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第3章 (part 5)

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 VOCAB (24) CHARACTERS (1) PLACES (0)
L001
うわ〜、高いわね。
L002
飛行船に乗るの、けっこう久しぶりかも
L003
そうだわ空賊艇に忍び込んだとさは景色を見る余裕は無かったし。
L004
あの時と状況は似ているけど、はるかに危険は高いと思う……
L005
気を引きしめてかからないと、
L006
うん……わかってる。
L007
でも、平和なリベールでこんな事件が起きるなんて……
L008
あたし、何か大きなことが動き始めているような気がする。
L009
僕もそう思う。
L010
空賊たちや、ルーアン市長の背後にはあの黒装束たちがいた。
L011
だから、彼らの正体が判れば何か重要な事が掴めるかもしれない。
L012
ひょっとしたら……父さんが居なくなった理由もね。
L013
博士を助けるついでにそのあたりも探ってみなくちゃね!
L014
つんしょっと。これでいーで
L015
スロット接続部分の金具が緩んでいたみたいですね。
L016
おせっかいなガキだな。
L017
その程度の調整だったら、俺でも出来るってのによ。
L018
でもまあ、礼は言っと
L019
あ、そういえば……身体の方はもう大丈夫ですか?
L020
気持ち悪くとかなってませんか?
L021
ああ、大丈夫だ。本気で心配はいらねえよ。
L022
人の心配をするくらいだったら、自分のことをまず心配しとけ。
L023
今だったらまだ引き返せるんだぞ?
L024
っと、勘違いすんな。今さら来るなとは言わねえよ。
L025
ただ……お前、怖くなえのか?
L026
ふえっ!
L027
爺さんのためとはいえ軍事施設への不法侵入だ。
L028
いくらガキでも、その重大さがピンとこない歳じゃねえたろ?
L029
その……
L030
でも、エステルお姉ちゃんとヨシュアお兄ちゃんがいるし……
L031
それにアガットさんもいるから……
L032
わたし、ちょっとニブイのか
L033
ちょっとじゃなくて、かなりだろ
L034
どうやら心配するだけ時間のムダだったみてえたな。
L035
えへへへ……ごめんなさい。
L036
あの……ひとつ聞いてもいい
L037
なんだよ、やぶからぼう
L038
ミーシャさんって、誰なのかなって。
L039
……なんでその名前を知ってる?
L040
あ、あのあの……
L041
アガットさんが毒でうなされている時にわたしのことそう呼んで……
L042
……ごめんなさい。聞いちゃいけませんでした?
L043
隠すほどのことでもねえしな。
L044
ミーシャってのは、俺の妹だ。
L045
妹さんっていくつなんてすか?
L046
やっぱり、わたしよりも年上?
L047
いや……。そうだな。
L048
ちょうどお前と同じくらいの歳たったはず
L049
えっと、ふたん妹さんとあんまり会ってないんですか?
L050
まあ、こういう職業だからな。
L051
年に一度、里帰りした時に顔を見せる程度かもしれねぇな。
L052
そうなんだ……
L053
……ミーシャさん、ちょっと可哀想……
L054
な、なんでたよ?
L055
わたしにお兄ちゃんがいたらいつも一緒がいいなって思うし……
L056
とにかく、わたし、ミーシャさんに同情しちゃいます。
L057
そうか……
L058
でもまあ、確かにそうだな。
L059
もっと俺がしっかりしてれば一緒に居てやれるんだが……
L060
当飛行船はまもなくレイストン要塞に到着し
L061
遊撃士の方々は至急、船倉エリアに集まってください。
L062
そろそろ時間か……
L063
いたいた。
L064
あ、お姉ちゃんたち……
L065
アナウンス聞いたでしょ。そろそろ到着するみたいよ。
L066
準備が済んでいるんだったら一緒に船倉に行きませんか?
L067
ああ、俺の方の準備はいいぞ。
L068
ティータの方は装置の調子はどうだった?
L069
うん、バッチリだよ。タイミングのテストもしたし。
L070
頼もしいセリフじゃない。
L071
期待してるよ、ティ
L072
おお、来たか。
L073
準備、終わったみたいね
L074
コンテナの偽装は完了た。
L075
普通のフタを開いても船説修理用の特殊プレートが入っているようにしか見えないが……
L076
へえ〜、よく出来てるわね。
L077
たしかにこれで生体感知器を無効化できたら、何とか潜入できそうですね。
L078
さァて、あとはお前たちがこの中に隠れるだけだが……
L079
心の準備はできてるか?
