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第三部 ー 過ぎ去りし時へ
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L001
セーニャ
「お姉さま見てください。今日は世界が平和になったお祝いをするためこうして皆さん来てくださったんですよ。
L002
セーニャ
「ああ……命の大樹があんなに気持ちよさそうに葉を広げていますわ。
L003
シルビア
「今までいろいろあったけど……。アタシたち本当に世界を救ったのね。
L004
セーニャ
「……。悪しき魔王の手によってこの世界は一度間におおわれました。私たちは尊い多くの命を失った
L005
セーニャ
「でも私たちはこうして生きています。生きて笑っていればきっと何度だってやり直せますわ!
L006
セーニャ
「それにいつまでも泣いていたらお姉さまに怒られてしまいますものね……。
L007
セーニャ
「バッカじゃないのアンタ!?世界が平和になったってのに辛気くさいカオしてんじゃないわよ!
L008
セーニャ
「……ってね。ウフフ!」
L009
「おお勇者さま。こちらにいらっしゃいましたか。
L010
「里の者が祝杯の宴の主役はどこだとしびれをきらしておりましてな。皆さんぜひ里にいらしてください!
L011
シルビア
「待ってました!祝杯の宴よ!さあ行きましょ勇者ちゃん!
L012
マルティナ
「ラムダの人たちは厳格な方ばかりだと思っていたけれど……。平和になってうれしいのはみんな同じね。
L013
グレイグ
「お……男前?いいい身体ですと!?わ私はデルカダール王国のいち将軍。そんな真藤を受けるような身分ではありません
L014
グレイグ
「おおい勇者!先ほどからこのご婦人がたが解放してくれんのだ。なんとかしてくれ!
L015
「まーま一まーお兄さんったら!ホレボレするほど男前だわぁ!やっぱり勇者さまのお仲間は違うねえっ!
L016
「おばちゃんがあと数十年若かったら絶対にほっとかないんだけどねえ……。……って冗談よぉわっはっは!!
L017
「あらあらちょっとあんた!すいぶんいい身体してるわねえっ!さすが魔王を倒しただけあるわぁ〜!
L018
「魔王から世界を守ってくれたんだから今度はおばちゃんを守ってもらおうかねえ!なーんちゃってねあっぽっはっは!!
L019
カミュ
「そういえばお前ウルノーガを倒したとき魔王の剣を手に入れてたよな。
L020
カミュ
「見た目は変わっちまったがあれはもともと勇者のつるきだったんだ。装備してみても問題ないんじゃないか?
L021
「うう……。突きまたちの気迫に負けてあの時に入っていく自信がないわ……。私もおふたりとおしゃべりしたいのにぃ!
L022
「何やら怪しげな踊りだねえ……。でもこの子が楽しそうにしてるならそれだけで私は幸せですよ。
L023
シルビア
「あ〜んなんてすばらしいの!マジメなラムダの人たちとこうしてノリノリで踊れる日がやってくるなんて!
L024
シルビア
「みんなの自由を奪う魔王もいなくなったしこれで世界中の人々を笑顔にする夢にまた一歩近づけたわね〜
L025
「人前で踊るなんてはしたないマネ今までは絶対にできなかったけど……。
L026
「世界が平和になったのがうれしくって勝手に身体
L027
「世界が平和になったのがうれしくってさすが魔王を倒しただけあるわぁ〜!こういうのは楽しんだもの勝ちよね!
L028
マルティナ
「16年前あなたを手放してしまった日から私は悪を砕くという信念を胸にこれまでずっと走ってきたわ。
L029
マルティナ
「でもそれももう終わり。これからは私もそろそろ自分の道を歩もうかと思ってるの。
L030
マルティナ
「まずはデルカダール王国の復興でしょ。ダーハルーネでスイーツ巡りましたし……とにかくやりたいことを全部やるわ!
