120 LINES · 25 WORDS
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第一部 ー プチャラオ村
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VOCAB (23) CHARACTERS (2) PLACES (0)
L001
「おいこんな所でボサっとすんな!ジャマだぜどけどけ
L002
マルティナ
「……この村の騒々しさは相変わらずね。
L003
ロウ
「この村は古代の遺跡があることで有名でな。以前わしらはウルノーガの情報を求めてこの村にも立ち寄ったんじゃよ。
L004
カミュ
「……プワチャット遺跡の神秘壁画にて微笑む。妖艶なる美女が絵を見た者に幸福をもたらす……
L005
カミュ
「……。だってよ。うさんくせーな。じいさんこんな所で何かわかったのか?
L006
ロウ
「ほほ、たしかにのう。おぬしが言うようにその時はなんの手がかりも得られんかった。……。じゃがあの時とは状況も違うからの。
L007
ロウ
「今回は勇者もおるし改めて遺跡を調べれば何か収穫が得られるかもしれんぞ。
L008
マルティナ
「たしか遺跡はまっすぐ道なりに進んで奥の丘を越えた先にあったはずよ。手分けして情報を集めつつ行ってみましょう。
L009
「パパ……。ママ……:・。ん……ぐすっ。
L010
シルビア
「あら勇者ちゃん。ちょうどいいところに来たわ。この子ったら迷子みたいなのよ。
L011
シルビア
「……この子ったら迷子みたいなのよ。
L012
シルビア
「……。ほら泣かないの。大丈夫
L013
シルビア
「……ほら泣かないの。大丈夫。アタシたちがついてるわ。ね?だからお名前を教えてちょうだい?
L014
「……メル。
L015
メル
「わたしメルっていうの……。ここにはパパとママといっしょに何日もかけて来たの……でも……。
L016
メル
「へきがのごりやくでお金もちになるんだって……そう言ってパパもママもとこかに行っちゃったの……ぐすっ。
L017
メル
「ねとこかに行っちゃったの……ぐすっ。
L018
メル
「ねぇお兄ちゃんおねがい……メルのパパとママを……。
L019
シルビア
「大丈夫よ。安心なさい。アタシたちがアナタのパパとママを探してきてあげるわ。
L020
シルビア
「アタシは村の方を探すから遺跡の方を見てきてくれないかしら。いいでしょ勇者ちゃん?
L021
シルビア
「もう。勇者ちゃんったらそんなイジワル言わないの。この子のパパとママを探しましょ?
L022
メル
「……いぐすっ。おねがい……かお兄ちゃん。
L023
シルビア
アタシたちがアナタのパパとママを探してきてあげるわ。
L024
シルビア
「アタシは村遺跡の方を遺跡の方を見てきてくれないかしら。いいでしょ 勇者ちゃん?
L025
シルビア
「さっすが勇者ちゃん!じゃあ遺跡の方はヨロシクね。アタシも村の方を探したら後を追うから。
L026
カミュ
「よお前も来たのか。このデカイのがウワサの壁画だとよ。
L027
カミュ
「たしかにこいつはなかなかの迫力だ。……でもってそこで笑ってる彼女がオレらに幸福をくださる美女。……ってワケだ。
L028
ベロニカ
「ところどころキズもあるけど思ったよりキレイな絵ね。
L029
セーニャ
「あれって……なんでしょう?カギのように見えますけどなんだかとても不思議な感
L030
ベロニカ
「……もしかしてあれまほうのカギじゃない?
L031
カミュ
「おいおいベロニカ。派手にハラなんか鳴らしてお前そんなにハラベコなのか?……。まぁお子様は食べるのが仕事だからな。
L032
ベロニカ
「あたしじゃないわよ失礼ね!」……ふんっ。アンタこそさっきから何よ。壁画の美女なんかに見とれちゃってさ!
L033
「おおっ!これが夢にまで見た幸福を与えてくれる壁画の美女!これでこのブブーカさまも大金持ちに!
L034
カミュ
「おいなんだあんたら!オレたちが見てたっての
L035
ブブーカ
「お前たちこそなんだ!」さっきから壁画を見てたくせに。壁画のご利益はみんなのものだぞ!