L080
もちろん!
L081
いつでもオーケーだ
L082
よし、それじゃあ1人ずつ順番に入るんだ。
L083
全員入ったら隠しトビラを閉めるから
L084
3解しました。じゃあ、まずは僕から
L085
ほんと挟そうね。ピッタリくっつかないと
L086
エステル、どうしたのさ?
L087
な、なんでもないっ!
L088
エステル。頭はそっちに向けて
L089
ちょっとヨシュア……
L090
この体勢、どうにかならない?
L091
が、我慢してよ。
L092
こうしないと4人全員が入るなんて無理なんだから。
L093
そっか……。
L094
そうね、仕方ないよね。
L095
次はティータで、最後にアカットさんかな。
L096
それじゃあ入るね。
L097
んしょっと……!!お姉ちゃん、ごめんね。
L098
んー、なんだかミルクみたいな匂いもするし。
L099
お、お姉ちゃん……そんなに強く抱き締めないで、
L100
ちょっと苦しいよう。
L101
ふつぃつぃ……まあ、よいではないか
L102
ぷにぷにのホッペしゃのう
L103
「いのん。
L104
エステル……"遊ばないの。
L105
やれやれ……無性に不安になってきたぜ。
L106
こら、ガキども。もうちょいスペース空けろ。
L107
っと……。きついか?
L108
っ、うっん。だいじょーぶです。
L109
ガマンできますから……
L110
はいっ。
L111
オッサン。こっちはいつでもいい
L112
隠しトピラを閉めるぜ。
L113
着陸したらすぐにコンテナを搬出する。
L114
揺れるとは思うがしばらく我慢してくれよ。
L115
やあ、グスタフ整備長。わざわざ来てくれてすまない。
L116
しかし、こんなに早く来てくれるとは思わなかったよ。
L117
王国軍はお得意様だからな。このくらいのサービスは当然だ
L118
それにしてもずいぶん急な注文だったなァ。
L119
この前の警備館の整備といい、なにか事件でもあったのかよ
L120
いや……まあ、軍にも色々あってね。
L121
そうだ、中央工房の襲撃事件についてだが……
L122
重要な手がかりを掴んだので、数日中には解決するだろう。
L123
ほう……そりゃよかった。
L124
掠われたラッセル爺さんは俺にとっては大の恩人でね。
L125
まさか傷つけられているようなコトにはなってねえだろうなァ?
L126
ほう、何でわかるんだい?
L127
犯人たちは、博士を人質に身代金を要求しているらしい。
L128
無事は確認されているからどうか安心して待っていてくれ。
L129
なるほどねェ……
L130
王国軍に任せておけばなんの心配もいらなさそうだな。
L131
信頼はしているがこれも規則なのでね。
L132
お前たち、さっそく始めろ!!
L133
3解しました
L134
……OKです。
L135
センサーに異常あり!
L136
生体反応です
L137
なんだと……!?
L138
整備長……これは?
L139
そんなはずは
L140
中央工房に発注した特別製の生体感知器だ
L141
だったらあれだ。ネズミかなんかだろ。
L142
そんなに大騒ぎすることないんじゃねぇのか
L143
……これも規則なのでね
L144
お前たち!そのコンテナを取り囲め。
L145
よし……開けろ。
L146
なんによ。アントワーヌじゃねえか。
L147
んやー♪。
L148
その猫は……?
L149
アントワーヌてえ名前で中央工房に住んでいるヤツだ。
L150
どうやら《ライプニッツ号》に忍び込んでいたみてえたな。
L151
まったく驚かせてくれる……
L152
お前。人騒がせにも程があるぞ。
L153
にゃおん?
L154
まあ、猫の気まぐれを責めても欲し方ないか……
L155
お前、気に入ったのならしばらくここに住んでみるか?
