
勝負あり!☆の組、ジンチームの勝ち!
L107
クッ……い、見事だ。
L108
お前さんたちもさすがに手強かったぜ。
L109
エステルたちがいなかったら、俺の勝ち目も無かっただろうな。
L110
うん、何とか……足を引っ張らずにすんだね。
L111
謙遜するんしゃないよ……
L112
ふう、さすがはシェラ先輩の教え子だなぁ……
L113
それに、そこのお兄さんがそこまでやるとは思わなかったよ……
L114
お嬢さんの方もなかなか痺れさせてもらったよ。
L115
よければ試合の後にお互いの娘さを讃えて乾杯でも……
L116
えーかげんにしときなさい。
L117
ほ〜っ、やるじゃねえか。
L118
ノルノル。見ていて興奮しちまったぜ。
L119
悪くない試合だったしゃないか。
L120
あはは、ありがと♪
L121
って、どうしたの?あんたが誉めてくれるなんて、
L122
ひょっとして熱でもあるの?
L123
あんたみたいな甘ちゃんをボクが誉めるわけないだろっ
L124
ボクたちを追い詰めた連中に簡単に負けられると困るだけだよ
L125
口の減らないボクっ子ねぇ
L126
まあまあ、エステル。
L127
……どうもありがとう。
L128
色々あったのに、僕たちを応援してくれたみたいだね
L129
続きまして、第6試合のカードを発表させていただきます。
L130
ッフ
L131
おーし、とうとう来たか
L132
あの黒坊主どもに目にもの見せてやるぜ!
L133
こうなったのも何かの縁ね。
L134
敵の隊長には気を付けて。
L135
彼さえ自由にさせなかったら勝機はかならずあると思う。
L136
……いじゃなくて!余計なお世話だよ
L137
よお、仮面の兄ちゃん。
L138
待ってたぜ。借りを返せる機会をな
L139
なにがおかしいのさ
L140
エレボニアの投落貴族、カブア男爵家の心児たち……
L141
悪徳商人に領地を横取りされ、お家再興のために空城稼業……
L142
何とも涙ぐましい話だと思ってな。
L143
て、てめえっ!?
L144
どうして知ってるんだよ!?
L145
我々が所属しているのが情報部だということを忘れたか?
L146
我々への復讐などあきらめて真面目に服役した方が身のためだ。
L147
ずいぶんとまあ、酔ってくれるじゃないの……
L148
てめえなんざ導力砲の餌食にしてやらあ
L149
勝負あり!紅の組、ロランスチームの勝
L150
ああ……負けちゃったわ……
L151
途中まではいい展開だったんだけどねぇ。
L152
あの赤い隊長どのが動き始めたら崩れてしまったね。
L153
ふーむ……。店の知れん相手だな。
L154
あれで本気とも思えんし、いまいち実力が読み切れねえ。
L155
今ので全力しゃないの!?
L156
……たぶん、違うよ。
L157
最後の技を放ったあとも気の集中が衰えていなかった。
L158
また余力を残していると思う。
L159
とんてもないわね……
L160
ヒー
L161
あの……。惜しかったわ
L162
なぐさめはいらねえ……
L163
俺たちの完敗だったぜ……
L164
俺のサポートが甘かったからだ……
L165
キール兄は悪くない……!!
L166
ボクがあいつの斬り込みを崩せなかったからだよ……
L167
まあ、仕方ないでしょ。勝負は時の選とも言うんだし。
L168
あんたたちのかは、明日の試合であたしたちが絶対に討ってあげるわ!!
L169
なにィ……!?
L170
わいわい……!!ずいぶん簡単に言うじゃないか。
L171
そんな安識け合いできる相手しゃないと思うけど……
L172
根拠のない所がまたエステル君らしいねぇ
L173
やっと終わってくれたようだな。
L174
ほら、グズグスするな!とっとと波止場に戻るぞ!
L175
おいおい、冗談しゃねえぞ。
L176
聞ったばかりなんだから少しくらい休ませてくれよ〜。
L177
犯罪者の分際で甘えるな。
L178
ほら、さっさと来ないか!
L179
ああ、疲れたぁ……
L180
おい、あんたたち……
L181
あんたたち、絶対に勝てよな!
L182
あんなふざけた連中に負けたりしたら許さないからねっ!
L183
あったりまえでしょ!任せておきなさいってば
L184
絶対に……。勝ってみせるよ。
L185
……気はすんだか。
L186
ほら、手間を取らすんしゃない。
L187
は〜、もうお腹ペコペコ!
L188
ナイアルが調べてくれた情報をエルナンに報告
L189
何か物音がしなかった?
L190
(……:部屋に入ると同時に臨戦強勢のまま状況確認を、)
L191
(たぶん、侵入者だ。)
L192
〈爆発物が仕掛けられている可能性もあるから気を付けて、
L193
(ちょ、ちょっと……!冗談でしょう)
L194
〈頼むから僕の言う通りにして……»
L195
〈何だったらここで待っていてくれても構わない。
L196
(じょ、冗談!)
L197
(覚悟はできてるからとっとと中に踏み込みましょう
L198
逃げられたみたいだね。
L199
でも、おかしいな……人のいた気配がない……
L200
トラップも……仕掛けられてないみたいだ。
L201
そんな事までわかるの?
L202
置き土産はこれだけみたいだ。
L203
それって……。手紙?
L204
ヨシュアは手紙の封を切った。
L205
『一今夜10時。大聖堂まで来られたし。』
L206
『くれぐれも他言無用のこと。』
L207
……いって、それだけ?
L208
大聖堂って、西街区にある大きな教会のことよ
L209
今夜10時っていうことは、もうすぐか……
L210
うーん、あやしさ大爆発だけど、虎穴に入らずんばとも言うし……
L211
ヨシュア。ここはお誘いに乗ってみない?
L212
……駄目だ!
L213
ど、どうしたの?
L214
ごめん、大声を出して……
L215
ほら、さっき兵士たちが夜のパトロールを強化してるって言ってただろう?
L216
西街区までは離れているし見咎められる可能性が高いよ。
L217
あ、忘れてた。
L218
うーん、だからといって放っておくのも気持ち悪いし……
L219
だから、僕ひとりで行ってくるよ
L220
2人よりも1人の方が行動しやすいからね。
L221
兵士たちをやり過ごしながら大聖堂までたどり着けると思う。
L222
あたしだって遊撃士のはしくれよ。
L223
自分のことは自分で面倒見れるし、足を引っ張らない自信だってあるわ。
L224
もっともらしいこと言ってもごまかされないんだからね。
L225
エステル……"僕はそういうつもりしゃ。
L226
あたしを信用してないワケしゃないのは分かってる
L227
心配してくれているんだろうけど多分、それだけでもない……
L228
何か心当たりがあるっ
L229
そんな素振りも見せてないのにどうしてそこまで分かるんだい?
L230
そりゃあ、あたしはヨシュア観察の第一人者だも
L231
何となく分かっちゃうんだってば。
L232
(……。ここまで、か……
L233
わかった、もう止めないよ。
L234
指定の時間までもうすぐだし急いで大聖堂に向かうとしよう。
L235
あ……うん!
L236
納束して欲しいことがある。
L237
何かあったら必ず僕の指示に従ってほしいんだ。
L238
うん……。わかった。
L239
それじゃあ急ぎましょ。