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第一部 ー ナギムナー村(後編)
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VOCAB (26) CHARACTERS (1) PLACES (2)
L001
「あんた方キナイに用があるのなら化け物イカを倒す手伝いをしてくだされ。ヤツが静まれば村の男衆も戻るじゃろ
L002
「しかし気をつけるのじゃぞ旅人さん。海でもっともおそれるべきものは人々を惑わす人魚ですからの……。
L003
アリス
「船に乗って出発するでがすか?
L004
シルビア
「うんいたいた!あれがクラーゴンを倒しに来た船団ね。乗組員の中にキナイがいるはずだわ。のMWJノフー」ノを押しに来た施団は、乗組員の中にキナイがいるはずだわ。
L005
シルビア
「ねー!アナタたち!そっちにキナイって人いるー?
L006
シルビア
「あらあの人たちなんか言ってるわ。遠くてよく見えないけど……。うん……うずら……?
L007
シルビア
「……うえだ?
L008
カミュ
「勇者!上だーー!!
L009
カミュ
「おい……。ウソだろ!!?
L010
クラーゴン
「ブギシャーー!!
L011
クラーゴン
「シャアアァァァァァッ!
L012
「いんやぁ。どこの誰かわからんが助かった。海に落ちた村の衆もみんな無事さぁ〜。あんたらのおかげさ!!ありがとうね〜!
L013
「礼といっちゃ〜な今夜は村で化
L014
「礼というちゃ〜なんだがね。」今夜は村で化け物イカの討伐祝賀会をするさ。ぜひ参加してほしいんさぁ〜。
L015
「村の女たちがうんめぇごちそうをたーーんとこさえて待ってるさ!さぁさぁ一緒に村へ帰るさ
L016
アリス
「ダンナの船に乗せてもらってあっしは最高に楽しいんでがす!どこまでもダンナのお供をするでがす!
L017
マルティナ
「キナイのことを聞いてまわったけれどこの酒場には来ていないみたいね。
L018
マルティナ
「ロミアがこの酒場には来ていないみたいね。
L019
マルティナ
「ロミアが白の入り江で待ってるわ。早くキナイを見つけてあげましょう
L020
マルティナ
「勇者。
L021
マルティナ
「キナイを探すのでしょう?私も手伝うわ。
L022
マルティナ
「あらベロニカじゃない。そんな所で何してるの?
L023
ベロニカ
「宴会の席に子供はいちゃダメだって酒場に入れてくれないのよ!というもこいつもアタマがかたいんだから!
L024
ベロニカ
「ふたりともキナイを探すんでしょ?あたしヒマしてるの。一緒に行くわ!
L025
「……ああ。あんたはクラーゴンを倒してくれた旅人さんか。おかげでまた漁に出られる。ありがとな。
L026
「しかおかげでまた漁に出られる。ありがとな。
L027
「しかし宴の主役が席をはずしたら村のヤツラがさびしがるぞ。いったいこんな所で何をしてるんだ?
L028
「……え?キナイを探してる?ああそれなら俺がキナイだが……?キナイにロミアのことを話しますか?
L029
キナイ
「なんだ俺に用があるんじゃないのか?よくわからん人だな。
L030
キナイ
「またあんたか。たいした用もないのに何度も人に声をかけるヤツがあるかよ。やはり俺に何か用があるんじゃないのか?
L031
キナイ
「……いずまないがまったく身に覚えがない話だ。他を当たってくれ。
L032
ベロニカ
「ええ!?しらばっくれるんじゃないわよ!!ナギムナー村のキナイっていえばアンタしかいないじゃん!
L033
ベロニカ
「まさか今さら人魚との結婚がイヤになったとか言う気じゃないでしょうね!?
L034
キナイ
「おいおじょうちゃん。この村では人魚人魚と気安く言わんほうがいい。
L035
キナイ
「あんたらが探しているキナイってのは俺の祖父キナイ・ユキのことだ。……あんたらは人魚の呪いを知ってるか?
L036
キナイ
「この村に残る伝承だ。村いちばんの漁師といわれた男が人魚に魂を食われ人が変わってしまった。
L037
キナイ
「許嫁を捨て人魚村
L038
キナイ
「許嫁を捨て人魚と結婚しようとした漁師は村長の怒りに触れ村のはずれのしじまヶ浜に幽閉された……。
L039
ベロニカ
「その話ならアンタのお母さんに聞いたわ。でもあんな作り話今は関係ないでしょ?ロミアはアンタを待ってるの!