L156
わいわい。アントワーヌを誘惑するなよ。
L157
……い、やめん。
L158
むむ、フラれてしまったか。
L159
はは、残念だったなァ。
L160
しかし、その生体感知器、ずいぶん大した代物しゃねえか。
L161
あやうくアントワーヌを閉じ込めたままにするとこだったぜ
L162
のめ。さすがは中央工房製の機械だ。
L163
……それではお前たち。残りのコンテナをチェックしろ。
L164
お前たち、ご苦労だった。
L165
コンテナの搬入は明日にして今日はもう兵舎に戻るがいい
L166
あ、あの、少佐殿……
L167
ここ数日の非常体制ですがいつまで続くのでしょうか?
L168
そ、そうです!
L169
どうして我々正規軍があんな連中のいいなりに……
L170
お前たちの言いたいことは分からないてもない……
L171
だが、上官の決定に疑問を差し挟むのは軍人の役目ではない。
L172
それに、どこに目があり耳があるのかわからんのだ
L173
不用意な発言は慎む
L174
りょ、了解しました。
L175
後ろめたいものだな……
L176
少佐殿、申し上げます!
L177
カノーネ大尉が話したいことがあるから来てくれとのことです。
L178
そうか、わかった。
L179
仕方ない……い城拠の話を聞きに行くか。
L180
さすがにつらかった〜。
L181
ティータ、大丈夫だった?
L182
うん、ちょっとだけ頭がボーッとなったけど……
L183
でも、ちゃんと装置を動かすことができてよかった。
L184
ああ、大したもんだ。
L185
でも、アントワーヌにはックリさせられちゃいました。
L186
完全にバレたと思っちゃっ
L187
あの猫、整備長さんがわさと入れたんだと思うよ。
L188
あれがあったせいで兵士の否戒も緩まったからね
L189
本人、落ち着き払ってたし、
L190
ふふ、整備長さんならそれくらいやっちゃうかも。
L191
なかなか食えないオッサンだぜ
L192
それじゃあ行動開始といくか
L193
俺たちがいるのは飛行船発着場——このあたりだ。
L194
そこでエステル……地図から見当をつけてみろや。
L195
どうしてあたしに聞くのよ?
L196
なに、ギルドの先輩として洞察力をテストしてやろうと思って
L197
ほら、時間がねえんだからとっとと答えろや。
L198
なるほど……人の出入りも少なそうだし、考えられなくもねえな。
L199
たが、もっと臭い場所がある
L200
そうなの?
L201
お前の意見はどうだ?
L202
独立した敷地内にあるし、博士の才能を利用しているなら、うってつけの場所のはずです。
L203
ま、そういうことだ。
L204
アガットさん。脱出ルートはどうします
L205
おっと、そうだったな
L206
爺さんを救出したい、ここから船を奪って逃げるぞ。
L207
うん……わかったわ。
L208
それじゃあ、この研究棟に向かいましょ
L209
あたしたちから離れないでね
L210
う、うん……!
L211
……餌をあげたら懐いたりしないかしら?
L212
やっぱりいやがったか
L213
塔に現れた飛行艇……
L214
やっぱりあいつら軍の関係者だったのね……
L215
たぶん、破壊工作の訓練を受けた特殊部隊だろう。
L216
どうりで手強いわけだよ。
L217
お、おじいちゃんあそこに捕まっているの?
L218
いよいよその可能性が高くなってきた。
L219
ここでやり合うのはマスイな。
L220
そうですね……
L221
下手に騒ぎを起こしたら、要塞中の兵士が駆けつけてくると思います。
L222
窓に鉄格子がはまっている。
L223
音を立てずに侵入するのは、っと難しそうだな……
L224
こいつは大当たりたぜ……
L225
セル博士。本当にありがとうございました。
L226
よくそ、この《ゴスペル》の制御方法を突き止めてくださった。
L227
情報部を代表して感謝しますよ。
L228
やはり吉様が黒幕じゃったか。
L229
情報部司令、リシャール大佐……
L230
たしか貴様もカシウスの元部下
L231
おお、そういえば博士は彼と交友があったのでしたね。
L232
カシウス・ブライトの行方は、我々も捜しているのですが、いまだ突き止められなくてね。
L233
知りん。知ったところで教えるものか。
L234
フフ……いまあいいでしょう。
L235
もし、この《ゴスペル》が彼の元に届けられていれば困ったことになっただろうが……
L236
今さら彼が現れたとしても、この流れを止めることはできない。
L237
《黒の導力器》……いや、『ゴスペル』とか言ったか……
L238
ある筋からと申し上げておこう。
L239
我々の目的は……まあ、すぐに明らかになりますよ。
L240
それが分かった頃には博士を解放して差し上げますから、それまでゆっくりなさってください。
L241
吉様らの悪事を知る者を平気で解放しようとするとは……
L242
よっぽど大それたマネをしでかすつもりらしいな?
