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第1章 (part 2)

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L001
一一改めて自己紹介をしよう。
L002
オリビエ・レンハイム。霊的の詩人にして演奏家でね。
L003
知っての通り、エレボニア人でリベールには巡業旅行に来たの
L004
あたしはエステル……
L005
なんで自己紹介なんかしなくちゃいけないのよっ!?
L006
まあ、やり方はともかくあの場を仲裁してくれたんだし。
L007
僕はヨシュアといいます。
L008
あたしはシェラザードよ
L009
さっきは、あたしも頭に来て熱くなりすぎてたから助かったわ。
L010
いちお、礼を言っとくわね。
L011
礼には及ばないよ。
L012
美と平和を愛する者として、当然のことをしただけさ……
L013
しかし是非にと言うのであれば、ポクと一日デートに付き合って
L014
そういうのはお断り。第一、そんなヒマは無いしね。
L015
それは残念だ。
L016
では代わりに、ヨシュア君に付き合ってもらうとしようか。
L017
なんでそうなるんですか……
L018
タチの悪い冗談はやめて下さ
L019
心外だな。冗談のつもりしゃないんだ
L020
一余計にタチが悪いですね
L021
ちょっと待ちなさいよ。なんで、あたしは誘わない
L022
うーん、素材は申し分ないが色気に欠けているのが問題だな。
L023
少しは、この2人を見習うとい
L024
色気がなくて悪かったわね!
L025
しかも、男の子のヨシュアを見習えってどういうことよっ!?
L026
お、落ち着いて。エステルは充分可愛いと思うよ。
L027
まあ、確かに……色気は少ないかもしれないけど、
L028
あ、あんですってー!?
L029
やれやれ……
L030
まあ、さっきも言った通りあたしたちは忙しい身なのよ。
L031
ロクにお礼も出来なくて悪いけど、そろそろ失礼させてもらうわ。
L032
にっにら……
L033
ボクも、ボースという街まで同行させてもらえないだろうか?
L034
何しろりベールは初めてでね。道案内を頼みたいのだよ。
L035
そのくらいだったら別に構わないけど……
L036
ちょっとシェラ姉!?
L037
そのくらい良いじゃない。どうせ目的地は一緒なんだし。
L038
それに道案内というのも遊撃士の仕事のひとつよ。
L039
しょうがないなぁ。
L040
でもでも、コイツの毒牙にヨシュアが狙われたりしたら……
L041
あの、エステル?
L042
ヨシュア、心配しないで!
L043
間違いが起こらないようあたしが守ってあげるからね!
L044
何の心配をしてるのさ……
L045
人をケダモノみたいに言わないでくれたまえ。
L046
どちらかというと愛の狩人と呼んで欲しいね。
L047
恋泥棒も悪くないが、フフ……
L048
のーみそ膿んでる?
L049
さてと、それでは早速、ボースに出発するとしようか。
L050
キミたち、よろしく案内を頼むよ。
L051
さりげなく仕切ってるし……
L052
っていうか、あんた!少しは人の話を聞きなさいよっ!
L053
違すから、丸いに濡らおうじゃないか。ボクたちの愛のこれまでと、これからを、
L054
ーーー、つ、疲れる……は、マイ
L055
まあ、退屈だけはしなさそうだね。
L056
はぁ……
L057
『>>14
L058
で、護衛は必要かしら?追加料金次第で受けてもいいけど。
L059
これでも護身用になり続と導力成法の備えはしていてね。
L060
じゃあ心配いらないか。せいせいケガには気を付けなさいよ。
L061
強そうね。全力で行くわよ!
L062
いーーー〜〜〜
L063
ほう、束はヴェルテ橋ねぇ……さっそく行ってみようじゃないか。
L064
あんたはボースに行くんでしょーかっ!!ほら、こっち!
L065
ホント自由な人だな……
L066
ガ、ガイドブックそんなものまで売
L067
将軍から入手した情報をルグラン老人に詳しく説明した。
L068
市長から一言、コメントをもらうだけでいいんだからさ。
L069
そうそう、ついでに写真も撮っちゃいますけど〜。
L070
アボイントメントの無い方はお引き取り願っているところです。
L071
どうかごろ承ください。
L072
そこを何とか!
