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第二部 ー デルカダール(過去の記憶)

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L001
グレイグ
「魔物たちが砦の方角に飛んでいく……。我々にできるのは信じることだけか。
L002
グレイグ
「グズグズしているとマはない。先を急ぐぞ。
L003
グレイグ
「……。ひといありさまだな。上にあがる階段まで壊されている。
L004
グレイグ
「おそらくこの先の玉座の間に常間を生む魔物が潜んでいるのだろう。
L005
グレイグ
「神聖な玉座をけがすとは許せぬ。なんとかして上にあがる別の道を探すぞ。
L006
「こいっ!ホメロス!
L007
ホメロス
「行くぞ!
L008
「ハァ「ッ!
L009
ホメロス
「ちっ。相変わらず馬鹿力だな……グレイグ。
L010
「ハ八ハハ。ふたりとも元気がよいな!
L011
デルカダール王
「あいさつがまだであっただろう?我が娘……マルティナだ。
L012
デルカダール王
「お前たちふたりがこの国の未来を守るのだ。……頼んだぞグレイグホメロス。
L013
グレイグ
「なぁホメロス。お前の知恵と俺のチカラ。ふたつが合わされば王国一の騎士になれるぞ。そして姫さまとこの国をお守りするんだ!
L014
グレイグ
「おいっ!聞いているのかホメロス!
L015
グレイグ
「な……なんだよ
L016
ホメロス
「王国最強の騎士に与えられるというデルカダールのが王の私室にあるらしい。
L017
ホメロス
「見てみたくは……いずれ僕
L018
ホメロス
「見てみたくはないか?……いずれ僕たちが手にするなんだろ?
L019
グレイグ
「しかしなどうやって見るんだ?王の私室なんて魔法でも使えなきゃ入れやしないぞ?
L020
ホメロス
「誰にも言うなよ。この前俺はひとりのつまみ食い犯を見つけた。誰だったと思う?
L021
ホメロス
「我が王だよ。食器棚の裏から出てきてケーキをひとくちパクッとさ。あれは王の私室につながっているはずだ。
L022
グレイグ
「バハハハ!そういうことか」近頃お腹がだらしないって王妃さまにしかられていたもんな!
L023
ホメロス
「今晩台所に集合だ。いいな?
L024
グレイグ
「……そうだ長らく忘れていた。台所に王の私室へ続く隠し階段がある。しかしこの現象
L025
グレイグ
「……時を越え世界の記憶を知る。そうか……それが大樹へとつらなる勇者のチカラというものなのか……。
L026
グレイグ
台所は城の北側にある食堂の奥だ。そこにある食器棚を調べてみよう。行くぞ勇者。
L027
グレイグ
「……あの時は俺が衛兵に見つかってこの階段を見つけることはできなかった。王に叱られて城中のヨロイを磨かされたよ。
L028
グレイグ
「ホメロスは怒ってな。とっくみあいの大ケンカだ……。あの頃は悪さばかりして王をこまらせていたものだ……。
L029
グレイグ
「だがそうだ。楽しかった。ふたりでデルカダールの未来をになうのだと心から信じていた。
L030
グレイグ
「……。勇者。いままでの非礼をわびる。すまなかった。
L031
グレイグ
「この先に誰が待ちうけていようとも俺は戦う。もう二度と俺の剣が道に迷わぬようチカラを貸してくれ。
L032
ホメロス
「お元気そうでなにより我が友そして哀れな悪
L033
ホメロス
「フフフその短気直したほうがいいな。まわりが見えていないからお前はいつもから回る。
L034
グレイグ
「なぜ魔王に魂を売った!?共にデルカダールを守る……そう誓ったはずだ!ホメロスッ!!
L035
ホメロス
「……なぜ? なぜと問うのか?お前が? 私に……? ははは。はは……はっ……ハハハハハハハ。
L036
ホメロス
「では私もお前に間おう。
L037
ホメロス
「なぜだっ……グレイグ!!
L038
ホメロス
「私はもうお前の後ろは歩かない。
L039
ホメロス
「愛も夢も光もそして友も……は。この世界ではなんの意味も持たない。
L040
ホメロス
「あるべきはチカラ。世界を統べる……:闇
L041
ホメロス
「私のチカラを認めてくださるあの方こそが真の王!王の歩みをジャマする者は私が許さぬ!