L243
想像にお任せしよう。
L244
しかし事が成ったあかつきには個人的に、博士の研究を援助させていただくつもりです。
L245
新たな発明で、このリベールをより豊かにして頂くためにね……
L246
けっ、お断りしゃい。
L247
あまり聞きわけのないことをおっしゃらないでくださいな。
L248
博士のお孫さんに万が一のことがあった時に、助けてあげられませんわよ?
L249
小娘が……:またそれでわしを育すか……
L250
やれやれ、カノーネ君。
L251
君の交渉のやり方は、いさか優雅さに欠けるのではないかな?
L252
うふふ……。失礼しました。
L253
彼女は、どうも特殊なユーモアセンスの持ち主でね。
L254
誤解して欲しくはないのですが、我々はみな、国を袋える一介の異人に過ぎないのです。
L255
民間人を巻き込むつもりは、一切ないと誓っておきましょう。
L256
愛国の土気取りか……
L257
そして、あらゆる導力現象を停止させる確率のオーブメント……
L258
なるほど、貴様らの目的、何となくじゃが見えてきたわい
L259
邪魔するものではなくってよ。
L260
ロランス君、報告したまえ。
L261
王都で動きがありました。
L262
大佐の読み通り、白き翼が網にかかった模様です。
L263
それはそれ
L264
これでチェックメイトだな。
L265
シード少佐。博士が不自由のないように気を配ってくれたまえ。
L266
は……。了解しました
L267
大抵のものなら揃えさせますが、
L268
ふん、結構しゃ。
L269
お前さんは、連中とは違って骨のある男と思っておったが……
L270
博士は、ある反逆者によって誘拐されたことになっています。
L271
それを踏まえて頂ければお孫さんへの手紙など届けさせていたたきますが……
L272
早くわしの前から消えろ!
L273
……失礼します。
L274
リシャール大佐……あの人が黒幕だったんだ。
L275
しかも父さんのことを捜しているみたいだけど……
L276
めめ……::どういうことなんだろう。
L277
それに、あの仮面の男……
L278
むっ、行くみたいだな……
L279
うまく切り抜けられるかな。
L280
一気に人気がなくなったな。
L281
ヤツとは決着を付けたかったが、まあいい、仕事の方が優先だ。
L282
速攻でケリをつけましょ!!
L283
ちょっと、聞いてるの?
L284
あ……:……エステル?
L285
だ、大丈夫?ヨシュアお兄ちゃん……
L286
おいおい、勘弁しろよ。クールなお前らしくもねえ。
L287
す、すみません。少しボーッとしてて……
L288
どこか調子でも悪いの?
L289
ああ……とっとと始めるぞ。
L290
はあ、せっかく王都で大きな作戦があるのに……
L291
こんなところで爺さんの見張りなんてな。
L292
ほやくな、ぼやくね。
L293
王国のため、そして理想のたゆ大佐の手足となって働くこと……
L294
それが情報部の隠密隊員、«特務兵»の使命なんだからな。
L295
ば、馬鹿な……。!
L296
アガット・クロスナー!?
L297
ざまあみやがれ。
L298
散々コケにしてくれた借りは返してやったからな。
L299
個人的な恨みが入りまくってるわね〜。
L300
ここからは時間との勝負だ。
L301
いい加減にせい!何もいらんと言うたしゃろ……
L302
ティータ!
L303
わしは夢でも見ておるのか?
L304
おじいちゃああん!
L305
よかったぁ……無事でいてくれてぇ……
L306
うわぁあああぁぁぁん
L307
こりゃ、どうやら夢しゃないようじゃな。
L308
それに、お前さんたちは……
L309
博士。わりと元気そうしゃない?