L036
「そうよ!今度は私たちが幸せになる番よ!
L037
セーニャ
「……勇者さまいったんこの場からは離れたほうがよさそうで
L038
ベロニカ
「……ふぅ。ここの壁画の人気甘く見てたわ。
L039
カミュ
「……どうした勇者?何か言いたそうだな。
L040
カミュ
「……両親とはぐれた女の子を見つけてその親を探しているだって?
L041
カミュ
「そいつは大変だ。みんその親を探しているだって?
L042
カミュ
「そいつは大変だ。みんなで手分けして探してやらないとな。
L043
シルビア
「ダメ。こっちは収穫なし。勇者ちゃんの方は?
L044
シルビア
「彼女のご両親とこに行っちゃったのかしら。……メルちゃんもひとりで心細いだろうしもう一度彼女に会ってみましょう。
L045
マルティナ
「キミの言っていたそのメルちゃんって子お父さまやお母さまとはぐれてきっと心細いでしょうね……。
L046
マルティナ
「私も16年前のあの夜は……。
L047
マルティナ
「……いううんなんでもない。彼女がさびしい思いをしないよう私たちで早く見つけてあげましょう。
L048
「おやおやー。あなた旅の人だよね?遠路はるばるようこそ!村には観光で?やっぱり遺跡の壁画がお目当てかい?
L049
「……ありゃこれは失礼。わたしゃこの村で商人やってるボンサックと申します。
L050
ボンサック
わたしゃこの村で商人やってるボンサックと申します。
L051
ボンサック
「どうです?観光の記念品から村の特産品までおみやげ買うなら是非ウチで!お値段も勉強させてもらいますよ
L052
シルビア
「ダメ!みんなで探したけどメルちゃん見つからないのよ。あの子とこ行っちゃったのかしら?
L053
ボンサック
「……おや?もしやこの村で人を探してる?いやー。ちょうどよかった!あなた方はじつに運がイイ!
L054
セーニャ
「あなたは何かごぞんじなのですか?
L055
ボンサック
「ええ知ってますとも。……ウチのヨメがね。
L056
ボンサック
「アイツはこの先で宿屋をやってましてね。職業がらか耳が早いのなんの!人の出入りならなんでも知ってる!
L057
ボンサック
「あの宿に泊まれば迷子だろうが思い人だろうがすぐに見つかりますよ。しかもフカフカのベッドまでついてくる!
L058
ボンサック
「今後もごひいきにしてくださるなら、初回に限ってなんと宿泊料をタダに!これはもう泊まるしかないですよね!
L059
ベロニカ
「無料だなんてステキじゃない。ねえ勇者。せっかくだし今晩はあの宿に泊まってみましょうよ?
L060
ボンサック
「はい決まりー。ウチのヨメには伝えておきますのでいつでも好きな時にいらしてくださいな!
L061
「……え私宿泊のお客さまですね?
L062
「……え私が迷子の行方を知っている?いったいなんのことでしょう?
L063
「……いあ
L064
「……いえ私が迷子の行方を知っている?いったいなんのことでしょう?
L065
「……あっ!!さてはまた主人のしわざね。あの人ったらお客さんを呼ぶためにすぐテキトーなことを言うんですよ。
L066
「ごすぐテキトーなことを言うんですよ。
L067
「ごめんなさい……。私にはすぐテキトーなことを言うんですよ。
L068
「ごめんなさい……。私にはその迷子のことはわかりません。
L069
「……。おわびと言ってはなんですけれど初回の宿泊料は無料で結構ですのでぜひ泊まっていってください。
L070
「ちょうどぜひ泊まっていってください。
L071
「ちょうど空き部屋もありますし、お部屋の準備もできていますよ。さっそく泊まっていかれますか?
L072
「はいかしこまりました。ではお部屋にご案内します。ごゆるりとおくつろぎください。
L073
「おはようございます。昨晩はぐっすりとお休みでしたね。ではいってらっしゃいませ。
L074
「……いそういえばブブ
L075
「……いそういえばウチに泊まっているブブーカさんという方が昨日から戻ってこないんですよ。
L076
「ずいぶん遺跡の壁画にご執心でしたけどケガなとされていなければよいんですが……。お客さまも観光の際はお気をつけて。
L077
メル
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
L078
シルビア
「あら誰もいないじゃない。さっきメルちゃんこっちの方に歩いてこなかった?
