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第二部 ー ソルティコの町
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L001
チェロン
「あれ?ハネのオネエさんは?お礼言いたかったのに……。
L002
グレイグ
「急に出ていったがどうしたのだろうな。勇者ヤツを探してみよう。
L003
シルビア
「話し合わなくちゃ伝わらない……」か。
L004
シルビア
「勇者ちゃん!!いつからそこにいたの!
L005
シルビア
「……あの親子再会できてホントによかったわね。
L006
シルビア
「だけど魔王のせいで亡くなった人々や破壊された町はもう戻らない。
L007
シルビア
「ねえ勇者ちゃん。ウルノーガは世界を滅亡させるほどの強大なチカラを持っていたわ。
L008
シルビア
「あのチカラを目のウル
L009
シルビア
「あのチカラを目のあたりにしてなおウルノーガと戦うつもりなの?
L010
シルビア
「またまた〜冗談言っちゃって!魔王を倒したいってカオに書いてあるわ。言わずともアナタの気持ちはわかるわよ。
L011
シルビア
「……やっぱり勇者ちゃんは勇者ね。
L012
シルビア
「世界に笑顔を取り戻す!なんて言ってみんなが笑って元気になれるような世助けパレードをしてたけど……。
L013
シルビア
「魔王を倒さなくちゃ笑顔は取り戻せない
L014
シルビア
「だからアタシもう一度勇者ちゃんの旅についていくことにするわ!
L015
シルビア
「……でもその前にひとつだけお願いがあるの。
L016
シルビア
「アタシはウルノーガと戦って命を落としたってかまわないわ。けれどパレードのみんなは巻き込めない。
L017
シルビア
「だからパレードのみんなを信頼できるリービーハンレートリートしていることがない。
L018
シルビア
「だからパレードのみんなを信頼できる人の所に預けたいんだけど……じつはひとりだけ当てがあるの
L019
シルビア
「でもその人ホンットにおっかなくってひとりで会うのは心細いの。だからお願い!勇者ちゃんついてきてくれない?
L020
シルビア
「もう勇者ちゃんのいじわる!そんなこと言って本当はついてきてくれるんでしょ?
L021
シルビア
「ありがそんなこと言って本当はついてきてくれるんでしょ?
L022
シルビア
「ありがと!それじゃあ今話したことパレードのみんなに伝えにいきましょ!本当はついてきてくれるんでしょ?
L023
シルビア
「ハ〜イ!みんな〜聞いて〜!
L024
「えぇぇぇえぇえええっ!!
L025
シルビア
「だけど安心して!」魔王ちゃんをやっつけるまでの間よ!倒したら絶対にみんなのもとに戻ってくるわ!
L026
「……アタシオネエさまを応援する!みんなの笑顔を奪う魔王ちゃんなんて絶対に許せないもの!
L027
「アタシも応援するわっ!
L028
「オネエさまがパレードを離れるのは悲しいけど……魔王ちゃんをやっつけるなんてオネエさまにしかできないことだから!
L029
シルビア
「そう世界に笑顔を取り戻すためよ!だからそれまでの間アタシのパパがいるソルティコって町で待っていてほしいの!
L030
グレイグ
「……パパ?……」ソルティコ?
L031
グレイグ
「きっ 貴様まさかとは思うが…… ゴリアテか?