L310
ックエ房長の体頼て博士の教出にきました。
L311
なんと……いここに潜入したのか
L312
さすがカシウスの子供たち……常識はずれなことをするのう。
L313
あんまり時間がないんでね。
L314
なんじゃ、お前さんは?
L315
ガラの悪そうな若造しゃの。ニワトリみたいな頭をしおって、
L316
あんたと、このジジイ!?
L317
あはは、博士ってば、うまいこと言うわね〜!!
L318
この人はアガットさん。ギルドの遊撃士さんでお姉ちゃんたちの先輩なの。
L319
ほう、お前さんも遊撃士しゃったか。
L320
そういや前に、カンウスから聞いたことがあるのう。
L321
いつも戦ねてばかりいる不良あがりの若手がおると
L322
まあまあ、アガットさん。
L323
博士も、詳しい話は後にして急いで脱出の準備をしてください。
L324
何か持っていくものはありますか?
L325
ならば、けぐり》の中枢ユニットを運んでいってくれんか?
L326
下手に置いていったらまた連中に悪用されそうじゃ
L327
わかりました。
L328
わしは、そいつを使って«黒の導力器》の制御方法を研究させられていたんしゃ。
L329
構造そのものは解析できなかったが、データと制御方法は弾き出してしまった。
L330
これで連中は、いつでも好きな時に例の現象を起こ
L331
すまん、エステル、ヨシュア。
L332
どうか気にしないでください。
L333
ティータの身の安全を盾にされたら、従うしかないのは当然てしょう。
L334
むしろ、あたしたちの方が博士たちを巻き込んじゃったみたい。
L335
ウダウダ言ってるヒマはねぇ!
L336
準備もできたし脱出するぞ!
L337
爺さんは、ギックリ腰にならない程度に急ぎやがれ
L338
フン、言いおったな……
L339
あ……これって!?
L340
バレたようしゃの
L341
どうやら侵入者が現れたようだ!
L342
犬どもを下げて捜索を開始する!
L343
第1、第2、第3、第4小隊は飛行船発着場および波止場を封鎖く
L344
第5、第6、第7小隊はそれぞれ兵舎・監視塔・研究棟を捜索!
L345
第8か隊は、私と共に司令部へ!
L346
イエス・サー!
L347
兵士たちが来るわ!
L348
発着場と破止場を押さえられたみたいだね……
L349
あの少佐、なかなか鋭いな。
L350
とっしょっ……どこから逃げればいいのかな?
L351
こうなった以上、被止場から逃げるのは難しそうだな……
L352
兵士どもをかわしながらなんとか脱出ルートを探すぞ
L353
あー、なんでも侵入者があったらしいな。
L354
なにィ、侵入者だと……
L355
こうしちゃいられねえ!このスキに何とか脱出して……
L356
兄貴、カンベンしてくれよ。そんな簡単に脱獄できるわけ……
L357
どうやら地下牢みたいだね。
L358
ハーケン門の地下牢と比べると視線が大きいわね……
L359
あああぁあっ!?あああぁあっ!?
L360
あの時のガキどもか!?
L361
なんというか……お久しぶりですね
L362
そっか、あんたたちここに捕まっていたんだ。
L363
えっと、その、元気してる?
L364
哀れみの目でボクを見るな!
L365
棒ふりまわすことしか能がないノーテンキ女のくせにっ!!
L366
なに言われても平気かも。
L367
それで気が済むんなら好きなだけ罵っていーわよ
L368
むっか〜!なに余裕かましてんだよ
L369
カプア空賊団……定期船を奪った犯人です。
L370
ほう、噂の連中か。
L371
かなり高性能な飛行艇を使っていたそうしゃの?
L372
帝国製と聞いていたがどのくらいのスペックかね?
L373
どうしてそんな事を答えなくちゃならないんだ!
L374
なんじゃ、ケチしゃの
L375
お、おじいちゃん。
L376
そんなこと聞いてる場合しゃないと思うんだけど……
L377
ちょ、ちょっと待ちやがれ。
L378
もしかして、さっきから鳴っているこのサイレンは……
L379
そういえば、あいつらって黒装束の連中と関係あったよね。
L380
リシャール大佐に逮捕されたっていうことは……
L381
ひょっとしたらルーアンのダルモア市長も……
L382
いや、兵舎の方は一通り調べ終えたぞ!