L040
キナイ
「その作り話に出てくる村いちばんの漁師が俺の祖父キナイ・ユキのことだと言ったら?
L041
キナイ
「あの話はな50年ほど前にこの村で実際に起きたことだ。……教えてやる。あの話の続きを……。
L042
キナイ
「人魚の呪いも祖父のことも人々の記憶からうすれていった。……そんなある日のことだ。
L043
キナイ
「村の漁船が大嵐祖父の
L044
キナイ
「村の漁船が、大蔵に巻き込まれた。祖父の時と同じいや……。それ以上のひとい嵐だったと聞く。
L045
キナイ
「その大嵐で……て1U以上のUCLI風につにC国へ。
L046
キナイ
「その大嵐で……たまたま船に乗りあわせていた村長とダナトラの夫が死んだん
L047
キナイ
「それからあとを追うようにダナトラとその子供も行方不明になった。
L048
キナイ
「村人たちはキナイを問いただそうと手に手にたいまつを取りししまヶ浜の小屋に押しかけた。
L049
キナイ
「その時彼らが見たのは信じられない光景だった。
L050
キナイ
「ひとりでいるはずの祖父がずぶぬれの赤ん坊を抱えてぼう
L051
キナイ
「村人たちはその赤ん坊を人魚の子だと恐れいっそう祖父を避けて暮らすようになった……というわけだ。
L052
ベロニカ
「じゃ……じゃあアンタのお母さん人魚の子なの!?それならアンタも人魚の
L053
キナイ
「バカを言うな俺の母は一人間だ!」海辺に捨てられていた赤ん坊を祖父が引きとって育てたんだ!
L054
キナイ
「人魚の子などとバカらしい!」村のヤツらが好き勝手にウワサしているだけだ!
L055
キナイ
「……いい機会だ。人魚が祖父を待っていると言うのなら、そいつに渡してほしい物がある……。
L056
キナイ
「村の反対側にあるしじまヶ浜に来てくれ。教会の裏の扉を通ればすぐに着く。扉のカギは開けておくからな。
L057
マルティナ
「人魚の呪いの紙芝居のモデルがロミアの恋人のキナイ・ユキだったなんてとても信じられないわ……。
L058
マルティナ
「魂を食べ人を呪う人魚があのロミアだなんて思えないもの。
L059
マルティナ
「とりあえず今はキ教会
L060
マルティナ
「とりあえず今はキナイを追いましょう。教会の裏の扉を通ってすぐのしじまヶ浜に来てほしいと言っていたわね。
L061
ベロニカ
「……ロミアが待っているのは今のキナイじゃなくてキナイのおじいちゃんだったってこと?
L062
ベロニカ
「それじゃあロミアは何十年も白の入り口で……。ひとりぼっちで……亡くなった恋人を待っているってぃうの?
L063
キナイ
母が言うには祖父が死の床で握りしめていた物らしい……。
L064
キナイ
「俺は母が言うには祖父が死の床で握りしめていた物らしい……。
L065
キナイ
「俺はどうしても捨てられなかった……。あんたの話が本当ならその人魚に渡してキナイ・ユキは死んだと伝えてくれ。
L066
キナイ
「さっきはとり乱してすまなかった。俺たち家族がこの村で暮らしていくのは楽なことじゃない。
L067
キナイ
「……俺の母は、祖父が死んでからやっと村の男と結婚できた。
L068
キナイ
「後ろ指やっと村の男と結婚できた。
L069
キナイ
「後ろ指さすヤツもいたろうに今じゃそれをネタに紙芝居なんて読んでこづかいかせきをしてるんだ。強い人だろ?
L070
キナイ
「俺は人魚が憎い。俺の子孫にはもう人魚の呪いでさげすまれるような
L071
キナイ
「人生を送ってほしくはない……。
L072
キナイ
「ようやく俺も船に乗れるようになったんだ。……悪いがこれ以上過去の呪いをむし返さないでくれ。
L073
ベロニカ
「ロミアに約束のベールを渡す時キナイ・ユキのことを聞かれたらなんて答えればいいのかしら。
L074
ベロニカ
「恋人がキティ・ユキひこCを同じ1につなんて答えればいいのかしら。
L075
ベロニカ
「恋人がもうこの世にいないと知ったらロミアはショックを受けるわよね。
L076
マルティナ
「……いじまヶ浜とてもさびしい場所ね。こんな所に閉じ込められてキナイ・ユキは何を思っていたのかしら。
L077
マルティナ
「厳しいことを言うようだけれどロミアに約束のベールを渡すのは勇者にしかできないことよ。
L078
マルティナ
「キナ勇者にしかできないことよ。
L079
マルティナ
「キナイとロミアふたりの恋を最後まで見届けましょう。
L080
ベロニカ
「ぴーあたしはすこし不安だわ。
L081
ベロニカ
「あのコはキナイを待っていたのよ。それでたとりついた答えがこんなのってあんまりじゃない……
L082
ロミア
ずいぶんとお戻りが遅いから私とっても心配していましたわ!