L073
これほどの大事件なのに判ってることがロクにねぇ……
L074
読者に何か伝えてやりたいんだ!!
L075
ですが……
L076
そうそう、そうですよー
L077
噂の美人市長が表紙を飾れば部鉢倍増も間違いナシですし〜。
L078
こらドロシー!なに失礼なこと言ってやがる!
L079
ネタがないんだったら美人市長を客寄せのアイドルに仕立てて説画を稼いしまえーって、
L080
バカッ
L081
あ、あの、メイドさん?
L082
ずいぶん面白いお客様ですね……
L083
お2人の話は、出来るだけ詳細にメイベル市長に伝えておきますので、
L084
今日のところはお帰りください。
L085
お帰り・下さい。
L086
あれ、美人市長の写真、撮らなくてもいいんですかぁ?
L087
頼む……頼むから……:……これ以上喋らないでくれ……
L088
セ、センパーイ!待ってくださいよ〜!
L089
市民からの苦情の処理……
L090
ボース上空の飛行制限によるマーケット商品の納入選れ……
L091
下水道設備の修理について……
L092
女王陛下への贈答品の選定……
L093
アンセル街道での魔獣被害……
L094
メイベリオ最アンセル新造での療獣被害……
L095
もう〜、いつになったら書類の処理が終わるんですのー!
L096
のりー……
L097
お忙しそうですけど……お邪魔してもよろしいですか?
L098
コホン、もちろんですわ。
L099
モルガン将軍からの情報ですね?早速、何かせていただきます。
L100
ロレントで起きた事件やモルガン将軍から聞いた情報を一通りナイアルに伝えた。
L101
あれ……::っ
L102
シェラザードか。珍しいところで会うもんだな
L103
それはこっちの台詞だわ。
L104
王都方面にいたと思ったけど、あんたも事件を調べに来たクチ?
L105
いや、ヤボ用てな……
L106
しかしお前が来たんだったら安心して任せられるってもんだ。
L107
せいぜい頑張ってくれよ
L108
なによ、冷たいしゃないの
L109
先生が捕まったかもしれないってあんたも問いているはずでしょう?
L110
捕まった?あのカシウス・ブライトが?
L111
はははッ、冗談キツイせ!
L112
あの食えないオッサンが空賊ごときに遅れをとるもんか!
L113
なんかの間違いに決まってるさ。
L114
あたしもそう信じたいけど……
L115
〈何なのかしら、この人"……》
L116
〈分からないけど……連撃士てあるのは絶かみたいだね。
L117
そこのガキどもはなんだよ?
L118
見たところ新入りみたいだが。
L119
ふふん、聞いて驚きなさい。
L120
カシウス先生のお子さんよ。
L121
ふーん、こいつらがねぇ……
L122
なによ?しろしろ眺め回しちゃって……
L123
黒髪の小僧はともかく……そっちの娘はドシロウトだな。
L124
本当に、オッサンの娘なのか?
L125
あ、あんですってー!?
L126
彼女は正真正銘、カシウス・ブライトの娘です。
L127
僕の方は、表子ですけど
L128
ふーん、そうなのか?
L129
そんな事はどうでもいいか。
L130
どうでもよくないッ!!
L131
じゃあな、シェラザード
L132
ガキどもに足を引っ張られないようせいぜい気を付けるんだ
L133
はいはい。
L134
あんたこそ突っ張りすぎて痛い目に遭わないよう注意なさい。
L135
はは、肝に難しとくせ。
L136
そうだ、シェラザード。
L137
廃抗方面にいた手配廃獣を退治したっていうのはお前か?
L138
正確には«あたしたち!だけど、
L139
は、見習いなんさ頭数に入れても仕方ねえた
L140
ま、その調子で空賊捜しも頑張ってくれ
L141
じゃあな。
L142
な、なんなのアイツ!?
L143
あちゃめちゃムカつくんですけどー!