L383
監視塔も異常なしだ!
L384
……となると、残るはこの司令部だけのようだ。
L385
こっちに来るみたい
L386
このまましゃ袋小路だぜ。
L387
こっちだ!
L388
なんか聞こえた?
L389
こっち来てって言ってたような。
L390
空耳ではなさそうしゃ
L391
この声って……!
L392
さあ、入りたまえ!
L393
おいおい、その部屋は……
L394
何のつもりか知らんが行くしかなさそうしゃな。
L395
間一髪だったな。
L396
やっぱり……!
L397
さあ、念のため鍵を。
L398
フン、何のつもりじゃ?レイストン要塞の守備隊長。
L399
リシャール大佐に、わしの監禁を命しられていたのではないのか?
L400
……その節は失礼しました。
L401
すでに王国軍は、大佐の率いる情報部によって掌握されています。
L402
主だった特官は、懐柔されるかさもなくば自由を奪われる妹末……
L403
モルガン将軍も、ハーケン門に監禁されている状態なのです。
L404
えええっ!あのガンコ爺さんが!?
L405
大変な事になっていますね……
L406
おいおい、一体どうしてそんな事になっちまったんだ?
L407
残念ながら……:帝国との戦いが終わってから軍の規律は少しずつ乱れていった。
L408
特に特官クラスの者たちの間で、横領・着服・収縮が絶えなかった
L409
そこをリシャール大佐に付け込まれてしまったのだ。
L410
その通りです。
L411
モルガン料理が監禁された今、リシャール大佐は王国軍の実質的なトップとなりました。
L412
アリシア女王はどうだ?
L413
王国軍の指揮権は、最終的に女王に帰属するんしゃねえのか?
L414
不可解なことだが……女王陛下は沈黙を保ったままだ
L415
陛下の直属である王宝親神隊も反逆罪の疑いで追われて
L416
は、反逆罪!?
L417
あのユリア中尉たちが!?
L418
証拠写真まで用意したようだ。
L419
ドロシーさんの写真か……
L420
そんなのおかしーですっ!!
L421
中央工房をめちゃくちゃにしておじいちゃんを掠って……
L422
それを人のせいにするなんて!
L423
ああ……。返す言葉もない。
L424
上官の命令は絶対だが……熟認した私にも責任がある。
L425
難儀な人だな、あんた。
L426
そういう事であれば無礼の鉢々は水に流して
L427
おしいちゃんってばぁ。
L428
冗談じゃ。
L429
ふふ、なかなか鋭いな。
L430
一番
L431
さすが軍の司令室。なかなか凝ってるじゃねえか。
L432
ボートが用意されているからそれを使って脱出できるはずだ。
L433
本来なら、部外者に明かしたら禁固10年は確実なのだが……
L434
まあ、異規は許してくれなくとも女神は許してくれるだろうよ。
L435
少佐さん:……
L436
遠慮なく使わせてもらう
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ヨシュア。しんがりはお前らに任せたぞ。
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わかったわ!
L439
少佐、さらばじゃ。
L440
あの……ありがとーごさいました!
L441
残りはあたしたちだけね。
L442
少佐、色々とありがとう。
L443
お世話になりました。
L444
いや、礼はよしてくれ。
L445
最初に会った時……っ
L446
ゲート前でお会いした時ですね?
L447
めめ……名字を聞いた時にね。
L448
君たちは、カシウス大佐のお子さんたちなのだろう
L449
ええっ、父さんってそんな偉い階級だったの!?
L450
私も、あのリシャール大佐も彼直属の部下だったのだよ。
L451
そうだったんだ……
L452
少佐、よろしいですか
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まだ司令部に潜伏している可能性が高そうですが、いかがしますか!?
L454
やは……::
L455
わかった!すぐ行くからその場で結機!
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それでは失礼します。
L457
は〜、びっくりした!まさか滑り台になっていたなんて、
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さあ、早く追いつこう!
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おっと、来たようしゃの。
L460
お姉ちゃんたち、こっちだよ!
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お待たせしました。発進してください
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しっかり掴まってるんじゃぞ!
L463
何とか脱出できたわね。
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でも、グズグズしていたら追跡部隊が編成されると思う。
L465
どこか安全な場所に博士たちを逃がさないと……
L466
お姉ちゃん、お兄ちゃ〜……
L467
心配することないからね。
L468
どういうことですか?