L042
グレイグ
「故郷を奪われ民を失い……」友は去った。
L043
グレイグ
「英雄と呼ばれて戦い続けても俺に守れるものなと何もないと思っていた。
L044
グレイグ
「だが……まだだ。
L045
グレイグ
「まだ俺にも守るべきものがある。勇者が一世界を救う勇者なら……俺は勇者を守るとなろう。
L046
グレイグ
「ホメロス……いや魔王の手の者よ。その命私がもらいうける。
L047
ホメロス
「グレイグ!私はお前の先を歩く。お前はここで朽ち果てるのだ!!
L048
ホメロス
「フフフ……ハハ……ハハハハ……
L049
「ンフフ。ンフフフフ。ンフフフフフフ。
L050
「ンフフフ。我は魔王さまのチカラを受けし六軍王がひとり……。屍緑軍王ソルデ。闇を愛し光を憎む者。
L051
ゾルデ
「我は思う……。そなたらはいやしい光を望む者たち。そしてなにより哀れな者たち……。
L052
ゾルデ
「魔王さまは闇をお望みだ。我の命つきるまで……なればこの地に光は戻らぬ。
L053
ゾルデ
「ンフフフフフフ。さぁ けがれた光を 癒やしましょうぞ。
L054
ゾルデ
「ンフフフ……フフ。おお私の愛しき闇が……ああけが……らわしい。光が……あふれ……
L055
グレイグ
「……いさすがだな。来てくれたのかリタリフ
L056
グレイグ
「常闇は消えた。しかし皆が心配だ。一刻も早く砦に戻らなくては。
L057
グレイグ
「勇者帰ろう。最後の砦に。
L058
グレイグ
「誰か……誰かっ」!!生きている者はいないのか!王よ!どこにおられるっ!!
L059
デルカダール王
「グレイグ……」よくぞふ……よくぞやってくれたっ!
L060
ペルラ
「いままで薄暗くてよくわからなかったけど……男前になったじゃないか!フフフッやっぱりアンタは私の子だ!
L061
デルカダール王
「勇者よ。グレイグとチカラを合わせよくぞ太陽を取り戻してくれた。……それを言おう。
L062
デルカダール王
「しかし世界はいまだ混乱をきわめておる。そなたはこの世どうかロトゼタシアに光を取り戻してくれ。
L063
デルカダール王
「……グレイグよ。今日まで我らが王国のためよく戦ってくれた。今宵の勝利はお前のチカラあってこそのもの……。
L064
デルカダール王
「さればおいまこそお前のチカラあってこそのもの……。
L065
デルカダール王
「さればお前のその剣をいまこそ世界のために役立てるときじゃ。意味はわかるな?
L066
デルカダール王
「砦のことは案ずるな民は強い。そしてわしもない……ハッハツハッパ!!
L067
デルカダール王
「なぁに……。悩むことはない。お前の心はもうとうに決まっておるのだろう?
L068
グレイグ
「勇者。我らが勇者よ。この命今日からあなたに預けます。
L069
デルカダール王
「皆の者夜が明けたぞっ!!……我らの勝利だっ!!
L070
デルカダール王
「昨日はぐっすり眠れたか?……ん?民に眠らせてもらえなかった?
L071
デルカダール王
「ハハハッ!よいよい。それこそ平和のあかし。ハッハッ八ッ
L072
デルカダール王
「さてと……本題に入るかの。クレイグお前に渡すべきものがある。
L073
デルカダール王
「お前はわしにとって我が子のようなもの。旅立ちにふさわしき身仕度をととのえるのが親の役目……祝いじゃ受け取れ。
L074
デルカダール王
「うむ。よく似合っておるぞ。そのは世界最高の騎士のあかし。そなたこそ勇者を守る最強のじゃ。
L075
デルカダール王
「……よいな?
L076
デルカダール王
「さて勇者よ……。道しるべとなる大樹は地に落ち勇者のつるぎは魔王に奪われたと聞く。
L077
デルカダール王
「……しかしだ。わしは、そなたの父ユグノア王からこんな話を聞いたことがある。
L078
デルカダール王
「ロトゼタシアに、そびえる霊山。北のゼーランダ『山と南のドゥーラソダ山……。
L079
デルカダール王
「その山頂に住まう民たちはなにやら勇者とゆかりのある者たちらしい。
L080
デルカダール王
「あの話が本当であるとすればそなたは彼らに会うべきであろう。魔王を倒す助けを得られるやもしれぬぞ。
L081
デルカダール王
「ナブガーナ密林を西に進むとソルティアナ海岸に通じる谷がある。
L082
デルカダール王
「そこを越えた先にある山門の関所を抜ければドゥーランダ山はすぐそこじゃ。
L083
デルカダール王
「我らもあずか何が起こるか
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