L031
ロウ
「こうやって民がよろこぶ姿を見ていると我らが世界を救ったという実感がふつふつとわいてくるのう。
L032
ロウ
「こんな晴れやかな気持ち思えばハノハノノくんいくるりっ。
L033
ロウ
「こんな晴れやかな気持ちは何年ぶりかの。思えばずっと過酷な旅をしてきたから今の平和が信じられない気持ちじゃよ。
L034
ロウ
「やるべきことはまだまだあるが……。悠々自適な隠居生活をする夢もそう遠くないかもしれんのうはっほっほ。
L035
セーニャ
「命の大樹に新たな葉が芽吹きまた次の命が生まれる……私たちの命はそうしてつながっていくのですね。
L036
セーニャ
「もまた次の命が生まれる……私たちの命はそうしてつながっていくのですね。
L037
セーニャ
「もうお姉さまはいませんが……。いつの日かまたどこかで出会える気がするんです。
L038
セーニャ
「またいつか同じ葉のもとに生まれる……。そうお姉さまと約束しましたから。それまでは……私も精一杯生きますわ!
L039
カミュ
「おい勇者!勝手にひとりで行くなよな
L040
シルビア
「どうしたの勇者ちゃん。どこか行きたい場所があるならアタシたちもついていくわよ?
L041
シルビア
「もう勇者ちゃんったら。自分にウソついちゃダメよ。気になるコトがあるってカオに書いてあるわ。どこか行きたい場所があるならアタシたちもついていくわよ?
L042
シルビア
「そうね!平和になった世界も見てまわりたいし気になるコトがあるならテッテー的に調べておかなきゃ!
L043
カミュ
「なあ勇者。……」そういえばグロッタの町の南で何か光っているのが見えなかったか?
L044
カミュ
「オレはあれが気になまあどこに
L045
カミュ
「オレはあれが気になるんだが……まあどこに行くかはお前にまかせるよ。それじゃ行こうぜ!
L046
ロウ
「はて?ここは……。前に来たことがあったかのう?
L047
ロウ
「とて前に来たことがあったかのう?
L048
ロウ
「とてもよく似た建物をどこか
L049
ロウ
「とてもよく似た建物をとこかで目にしたような気が……。
L050
ロウ
「この遺跡を探している間に神の民が書いた書物を見つけたんじゃ。そこにはこう書かれておる……。
L051
ロウ
「……。ロトそこにはこう書かれておる……。
L052
ロウ
「……。。ロトゼタシアの大地より生まれし悠久の時間の流れを紡ぐ精霊。その名は失われた時の化身
L053
グレイグ
「失われた時の化身……。この壁画にあるのがそうだろうか?
L054
ロウ
「神の民の伝承いわく……。失われた時の化身が守りしは刻限を司る神聖なる光。
L055
ロウ
「その光力がやき燃ゆる時悠久の彼方に失われしものが大いなる復活を果たさん……。
L056
セーニャ
「お姉さまが……生き返る?
L057
シルビア
「ちょっとロウちゃん!その光のチカラについてもっとくわしく書かれてないの!?
L058
ロウ
「刻限を司る神聖なる光。忘却の塔にて静かにかがやけり
L059
ロウ
「いにしえより神の民が守りし神秘の歯車手に入れし時……
L060
ロウ
「失われた時の化身が集う忘却の塔を目指すべし……。
L061
セーニャ
「神秘の歯車……それがお姉さまをよみがえらせる手がかり……。
L062
カミュ
「すこしでも希望があるなら絶対それに懸けてみるべきだ。オレはそうして運命が変わったぜ。
L063
セーニャ
「たとえわずかな希望でももう一度お姉さまに会えるなら……。私はその希望に懸けてみたいです!
L064
シルビア
「だけど……肝心の神秘の歯車はいったいどこにあるのかしらねえ?
L065
ロウ
「神の民が守りし神秘の歯車……。古文書にはそう書かれておったのう。そしてあの岩壁の穴……
L066
シルビア
「まあ神秘の歯車を見つけたのね!?さすがは勇者ちゃん!グッジョブよ!