L469
今回の一件で、俺は完全に精報部の連中にマークされ
L470
そして爺さんとティータも同じように追われ続けるはずだ。
L471
2人まとめて安全な場所まで逃がしてやるよ。
L472
本当なら、ティータも巻き込みたくはなかったが、
L473
人質に取られることを考えると、一緒に逃げた方がいいしゃろう。
L474
あたしたちだけ安全だなんてそんなの絶対に納得いかない!
L475
ヨシュアもそう思うでしょ?
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ここはアガットさんが正しい。
L477
逃亡・潜伏のセオリーだと一緒に行動する人間が多くなるとそれだけ逃げ隠れがしにくくなる。
L478
その意味では、アカットさんだけで博士たちを悩がした方がいいんだ。
L479
君の気持ちは分かるけど……ここはアガットさんに従おう
L480
そんな……。
L481
ここは素直に引いてもらうぜ。
L482
理屈では判るんだけど……
L483
エステルお姉ちゃん……
L484
ふむ、あくまで納得できない顔をしとるのう。
L485
ならば、わしの代わりにある仕事を引き受けてくれん
L486
まず、王都に向かって欲しい。
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そして、グランセル城にいるアリシア陛下と面会してくれんか。
L488
じょ、女王様に面会〜!?
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どういう事でしょうか?
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例の《黒の尊力器》しゃが……
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あれは元々、リシャール大佐がどこからか入手したものらしい
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彼は〈黒の尊力器〉《ことを《ゴスベル》と呼んでおったよ。
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福音……いですか。
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ご大居な名前じゃねえか。
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どうやら〈己〉《い》は何者かによって情報部から持ち出されたらしい。
L496
恐らく、その持ち出した人間が小包でカシウス宛に送ったのじゃろう。
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しゃが、あの導カ停止事件によって所在が情報部に知られてしまった。
L498
あの黒装束一特務兵どもが中央工房を襲撃した真の理由はわしでも演算オーブメントでもない
L499
あれを回収するためだったのしゃ。
L500
なるほど……それで色々納得できました。
L501
リシャール大柏は、あれを使って王都で何かをしようとしておる。
L502
わしのカンが正しければ……非常にマズイことが起きるはずしゃ。
L503
その事を陛下に伝えて欲しくてな。
L504
非常にマズイこと:::あの導力停止現象ってやつ?
L505
おそらくそれを利用した……
L506
……すまん、これ以上はわしの口から言うわけにはいかん。
L507
とにかく、あの《ゴスペル》について陛下に直接伝えて欲しいのしゃ。
L508
逃亡するわしの代理として、
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はあ……。まったくもう。
L510
そんな風に言われたら断るに断れないしゃない
L511
僕たちでよければ引き受けさせてもらいます。
L512
すまんな、よろしく頼んだぞ。
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あの……
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しばらくのお別れだね。
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そ、そんなぁ。あやまる事なんてないよう。
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わたし、お姉ちゃんたちに助けられてばっかりいて……
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すごく仲良くしてくれて妹みたいに扱ってくれて
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ティータおしいちゃんのこと助けてくれてありがとう……
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ティータうくっ、それから……仲良くしてくれてありがとう……
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ティータ……?人とも……大好きだよ……
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あたしも大好きよ……
L522
君と一緒にいられて僕たちも嬉しかった……
L523
こちらこそありがとう。
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名残惜しいだろうがそのくらいにしておきな。
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涙なんざ、また会えた時に取っておきゃいいたろう?
L526
クス……もっ……:デリカシーが無いんだから……
L527
あんたともしばらくお別れね。
L528
色々あったけど、一緒に仕事してすっごく良い経験になったわ
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ありがとね、アガット先輩。
L530
そわわ……、気色悪い呼び方すんしゃねえ!
L531
あはは、照れてやんの♪
L532
さすがはオッサンの娘だぜ。
L533
ヨシュア、その跳ねっ返りが暴走しないように気をつけとけよ
L534
フンだ、よけーなお世話。
L535
ええ、任せてください。
L536
アガットさんも気をつけて、
L537
博士とティータのことどうかよろしくお願いします。
L538
おお、任せておきな。
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