L032
シルビア
「うふふ やっと気づいたのね!いつ気づくか ずっと待ってたのよ!……グ・レ・イ・グ♪
L033
グレイグ
「な……なんてことだ。あの生真面目なゴリアテがあんな姿に……。ジエーゴ殿はさぞお怒りになるに違いない
L034
グレイグ
「おお勇者すすまない。あまりにもショックだったものでつい取り乱してしまった……。
L035
グレイグ
「……ヤツの本剣の
L036
グレイグ
「……ヤツの本当の名はゴリアテ。剣の達人とうたわれるソルティコの名門騎士の航継さだ。
L037
グレイグ
「ヤツは幼少から父上のジエーゴ殿に鍛えられていたからさぞ立派な騎士になると思っていた。
L038
グレイグ
「ところがあるとき理由はわからないがジェーゴ殿とすさまじい大ケンカをして町を飛びだしていってな。
L039
グレイグ
「それきり行方が知れなかったのだが、
L040
グレイグ
「ちょうどいい。私もシエーコ殿にお会いしたかったのだ。
L041
グレイグ
「ソルティコはメダチャット地方の東のソルティアナ海岸にある大きな橋がある町だ。勇者行くぞ。
L042
シルビア
「……不思議なものね。この町には二度と来るまいと思ってたのにまさかこんな風に帰ってくるなんて。
L043
シルビア
「あれがパパのお屋敷よ。」……だけどちょっと心の準備をしたいから勇者ちゃん先に行ってて。
L044
グレイグ
「師匠グレイグでございます。……ひさかたぶりです。
L045
ジェーゴ
「おうおうグレイグじゃねえか!てめえが修行を終えて町を旅立ってからもう十数年か。近くに来てツラ見せろい。
L046
ジェーゴ
「……てめえの活躍はさんざん聞いてるぜ。図体でけえだけが取り柄だったてめえがいまやデルカダールの英雄さまだ!ハハッ!
L047
グレイグ
「思ったよりお元気そうで何よりです。師匠のもとで騎士道を教わっていなければ今の私はありえなかったでしょう。
L048
グレイグ
「……ここを旅立って多くのことがありました。16年前のユグノアの悲劇に始まり先日の大樹の落下。そして今や魔王が……。
L049
グレイグ
「そういえば、シルビアはどうしたのだ。勇者私は師匠と話しているからちょっと様子を見てきてくれないか。
L050
シルビア
「あっ勇者ちゃん。そっかアタシを探しに来てくれたのね。
L051
シルビア
「じつはね……アタシ勇者ちゃんと再会できたらウルノーガと戦うって心に決めてたの。
L052
シルビア
「だけど……パレードのパパと会う決心がなかなかつかながっあのブチャラオ村の親子を見るまでは……。
L053
シルビア
「話し合えばわかりあえる……。そう覚悟を決めてここまで来たんだけどやっぱりパパと会うのがこわくてね……聞いての通りアタシは子供のころから騎士になるべく徹底的に鍛えあげられた。
L054
シルビア
「だからアタシはずっ騎士として
L055
シルビア
「だからアタシはずっとこの町で騎士として生きていくものだと思ってた。そんなときだったわ。サーカス団が来たのは。
L056
シルビア
「そのサーカスのショーとにかく面白くって!不思議と身体の中からチカラが湧いてくるの!アタシはサーカスのバワーに魅せられたの!
L057
シルビア
「そしてアタシ笑顔は
L058
シルビア
「そしてアタシは確信したわ。笑顔は人を強くする!アタシの騎士道はこれだ!ってね。
L059
シルビア
「いてもたってもいられなくなっていまのアタシに必要なのは旅芸人の修行だってババに打ち明けたら当然のように反対されて……
L060
シルビア
「そのとき言ってやったのよ。世界中の人たちみんなを笑顔にできるようなアタシにしかできない騎士道を極めてやる!
L061
シルビア
「それまで絶対に帰らない!
L062
シルビア
「……って屋敷が壊れるくらいパパと大ゲンカしてアタシはこの町を飛びだしたってわけ。
L063
シルビア
「……おセンチな話しちゃったわね。
L064
シルビア
「でも勇者ちゃんとお話ししてたらなんだか勇気がわいてきたわ。
L065
シルビア
「よ〜しっ!パパに会いに行きましょ!
L066
「お……おいっ何者だそこのハネの男!さてはくせ者か……!!今すぐにこの屋敷から立ち去るがよい!!
L067
シルビア
「……ひさしぶりねゴンザレス。」--おくびょう者のあなたが屋敷の護衛役なんてずいぶん出世したじゃない。
L068
シルビア
「相変わらずネズミは苦手なの?タワシと間違えてネズミをつかんだ時がいちばん傑作だったわね
L069
「……!そ そんな…… まさか……。
L070
「ゴリアテさま!ま まさか お帰りになる時が来るとは……。おなつかしゅうございます!
L071
シルビア
「今まで屋敷を空けていてごめんね。……ねえゴンザレス。屋敷を見てまわってもいいわよね?
L072
「もちろんですゴリアテさま!とうぞごゆっくりなさってください!