L067
グレイグ
「あとは失われた時の化身とやらが集うという塔を見つけろといろことか。なんとも雲をつかむような話だな……。
L068
セーニャ
「さあ勇者さま。カミュさまが言っていた命の大樹の北のさびれた塔に行ってみましょう。
L069
セーニャ
「天空のフルートを使いケトスを呼べばその塔に行けるかもしれませんわ。
L070
ロウ
「おお道が開かれたぞい!ここが「失われた時の北身が集うという忘却の塔じゃったか
L071
ロウ
「さっそく先に進もうかの。行くぞい勇者!
L072
「わたしは時の番人。時のゆくすえをみまもるもの。
L073
カミュ
「時の番人……?あんたはいったい何者なんだ?
L074
セーニャ
「……時の番人よ。この塔には失ったものを復活させるチカラを持つ光があると聞きました。
L075
セーニャ
「私たちにはよみがえらせてほしいかけがえのない人がいます……。どうか知っていることを教えてください。
L076
時の番人
「このさきにある祭壇には時のオーブとよばれるほうぎょくがまつられています
L077
時の番人
「その時のオーブのチカラをつかえばあなたたちのねがいもかなうでしょう。ですが……。
L078
時の番人
「あなたたちにはほんとうに失われた時をもとめるかくごがあります
L079
時の番人
「時のオーブとは失われた時の化身がはるかいにしえよりつむぎつづけたロトゼタシアの時のけっしょう。
L080
時の番人
「その時のオーブをこわすことでじくうのながれがみだれすべてが過去にまきもどるのです。
L081
時の番人
「ながまをよみがえらせに!!」はせかいの時をたちきらなければならない。
L082
時の番人
「失われた時をもとめる……。あなたたちがしようとしているのはせかいにとっておおきなせんたくなのです。
L083
セーニャ
「お姉さまを復活させるにはこの世界ごと時を巻き戻すことになる……。
L084
ロウ
「世界ごと過去に戻る……。もしかすると……いやしかし……。
L085
ロウ
「もし……もしその話が本当だとしたら……。
L086
ロウ
「大樹が落ちたあの日より前に戻りウルノーガの悪しき野望を食い止めることができるのではない
L087
ロウ
「そうすればベロニカだけじゃない……。あの日失われたロトゼタシアのすべてを今度こそ救えるかもしれんぞい!!
L088
時の番人
「おそらく……いまこの時をつむいでいるいちばんあたらしい時のオーブをこわしてしまえば……
L089
時の番人
「あなたたちがのぞむ……せかいがやみにおおわれるちょくぜんにもとることもできるかもしれません。
L090
グレイグ
「もし……世界の運命を分けたあの日に戻りウルノーガをこの手で止められるなら……。俺はよろこんで過去に戻るぞ!
L091
時の番人
「……ざんねんですがあなたたちぜんいんが過去にいくことはできません。おおいなるチカラがひつようです。
L092
時の番人
「そのようなチカラはおそらくこのせかいでひとつしかありません。
L093
時の番人
「それはあなたのもつ……。勇者のチカラです。
L094
時の番人
「あなたなまえは?……そう勇者というのですね。
L095
カミュ
「ちょっと待てよ。過去に戻った勇者はまたここに戻ってこられるんだろうな?
L096
時の番人
「……いちど過去にもどればおそらくにととこのせかいにはもとってこられないでしょう。それに……。
L097
時の番人
「こわれた時のオねじまがった時のうずにのみこまれてしまうかもしれない。
L098
時の番人
「時のうずにのまれてしまったら……勇者はえいえんに時のはざまをさまようことになるでしょう……。
L099
セーニャ
「そんな……!
L100
時の番人
あなたじしんもどうなるかわからない。
L101
時の番人
「……。勇者。それでもあなたには失われた時をもとめて過去にもどるかくごがあります