L083
ロミア
「もしかしてあ何
L084
ロミア
「もしかしてあなた方やキナイの身に何かあったんじゃないかって不安で祈りの唄をずっと歌っていたの!
L085
ロミア
「……いってごめんなさいね。長旅でお疲れなのに私ったら……。
L086
ロミア
「……それでどうだったかしら。キナイは元気でしたか?私を……私を迎えにきてくれる?
L087
ロミア
「……キナイが死んだ?勇者さん何を言っているの?イヤよ……そんなことってないわ。
L088
ロミア
「……イヤよ……そんなことってないわ。
L089
ロミア
「……あら勇者さん。その手に持っている物はなんですか?
L090
ロミア
「……えっ?あの人が……い・キナイがこのベールを握って死んでいった……?
L091
ロミア
「ウソよこのベールを握って死んでいった……?
L092
ロミア
「ウソよ!だって……たってあの人は必ず迎えにくると約束してくれた
L093
ロミア
「ごめんなさい勇者さん。私は彼の死をこの目で確かめるまでとても……信じられない……。
L094
ロミア
「……あなたが会ったというキナイに会わせてください。私を……:.ナギムナー村に連れていって!
L095
ロミア
「勇者さんは私にかまわず船を出してください!私は後からついていきます!
L096
マルティナ
「ナギムナー村の船着き場は人通りもあるしロミアを隠すのにはむかな
L097
マルティナ
「しじまヶ浜なら誰ロミア
L098
マルティナ
「しじまヶ浜なら誰も来ないと思うしロミアとキナイを会わせるのにうってつけの場所になるんじゃないかしら
L099
ベロニカ
「ねえ……。勇者。本当にロミアをナギムナー村に連れていって大丈夫かしら
L100
ベロニカ
「あのコかなり気が動転してるわ。ショックで倒れちゃったらあたしたちでどうにかできるかな?
L101
ロミア
「勇者さん。キナイに会わせてください。私をナギムナー村へ連れていって……。
L102
ロミア
「人魚は泳ぐのが得意なの。はぐれたりせずちゃんとついていきますから私にかまわず船を出してくださいませ。
L103
シルビア
「ロミアの決意はかたいわ……。アタシたちが連れていかなくてもナギムナー村まで泳いでいってしまいそうね。
L104
シルビア
「でもそれはあまりに危険だわ。アリスちゃんに相ナギムナー村へ連れていきましょう
L105
セーニャ
「ロミアさまは何十年もの間恋人との再会だけを心の支えにキナイ・ユキさまを待っていたのです
L106
セーニャ
「死を……キナイ・ユキさまを待っていたのです。
L107
セーニャ
「死を……彼の死を受け入れるのはカキナイ・ユキさまを待っていたのです。
L108
セーニャ
「死を……彼の死を受け入れるのはカンタンなことじゃないはずですわ。
L109
カミュ
「ロミアもキナイに会えばキナイ・ユキの死を受け入れられるさ。つらくても前に進むしかないんだよ。
L110
ロウ
「ロミアが言っておったじゃろ。陸に上がった人魚は、ふたたび海に戻る時泡となり消える。
L111
ロウ
「人魚が人間の村に近づくことはかなりの覚悟が必要なはず。
L112
ロウ
「そうまでしてキナイに会いたいというなら、わしらにできることはその手助けをしてやることだけじゃ。
L113
マルティナ
「ナギムナー村の船着き場は、人通りもあるしロミアを隠すのにはむかないわ。
L114
マルティナ
「しじまヶ浜なら誰も来ないと思うロミアとキナイを会わ
L115
アリス
「お話は、聞かせてもらったでがす!ロミア姉さんをナギムナー村に連れていくでがすか?
L116
アリス
「よしきた!あ