L144
なるほど……今の人が〈連剣のアガット》か。
L145
アガット・クロスナー。遊撃士協会の正逆撃士よ。
L146
特定の所属支部を決めずに各地を回りながら活動してるわ
L147
得物は、廃獣を一刀両断にできるほどの質量のある大剣……
L148
言っておくけど、かなりの接腕よ
L149
そういえば、アイツも父さんの知り合いみたいだけど……
L150
父さんの実力は認めているけど、好意的とはいえない態度だったね。
L151
色々と事情があってね、
L152
先生に対して突っ張ってるのよ。
L153
ラヴェンヌ村に急きましょっ!
L154
実績を重ねてくうちにいつからか呼ばれ始める感じかしら。
L155
頑丈な鎖が巻きつけてあり、南京錠によって封鎖されている。
L156
アフェ……
L157
操作  L1 R1 ズームラヴェンヌ村
L158
ラヴェンヌ村ラヴェンヌ山道
L159
ラヴェンヌ山道操作 L1 R1 ズーム
L160
のつーよ」いーっ、へっ/アフェ……
L161
操作ズーム
L162
へっ/アフェ……
L163
操作ズーム
L164
ここって……はいはい
L165
「無理
L166
廃坑の鍵を使った。
L167
風は奥の方から吹いてるわ。慎重に進むわよ。
L168
ん、あれって……
L169
(これは、大ビンゴね……
L170
>>一で、私は「大ビン」は
L171
それは……
L172
そして、そんな
L173
でも、それでも
L174
できるだけ急げよ。グズグズしてると連中が来る。
L175
がってんだ、キール兄貴。
L176
露天振りをしていた谷間ね……!
L177
「うまい隠し場所もあったもんだわ。
L178
(簡単に見つからないわけですね。)
L179
(考えるのはあとあと!)
L180
はあ、これで三往復目かよ……
L181
まったく兄貴ときたら弟使いが荒くてたまらない
L182
まあいいや、これが終わったらゆっくりと身代金の交渉を……
L183
なんなの、ブレイサーズって……
L184
まったくもう。すーぐ調子に乗るんだから。
L185
な、なによう……ちょっと外しちゃっただけじゃない。
L186
お前たちは……:ジョゼットがやり
L187
話が違うしゃないか!どうしてこんな早く来るんだよ?
L188
なにワケ判んないことを……
L189
遊撃士協会の規定に基づき定期船強奪、乗客拉致の疑いであなたたちを緊急逮捕するわ。
L190
覚悟はいいかしら?
L191
ちょ、ちょっと待て。
L192
ひょっとしてお前ら……3人だけで捕まえにきたのか?
L193
何よ、見ればわかるでしょ?
L194
ふーん、なるほどね。あの連中とは関係ないわけか。
L195
«あの連中"とかなんとか気になることを言ってたけど〜
L196
フフ、すいぶんとだらしのない部下たちね?
L197
そして、そんな
L198
ちっ、油断しちまったか……
L199
おまーさんなかなかやるじゃないか。
L200
ジョゼットを負かしただけはある。
L201
おたてても何も出ないもんね。
L202
ほれ、とっとと解参して乗客たちを解放しなさいよっ!!
L203
ははは!本当に何も知らないらしい。
L204
まったくお目出たい連中だぜ。
L205
ごほっ、ゲホゲホ……
L206
ちょっと目にしみた〜〜……
L207
……。見えなくなったわね。
L208
やれやれ、一度ならず二度までも取り逃がしたか。
L209
こりゃあ、あたしの方は解格されても文句言えないわね。
L210
もう、シェラ姉ってば……
L211
そんな風に、自分一人が悪いような言い方やめてよね。
L212
僕たちにだって遡げられた責任はあります。
L213
梅やんでいる暇があったら、今できる事をしておかないと……
L214
定期船は取り戻せたしさっそく調べてみるとしますか。
L215
中に乗客がいるかもしれないわ。
L216
これは、
L217
いや、
L218
ずっと、
L219
操舵用の舵輪がある。
L220
ええ〜っ!
L221
これってどういうコト!?
L222
これはさすがに予想外だね。
L223
うーん、連絡する手間が省けたと喜ぶべきかしら……
L224
武器を所持した不審なグループを発見!
L225
お前たち!人人しい子
L226
まったく世も未だぜ。こんな女子供が空賊とは・
L227
誰が空賊ですってぇ!?
L228
この放草が日に入らないの!!