L079
カミュ
「たしかに変だな。あの迷子はどこに行った
L080
ベロニカ
「……ねぇ。ちょっとあれ見て。
L081
セーニャ
「壁画の絵……前に見た時と少し違いませんか?
L082
カミュ
「なぁ変なこと言うようだが……ここに描かれてるヤツらなんとなく昨日の連中に似てないか?
L083
カミュ
「ほら。オレらともめたブブーカって野郎だよ。たしか昨日から宿にも戻ってないって宿の女将が言ってたよな?
L084
ベロニカ
「……なんだかイヤな予感がするわ。早くここから出ましょう。
L085
ロウ
「いかん!様子がおかしいぞ!
L086
マルティナ
「くっ……!ダメ開かないわ!
L087
シルビア
「見て!壁画が!?
L088
カミュ
「……いなんだこの奇妙な場所は?夢の中……ってワケでもないよな。
L089
セーニャ
「本当……おかしな感じがしますね。まるで絵の中に入ってしまったよう……。
L090
カミュ
「……おいおい。マジか?
L091
シルビア
「ねぇ。もしかして……メルちゃんもこの場所に連れてこられてるんじゃないかしら?
L092
シルビア
「とのみちいつまでもここにいても仕方ないし探してみましょう勇者ちゃん!
L093
カミュ
「……あそこにいるのは例のブブーカってヤツじゃないか?
L094
カミュ
「おいあんた!そんな所で何してんだ!?
L095
セーニャ
「皆さんはここに集まって何を……。それにこの女性の絵……"遺跡の壁画にも描かれていましたがどなたなのでしょう?
L096
ベロニカ
「どこの誰だか知らないけどちょっと自己主張激しすぎじゃない?
L097
カミュ
「おい!みんな見ろ!
L098
「ひい……ふう……みいい。ふむ7色か。カカカ汚い色ばかりで飽いていたところだ。歓迎するぞ。ようこそ我が世界へ。
L099
「特にお前……お前は他の者とは違うな……。カカなかなかよい色になりそうだ。
L100
「先だってわらわに魅了された者とも同様残らず吸収しわらわの美を支える一部として
L101
カミュ
「お前が吸収……だと?おいそりゃどういうことだ!
L102
「とのような色になるか『楽しみにしているぞ。カカカッ!カッカッかッ!
L103
セーニャ
「……ああっいけません!」皆さん待ってください!
L104
シルビア
「……危険なニオイがプンプンするわ。早くメルちゃんを見つけてここから出たほうがよさそうね
L105
セーニャ
「これは……いったい何を?……なんでしょうとても嫌な感じがします。
L106
ベロニカ
「なっなんなのコイツ!?
L107
カミュ
「チッ!こっちにも来るぞ!
L108
ロウ
「ぬう……。もしやこやつらのエサとするためにあの者たちやわしらをこの世界に引きずり込んだというのか……?
L109
マルティナ
「気をつけて!勇者!
L110
カミュ
「おいっ勇者!あっちだ!
L111
セーニャ
「ええと……。とうやらこの壁画を発見した人が残したもののようですわ。
L112
シルビア
「少女の姿……。それってメルちゃんのこと?
L113
ベロニカ
「勇者行きましょう。早くここから出なきゃ!
L114
セーニャ
「勇者さまこれはいったい……。
L115
セーニャ
「この裂け目……もしかして外の壁画についていたキズじゃないでしょうか?
L116
ベロニカ
「きっとそうに違いないわ!だったらここから外に出られるかも。
L117
カミュ
「考えてる時間もなさそうだな。……さあ行くぜ
L118
シルビア
「アイタタタ……。全員 無事かしら……?
L119
ベロニカ
「ええ。なんとか。とうやら戻ってこられたみたいね。
L120
セーニャ
「この壁画のおそろしい真相を早く皆さんに知らせなくては。勇者さま村に戻りましょう。