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第一部 ー デルカダール地方(後編)

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L001
カミュ
「けどな……これでオーブ行方しれずか……。
L002
デクト
「フフフー。それなら大丈夫。安心しちゃってよーアニキ!……ちょっと店の外までついて来て!
L003
カミュ
「どうしたんだよデク?何に安心しろって言うんだ?
L004
デク
「ワタシ国にオーブを返した後も人を使ってオーブ行方ずっと追ってたのよー。アニキが大事にしてたの知ってたからね。
L005
デク
「オアニキが大事にしてたの知ってたからね。
L006
デク
オーブはグレイグ将軍が南のデルカダール神殿に移して厳重に守ってるらしいよー。
L007
カミュ
「たしかデルカダール神殿はここから南東……勇者の住んでたイシとかいう村もたぶん同じ方角だな。
L008
カミュ
「なるほど手間省けてちょうどいい。さっそく、デルカターが仲間に向かうとするか。デクお前も一緒に来るか?
L009
デク
「残念だけど行けないよ。商売始めた後ワタシヨメさんもらって……それに店のこともほっとけないよ。
L010
カミュ
「そういやお前は昔から商売やりたいってよく言ってたもんな……。わかったよヨメさんを大事にしろよな。
L011
カミュ
「それじゃ足がつかないうちに出発するか。デク世話になったな。達者で暮らせよ。
L012
デク
アニキも元気でね。あと連れの人も……ワタシのぶんもアニキのことよろしく
L013
カミュ
「仕方ない。遠回りになるがデルカダールの丘の南の裏道を抜けてデルカダール神殿へ向かうか。
L014
カミュ
「ついでにイシの村にも寄っていこう。というわけで一度下層に戻るぞ。
L015
デクト
アニキあっちから行くっていうなら、くれぐれも気をつけてよー。
L016
デクト
「あの先に広がるナブガーナ密林は迷い込んだら二度と出られない危険なジャングルって話なんだよー。
L017
カミュ
「……ウワサに聞く秘境ナブガーナ密林か。だが道はそれしかないんだ。上等だやってやるさ。
L018
「……はいたか?
L019
「いや見当たらん。もう一度町の中を探すぞ。
L020
カミュ
「あの明かりの数……。ずいぶん人を出していやがるな。
L021
カミュ
ほとぼりが冷めるま近づ
L022
カミュ
ほとぼりが冷めるまでデルカダールには近づかないほうが良さそうだ。
L023
カミュ
「今のうちにこの先にあるナブガーナ密林を抜けてイシの村へ向かうぞ。
L024
カミュ
「こりゃあひでぇ……。橋がメッタメタに壊れてるぞ。これじゃとても渡れそうにないな。
L025
カミュ
「仕方ねぇ。ほかに向こう側に行く方法がないかこの辺りを探してみようぜ。
L026
「カッコンカココン木を切るべ〜♪オラは木こり森の恋人〜♪は〜ぁよっちょれよっさよれよぉ〜♪
L027
「なにいーーっ!!
L028
「昨日直したばかりの橋がまっぷたつ!またいちからやりなおしだ!誰だべやこんなヒドイことするヤツは!
L029
いたずらデビル
「せっかく 壊した橋を直されてたまるか。これでもくらえ!いたずら 変身ビィ〜〜ム!
L030
いたずらデビル
「ケッケックー!いたずら大成功!木こりをイヌにしてやったぞ!オイラやっぱり天才かもね〜。
L031
いたずらデビル
「さーてとっ!次はどんないたずらをし
L032
カミュ
「……今の光景はいったいなんだ?勇者……お前この光る根っこに……何かしたのか?
L033
カミュ
「マジか……このワンコロが木こりのおっさんだってのか……?
L034
カミュ
「やれやれ……。牢を出てからおかしなことばかり起きやがる。勇者さまとの旅は退屈しそうにねえぜ……。
L035
カミュ
「まあどのみち橋が直らなきゃオレたちはこの森から出られないか……。
L036
カミュ
「……。さっきの光景が本当ならこのワンコロが橋を直せる木こりなのかもしれねえ。魔物の入った宝箱を探して確かめてみないか?
L037
カミュ
「まずは来た道をもどって怪しいところを調べてみようぜ!
L038
いたずらデビル
「ジャジャジャ ジャーンッ!参上! オレは……いたずらデビル!
L039
カミュ
「ふ〜ん……で?
L040
いたずらデビル
「ウケーッリアクションが悪いぞ!ならこれでびっくりさせてやる!いっくぞー!!
L041
カミュ
「おいおいどうしたそれで終わりか?もっとびっくりさせてくれよ。
L042
いたずらデビル
「なんだとー!生意気なヤツらめ!なら今度はオイラの強さでビビらせて
L043
いたずらデビル
「オイラのほうがぶったまげたぁぁ
L044
「おーい!お一い!旅人さんがたー!!
L045
カミュ
「……まさかアンタあのワンコロか?
L046
「ワンッ……じゃないおうっ!」オラは木こりのマンプク。アンタらのおかげで人間さ戻れただ。
L047
マンプク
オラは木こりのマンプク。アンタらのおかげで人間さ戻れただ。
L048
マンプク
「いやあありがとうなんて言葉だけじゃオラの気がすまねぇだよ。何かオラに手伝えることはねえか?
