73 LINES · 30 WORDS
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第一部 ー イシの村・神の岩
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VOCAB (27) CHARACTERS (2) PLACES (1)
L001
「大切な儀式の前にスカーフが風に飛ばされちゃうなんて。私ってばホントドジだよね。
L002
「……ついにあの岩を登る日が来たんだ。あんな高い場所私に登れるかな。
L003
「うふふ。ルキが私たちを案内してくれるみたい
L004
「さあ行こう。勇者。
L005
「我らイシの民。大地の構霊と共にあり……か。
L006
エマ
「おじいちゃんから聞いたの。あの神の岩には大地の精霊さまが宿ってるんだって。
L007
エマ
「小さい頃からずっと16歳になったら神の岩に登って大地の精霊さまに祈りを捧げなさいって言われてきたけど……
L008
エマ
「こんなしきたり誰が考えたのかしら。一人前になる前に崖から落ちてケガでもしたらどうするのよ。
L009
エマ
「……でも勇者と生まれた日が一緒だったのが唯一の救いね。ひとりだったら絶対めげてたもん。
L010
エマ
「それじゃ行きましょ……
L011
エマ
「ま……魔物っ!?
L012
エマ
「勇者こっちに来るわ!
L013
エマ
「ああビックリした……。勇者とルキのおかげで助かったわ。小さな魔物だったから運がよかったわね。
L014
エマ
「ねえ知ってる?神の岩の頂上へ行くには洞くつを抜けていかないとダメなのよ。
L015
エマ
「さっきの魔物あの洞くつから出ちょっと何ヘンを扱りにししいないことをなります。
L016
エマ
「さっきの魔物あの河くつから出てきたのかな?ちょっとこわいけど勇者が一緒だしへっちゃらだわ。さあ行きましょ
L017
エマ
「見て……。真っ白だわ。霧がこんなに
L018
「た……たすけてー」
L019
エマ
「えっ!?マノロ!
L020
エマ
「勇者大変!早く助けなきゃ!
L021
エマ
「き……霧が魔物に……。
L022
マノロ
「ご……ごめんね。先回りしてエマねーちゃんをおどろかせようと思ったんだ。
L023
マノロ
「でも魔物におそわれて……。
L024
エマ
「そうよ変よね……。神聖な神の岩に魔物が出るなんてこと今までなかったのに……。
L025
エマ
「それはそうとダメよマノロ。こんな危ないことしたら。さっルキと一緒に村に戻ってなさい。
L026
エマ
「ありがとね勇者。あんなこわい魔物を倒しちゃうなんて勇者……出くなったんだ。
L027
エマ
「やだ……。雨が降ってきたわ。勇者急ぎましょ。
L028
エマ
「着いたわ」
L029
エマ
「惜しいなあ……。天気がよかったらきっと絶景が見れたはずなのに。
L030
エマ
「助かったのね私たち……。
L031
エマ
「でも不思議だわ……。まるであなたが雷を呼んだみたい……。
L032
エマ
「勇者。そのアザはいったい……。
L033
エマ
「あら消えちゃったわね。なんだったのかしら。
L034
エマ
「いっぱい助けてもらったわね。やっぱり勇者が一緒だと私心強いわ。
L035
エマ
「さっ。早いとこお祈りを済ませましょ。大地の精霊と共にあり……。
L036
エマ
「ロトゼタシアの大地に恵みをもたらす精霊たちよ。日ごとの糧を与えてくださり感謝し
L037
エマ
「どうかその大いなる御心で悠久の大地に生きる我らをこれからも見守りください。
L038
エマ
「このしきたりを考えた人……きっとこの景色を見せたかったんだね。
L039
エマ
「それじゃ儀式を終えたことおじいちゃんに教えてあげましょ。
L040
エマ
「みんな
L041
エマ
「それじゃ儀式を終えたことおじいちゃんに教えてあげましょ。
L042
エマ
「みんな私たちの帰りを待ってるはずだわ。
L043
ダン
「おおふたりとも。無事に帰ってきて何よりじゃ。
L044
ダン
「神の岩に雷が落ちたからケガをしてないか皆で心配しておったわい。勇者よ頂上で何が起こったのじゃ?
L045
ダン
「……ふむそのようなことがあったのか。まさに奇跡というほかあるまい。
L046
ダン
「きっと神の岩に宿りし大地ふたりを守
L047
ダン
「きっと神の岩に宿りし大地の精霊さまがふたりを守ってくださったのじゃろう。
L048
ダン
「……、ところでエマよ。神の岩の頂上から何が見えたのかわしに教えてくれるかな
L049
エマ
「ええ見渡す限りの海が見えたわ。お日さまに照らされてキラキラしててね。あんな光景はじめて見たわ。
L050
ダン
「うむ。この世界……、ロトゼタシアがいかに広大がをイシの村しか知らぬおぬしらもわかったようじゃな。
L051
ダン
「おぬしらはまだまだ若もしかするとこの村羽ばたく時が訪れるかもしれんからな。
L052
ダン
「このロトゼタシアの広大さをわしは儀式を通じてふたりに
L053
ダン
「……。さてそろそろ村に戻るとするかの。勇者。お前の母ペルラにも儀式を終えたことを教えてあげなさい。
L054
エマ
「勇者。私たちも行きましょ。
L055
ペルラ
「ああ勇者。おかえり。無事成人の儀式を終えたようだね。村中でウワサになってるよ。
L056
ペルラ
「うちの勇者エマちゃんの足手まといにならなかったかい?
L057
エマ
「ぜんぜん。
L058
エマ
「ねえヘルフめほどま聞いて!勇者ってばすごいのよ!
L059
エマ
「神の岩の頂上でね私たち魔物に襲われたの。私なんて崖から落ちそうになっちゃうし本当にもうダメ……って思ったわ!
L060
エマ
「でもねっ!その時ピカーッ本当にもうダメ……って思ったわ!
L061
エマ
「でもねっ!その時勇者のアザがピカーッて光って雷が魔物に直撃したの!まるで勇者が雷を呼んだみたいに!
L062
ペルラ
「考えないようにしていたけどおじいちゃんが言っていた通り運命にはあらがえないのかねえ……。
L063
ペルラ
「ついにあのことを話す時が来たようだね
L064
ペルラ
「あんたが成人の儀式を終えたらその首飾りを渡すようおじいちゃんに頼まれててね。
L065
ペルラ
「……じつは16年間。村のみんなにも言わないでずっと黙ってたことがあるんだ。
L066
ペルラ
「勇者。あんたはね……
L067
ペルラ
「勇者の生まれ変わりなんだよ。
L068
ペルラ
「勇者がなんなのかわからないけどあんたは大きな便命を背負ってるっておじいちゃんずっと言ってたわ……。
L069
ペルラ
「勇者が成人の儀北の大国おじいちゃんずっと言ってたわ……。
L070
ペルラ
「勇者が成人の儀式を終えたら北の大国デルカダールに向かわせてほしい。そして王さまにその首飾りを見せたとき……
L071
ペルラ
「すべてが明らかになるだろう……って。
L072
ペルラ
「だからね……あんたは勇者の使命を果たすためこの村を出て
L073
ペルラ
「さあ!明日から当分会えなくなるわ!今夜はお母さんがとびっきりおいしいご飯を作ってあげるからね!
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