L073
シルビア
「パパ……ただいま。
L074
ジェーゴ
「誰だぁてめえ……」?
L075
ジェーゴ
「わが息子ゴリアテっ!!どのツラさげて帰ってきやがった!!
L076
シルビア
「ひっひぃいいいごごめんな
L077
ジェーゴ
「ごめんなさいだと?……おい ゴリアテ。てめえ 何か カン違いしてねえか?
L078
ジェーゴ
「てめえの騎士道ってやつで世界中を笑顔にできたのか?
L079
ジェーゴ
「だったら……なぜ帰ってきやがった!!
L080
ジェーゴ
「てめえは大口たたいてなのに夢をなぜ帰っくさやかった!!
L081
ジェーゴ
「てめえは大口たたいて出ていった。なのに夢を果たさぬままよくも抜け抜けと!そんな風にてめえを育てた覚えはねえぞ!
L082
シルビア
「パ パパ……。まさか それって……
L083
ジェーゴ
「……。ちくしょう。こんな身体でなけりゃてめえをぶん殴ってたところだ。
L084
シルビア
「ありがとうパパ!」ずっとアタシのこと認めてくれてたのね!
L085
シルビア
「アタシたしかに夢半ばのまま帰ってきちゃったけど
L086
シルビア
「そう。魔王がいる世界じゃ人は心の底から笑えないの。
L087
シルビア
「……だからアタシ魔王を倒す。そして明るいセカイを取り戻して今度こそ夢をかなえてみせるわ!
L088
ジェーゴ
「ハッ魔王を倒すだと?てめえまたドデカイこと言いやがったな!おもしれえやってみやがれ!
L089
シルビア
ええず「必ず!騎士に二言はないわ!
L090
シルビア
「……それでじつはパパにお願いがあってきたの。
L091
シルビア
「魔王を倒すまでア預かパパにお願いがあってきたの。
L092
シルビア
「魔王を倒すまでアタシのナカマたちを預かってほしい。そしてアタシの代わりにみんなの中心になって導いてほしいの。
L093
ジェーゴ
「ハッ!そんなもんお安いご用よ!こまってる人を助けるのが騎士道ってもんだ!
L094
ジェーゴ
「おうよドーンと引き受けてやらあ!」騎士に二言はねえ!
L095
シルビア
「……それじゃみんな!パパにあいさつなさい!!
L096
「キャ〜ッ「!!キレイなお部屋〜!ステキ〜!
L097
「わ〜オネエさまのパパ!!カッコイイ〜!これからよろしくね!
L098
ジェーゴ
「オ オイ! ゴリアテっ!コイツぁ いったい どういうことだ!?
L099
シルビア
「はいパパこれを着てね♪
L100
シルビア
「だってアタシの代わりにみんなの中心になってくれるって言ったじゃない。
L101
ジェーゴ
「……まあなんだ乗りかかった船だ。この妙なヤツらはドーンと俺にまかせとけ。安心して魔王をぶっ倒してくるんだな。
L102
シルビア
えず「えぶ」魔王をぶっ倒して世界中に明るい笑顔を取り戻してみせるわ!
L103
ジェーゴ
「相変わらず威勢だけはいっちょ前だな!魔王を倒したらぜってえに帰ってこいよ。てめえには言うことがごまんとあるからな。
L104
シルビア
「みんないいわね。パパの言うことちゃんと聞くのよ!
L105
「オネエさま〜ッ」行かないで〜ッ!やっぱりお別れなんてイヤよ〜っ!
L106
シルビア
「アタシだってみんなとお別れするのはとっても悲しいわ。
L107
シルビア
「だけどみんなの笑顔を奪う魔王ちゃんを倒さなくっちゃ。それまでの短いお別れ。
L108
シルビア
「……たとえどんなに遠く離れようとアタシたちずっとナカマよ!
L109
「オネエさま〜ッ!」こまったときはいつでも呼んでね!アタシたちどこであろうと駆けつけるから!
L110
シルビア
「そういえばアタシの船なら町を出て東の浜辺に置いてあるの。今まで通り自由に乗っていいわよ!
L111
グレイグ
「船があればこれまで行けなかった場所に行けるようになるな。勇者よ引きつづき仲間を探しラムダを目指そう。