L229
遊撃士の紋章か……:
L230
そのようなものが身の深白の証になるものか。
L231
モ、モルガン将軍!?
L232
とっしくここに……
L233
各部隊の報告に目を通して調査が不十分と思われる場所を確かめに来たのだが……
L234
言いがかりをつけるのは止めていただけないかしら
L235
我々は、そちらより一足先にこの場所を捜し当てただけだわ
L236
ならば空城どもはどこだ?
L237
一一、ビルクレイベントもその中に人質たちはいるのか?
L238
「色火のリンクに写真その中に人質たちはいるのか?
L239
空賊には後一歩のところで逃げられてしまいました……
L240
人質の乗客もここにはいません
L241
語るに落ちたな……。
L242
大方、我々がやって来ることをおぬしらが空城に知らせたのだろう。
L243
ちょっとぉ!いいかげんにしてよねっ!!
L244
それはこちらの台詞だ!
L245
こやつらを引っ揃らえい!
L246
どうやらお困りのようだね?
L247
いや、僕は何も……
L248
隣から聞こえてきたわ。
L249
しかも何だか聞き覚えのあるような……
L250
おお、つれない事を言わないでくれたまえ。
L251
この艶のある美声を聞いたら、誰だかすぐに判るたろうに……
L252
この根拠のない自信……
L253
そして自分に酔った口調……
L254
ひょっとしなくても、オリビエ?
L255
ああ、こんなところで再会することができるとは……
L256
あんた……:どうしてここにいるのよ?
L257
ボースに案内したハズでしょ!
L258
しかも、こんな牢屋に閉じ込められてるなんて……
L259
一体、何をしてかしたわけ?
L260
まーまー、そう一度に質問しないでくれたまえよ。
L261
あっそ、だったら聞かない。
L262
偶然だね、エステル……僕もそんな予感がするんだ。
L263
あたしたちの健康と美容のために。
L264
はっはッはっ。そんなに遠慮することはない。
L265
〈聞いちゃいない……!〉
L266
キミたちと別れた後……
L267
ボクは、マーケットを冷やかしてからレストラン『アンテローゼルに入った。
L268
そして、存分に舌鼓を打った後、余興にグランドビアノを弾いたの
L269
すると、レストランの支配人が身を震わさんばかりに感触してな……
L270
レストラン専門のビアニストとして届いたいと頼み込んで来たわけだよ。
L271
どうでもいいけど……リュート弾きじゃないの?
L272
それはともかく……ボクはある条件を出してそのオファーを受けたわけだ。
L273
ミラの代わりに、料理とワインを毎日タダでご馳走してくれってね。
L274
でも、それがどうしてこんな牢屋に入れられること
L275
ああ、ここからが聞くも涙、語るも涙の話なの
L276
その夜、さっそくボクはシェフに作らせた鴨肉のソテーに舌鼓を打っていたのだが……
L277
血を使ったソースがまた、たまらなく濃厚な味わいでねぇ。
L278
どうしても普通の赤ワインでは物足りなく感じてしまったのだよ。
L279
なんか無性に殴りたくなってきたわね……
L280
それで、あんたはどうしたの
L281
貯蔵庫の奥に保存されていた良さそうな一本を拝借したんだ。
L282
《グラン=シャリネ》1183年物。
L283
王都のオークションに出た幻のヴィンテージワインじゃない!!
L284
ほう、シェラ君はなかなか詳しいみたいだね。
L285
ボクも噂を聞いて、かねてから飲んでみたいと思っていたのさ。
L286
聞いた話じゃ……。50万ミラで落札されたそうよ。
L287
50万ミラ〜!?
L288
たかがワイン1本に!?
L289
とんでもない世界だね……
L290
オリビエさん。まさかそのワインを……
L291
京腔をくすぐる馥郁たる香り。
L292
喉元を愛撫する芳醇な味わい。
L293
ねえキミたち、信じられるかい?
L294
薔薇色に輝く時間と空間が確かにそこには存在したんだ……
L295
……ダメだこりゃ……!!
L296
……やっぱり疲れたね……:::
L297
……呆れてモノも言えない……!!