L049
カミュ
「……。手伝えることか。あああるぜ。あの魔物が壊しちまった橋を早いとこ修理してもらいたいんだ。
L050
マンプク
「それならお安いごようだべぇ〜!橋の修理さ終わるまでオラの小屋で休んでいくといいべや。
L051
カミュ
「へへっありがとな。木こりのおっさん。そんじゃお言葉に甘えるとするか
L052
マンプク
「やーやー。お待たせしてすまんかっただ。壊れた橋はオラがバッチリ直したぞ。前の何倍もしようぶにしてやったべぇ〜!
L053
カミュ
「おおっ仕事が速いじゃねえか。おかげで助かったぜ。
L054
マンプク
「それにしてもそこの兄ちゃんが木の根に近づいたらオラがイヌになんのが見えたってあの話だがよ……
L055
マンプク
「ありゃあよく考えたら命の大樹導きに間違いねえべぇ〜。
L056
マンプク
「んだ。大樹導きはオラが子供のころから今は亡きじいさまからよく聞かされてただ。あれは命の大樹さ言うもんだ。
L057
マンプク
「その葉っぱのいろまいいちまいにすべての生き物の命を宿し世界の調和を保つと言われる神木だな。
L058
マンプク
「そしてこの森にあるかがやく木の根。あれは世界中にはりめぐらされた大樹の根っこがカオを出したもんなんだ。
L059
マンプク
「そしてあの根は選ばれし者だけに大樹の意思を伝える。
L060
マンプク
「オラのじいさまはその不思議な奇跡を……大樹導きそう呼んでいただ。
L061
マンプク
「ダハハ。オラがいくら根っこに話しかけてもなんも起きなかった。じいさまのホラ話だと今の今まで忘れていたぐらいだぐ。
L062
マンプク
「兄ちゃ今の今まで忘れていたぐらいだぐ。
L063
マンプク
「兄ちゃん……あんた命の大樹に愛されてんだな。髪の毛もサラサラだ
L064
カミュ
「ふ〜ん……。勇者さまは命の大樹に愛されし者ってワケか。
L065
カミュ
「まあいいや。さっさと行こうぜ勇者。
L066
「お兄ちゃん見ないカオだな?旅の人かい?ここはイシの村。なんにもない所だがゆっくりしていくといいさ。
L067
「……え!?ここはコンツーか。なんにもないリアだが、ゆっくりしていくといいさ。
L068
「……え?あんたがこの村の出身だって?ハッハツハッ!なにバカなこと言ってんだ。お兄ちゃん面白い人だなあ。
L069
ペルラ
「おかえりなさい勇者。お前の大好きなシチューがもうすぐできあがるよ。
L070
ペルラ
「お腹もうすぐできあがるよ。
L071
ペルラ
「お腹がすいたでしょう。さあはやくテーブルに……
L072
ペルラ
「ひっ……!
L073
ペルラ
「あ……あんた誰なんだい!!?
L074
ペルラ
「な……なに言ってるんだい!?うちの子はまだ6歳だよ!
L075
ペルラ
「お前さんわたしをバカにしてるのがい!?
L076
ペルラ
「さあとっとと出ていっておくれっ!でないと人を呼ぶよ!
L077
「ひっく……びっく。……あたしのあたしの……スカーフッ!どうやら少女のスカーフが木に引っかかってしまったようだ。スカーフを取ってあげますか?
L078
「あたしエマっていうの。お兄ちゃんは?
L079
エマ
「勇者……?
L080
エマ
「あっわかったわ!お兄ちゃんぴーま
L081
エマ
「あっわかったわ!お兄ちゃん勇者をさがしてるのね!
L082
エマ
「ぴーまーのフルバフに!!お兄ちゃん勇者をさがしてるのね!
L083
エマ
「勇者ならテオおじいちゃんのとこにいるはずだわ!こっちよ!
L084
「ねえおじいちゃん!はしご知らない!?はレご!
L085
「エマのスカーフが木の上に飛ばされたんだ!
L086
エマ
「勇者。はしごなら大丈夫よ。あのお兄ちゃんがスカーフをとってくれたから。
L087
エマ
「それでねあのお兄ちゃんあなたに会いにきたんだって!知ってる人……?
L088
「ううん知らないよ。
L089
テオ
「ふむ……。あの青年はわしに用があるようじゃ。勇者とエマは向こうで遊んでなさい。
L090
「はーい。
L091
テオ
「お前さんも……。びーまんじゃな。
L092
テオ
「ははは。何を言っておる。隠したってわしにはわかるわい。赤ん坊の頃から面倒を見てきたんじゃ。
L093
テオ
「そんなつらいった
L094
テオ
「そんなつらそうなカオをしていったい何があったというんじゃ?わしに話してみなさい。
L095
テオ
「なるほどどうやらお前さんはわしがいなくなった後の未来からやってきたようじゃな。
L096
テオ
「ふむ……。デルカ木木川のヤツこさたみつしやな。
L097
テオ
「ふむ……。頼りにしていたデルカダール王に裏切られたというか。つらい思いをさせてしまったのう
L098
テオ
「デルカダール王が、頼りにならないとわかった以上お前さんには包み隠さずすべてを伝えたほうがよさそうじゃ。
L099
テオ
「だがすべてを伝えたほうがよさそうじゃ。
L100
テオ
「だがこうして話してる時間はあイシの大滝があるじゃろ。戻ったらそこにある三角岩の前を掘ってみなさい。
L101
テオ
「東にあるイシの大滝。そこの三角岩じゃぞ……。
L102
テオ
「しかし大きくなったのう。これほど立派になった勇者を見ることができわしは果報者じゃ。これ以はビールには2つにU一まんを見ることかぐさわしは呆報者しや。
L103
テオ
「勇者や。人を恨んじゃいけないよ。
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