L298
しかし、そうなると今度は料理の方が物足りなく感じてねぇ。
L299
ワインに合うくらいの逸品をシェフに作らせようとした時にちょうど支配人が帰ってきたんだ。
L300
ボクもケチしゃないからね。彼にも相伴してもらおうと気前よくグラスを勧めたんだが……
L301
なぜか激しく立腹し始めてねぇ。
L302
あれは、あれよという間に兵士たちがやって来たのだよ。
L303
以上が、ボクをここに送った涙なしでは話れぬ悲劇的事情さ。
L304
思う存分同情してくれたまえっ。
L305
……うン……!バカ……ハハ
L306
その『くー』とか『すー』どか『ラン、バカ』というのはなんだね
L307
いいかい?話はここから面白くなるのだよ?
L308
ここに連れてこられてからも更なる試練がボクを持ち受けて……
L309
のーいあんたたち、起きてく
L310
うーん……ふわわ……
L311
はいぃ〜……
L312
……どうしたんですか?
L313
さすがに勘弁して欲しいわね。
L314
いや、その反対だ。
L315
どうして急に……
L316
何か理由でもあるんですか?
L317
……こういう訳ですわ。
L318
珍しい場所で会うしゃない
L319
皆さん、大変でしたわね。
L320
ですがもう安心して下さい。皆さんの疑いは晴れましたから。
L321
フン、まだ完全に納得した訳ではないがな……
L322
まあ、メイベル雑だっての頼みだ。せいぜい彼女に感謝するといい。
L323
えっと、それって……
L324
市長さんが、あたしたちをかばってくれたっていうコト
L325
かばったわけではありません
L326
ただ、皆さんの事情について閣下に説明しただけですから。
L327
あたしたちの事情……
L328
カジウス・ブライトの子供というのは本当なのか?
L329
はい、仰るとおりです。
L330
彼女はエステル・ブライト……
L331
僕は麦子のヨシュアといいます。
L332
確かに、そちらの娘にはレナ殿の面影が残っておるな。
L333
お母さんを知ってるの!?
L334
ちょっと待って……
L335
父さんが昔、軍にいたのはあたしも知っているけど……
L336
遊撃士としてのヤツは知らん。
L337
わしが知っているのは軍人としてのカシウスだけだ。
L338
稀代戦略家と呼ばれた、な。
L339
戦略家
L340
まったく何を好んで遊撃士協会などに……
L341
……いええい!思い出すだけで腹の立つ!
L342
わしはこれで失礼する!
L343
どうなってんの?
L344
エステルさんのお父様は優秀な軍人だったそうですわね。
L345
退役する時、何度も引き留めたと料理閣下から伺ったことがありますわ。
L346
そうだったんだ……
L347
なんだか信しられないけど。
L348
しかし、そうなると……
L349
将軍の遊撃士嫌いは先生が原因かもしれないわね。
L350
目を掛けていた部下に去られた悔しさから来ているのかも……
L351
なんかそれっぽいですね。
L352
しゃあ何、父さんのせいであたしたち苦労してるわけ?
L353
あんの極道オヤジぃ〜っ!
L354
さて、それでは皆さん。ボースに戻ると致しまし
L355
色々と相談したい事があるのです。
L356
あ、うん……
L357
あら、どうなさったの?
L358
帰るのは賛成なんだけど何かを忘れているような……
L359
そういえば……
L360
何だったかしらね……?
L361
めめ……人はなんと無情なのだろう。
L362
一夜を共にした仲間のことをいとも簡単に忘れ去るとは……
L363
何という悲劇……何というやるせなさい……
L364
いいさ、ボクはこの暗き棘拭で一人朽ち果てて行くとしよう……
L365
完全に忘れ去ってたわね。
L366
そちらの方は……噂の演奏家の方ですわね?
L367
《グラン=シャリネ》を勝手に飲んでしまったという
L368
いかにも……
L369
あれは前払いだよ。華麗なるボクの演奏に対するね。
L370
面白い方ですわね。
L371
まあ、ついてですから貴方も釈放していただけるよう将軍に謝け合って差し上げますわ。
L372
さすがにそれは無理があるような……
L373
その心配はありませんわ。
L374
あのレストランのオーナーはわたくしですから
L375
あの《グラン=シャリネ》もわたくしが競り落としたもの。
L376
これならば問題ないでしょう?
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